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数百万の殺戮

noname#67881の回答

noname#67881
noname#67881
回答No.8

矛盾点その他がたくさんありすぎて、全部を指摘するのは面倒なので、一部にとどめますが・・・ こういった主張の場合、通常は議論が成り立ちません。その理由は、主張の前提となる仮定が論理的に成り立っていない、または複数の仮定が別々の基準に拠っているためです。 テクニカルな側面で言うと、議論を行うのでなく、相手の主張に対する質問を繰り返して疑問点を明らかにすることで主張の矛盾点を浮かび上がらせる手法が有効です。 日本語の特質として、主語、目的語、その他を省略することが多く、対象を互いに推定しながら会話が進んでしまいます。それゆえ、矛盾点が見えにくくなってしまいます。 すなわち、省略語を明らかにすることにより、矛盾が明らかになります。 【論理構造の側面】 >全ての生命の価値には差がないと考えた場合 ・誰にとっての価値か? ・どのような価値か?(生存のためか、生命現象は貴重という価値か、etc) ・その価値はどのような基準か? ・価値には差がないというのは人間が勝手に考えたことなのではないか? ・価値に差がある場合はどのような場合か? ・人間の価値<細菌の価値 はありえるのか? ・1人の人間と1個の細菌がいて、どちらか一方を殺さなければならない場合、人間を殺すという選択はありえるのか? まあ、ここらへんで相手の主張は破綻するでしょうが。 「全ての生命の価値には差がない」という主張は観念的(?)な主張で、暗黙のうちに人間の生存を前提としています。よって、「全ての生命の価値には差がない」を仮定して議論を進める場合、以降の議論で人間の殺戮を引き合いに出すことは、前提を覆すことになります。 >正当な理由 ・正当な理由とは誰にとってのか? ・誰が正当と判断するのか? ・正当というなら、正当でない場合もあるはず。正当でない場合はどういう場合か? etc 価値にしても正当にしても、長い歴史の上で人間社会が構築してきた概念です。このような概念の場合、主体はその社会に属す人間であり、必ず基準となるのはその社会が持つ規範であって、普遍的なものではありません。状況によって、いつでも変ってしまいます。 主張は、「正当」という言葉を使うことによって、結論はいつでも変りえるのですが、そのことが覆い隠されています。 このことは、一般論では見えにくくなるので、具体論に持っていくと露骨におかしさがあらわになります。 ・正当な理由とは、例えば?   >(国家の安全保障上の理由など) ・政権交替したら、正当な理由ではなくなるの? ・ジェノサイドの最中で安全保障の方針が変ったら、どうなるの? 論理構造はここらへんで。 【社会、生物的側面】 >殺戮 ・主張はともかく、人間の殺戮はそもそも許されるのか? 古代、現代に関わらず、すべての社会が人間が人間を殺すことを禁じていますが、これは、人間が生物であることに由来します。すなわち、本能に基づいており、絶対悪に近いものです。 生物は他の生物を殺しますが、ほとんどすべて、生存を目的としています(食料、なわばり)。生存を目的としない殺戮は、本能レベルで忌避します。 上の質問は、ある前提に基づく主張を、本能のレベルに引き摺り下ろして、前提のおかしさを問うものです。 なお、生存を目的とせず殺戮を行うのは人間だけみたいです(楽しみ、信仰)。これについては、問題が厄介でちょっと回答できないです。 >数百万の細菌を殺戮 ・モンダミンで数百万の細菌が死ぬことを、殺戮って言うの? ・あなたは、日々数百万の細菌を殺していることに罪悪感は感じないの? 殺戮と認識するのは、殺戮を実感できたときだけです。 殺戮の是非は、暗黙のうちに罪悪感が判断基準になっています。殺戮と認識できないものを、殺戮と言うことのおかしさを問う質問です。 以上、説明に抜けが多いのですが、書ききれないのでここら辺で止めます。

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