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分光光度について
ryumuの回答
- ryumu
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紫外可視吸収スペクトルは、主に化合物の二重結合に関与する電子のπ-π*遷移によります。ですから二重結合がない分子は、紫外可視領域に吸収を持ちません。二重結合の共役系分子(アミド結合やCH2=CH-CH=CH2など、共鳴構造が存在するもの)は、長い共役系であるほど長波長側に吸収を持ちます。 分光計は、簡単に言えば物質と光の相互作用を利用しているのですが、光(電磁波)が、電荷と相互作用するか、スピンと相互作用するかで分野が異なりますし、吸収波長も物によって異なるので、観測方法も異なってきます。 有機物質の定量とのことですが、アミノ酸や核酸でしょうかね? それなら完全に紫外吸収領域です(短い二重結合共役系のため)。 またアミノ酸のうち、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファンは側鎖も二重結合の共役系が存在するのでこれも吸収します。 カロチンなどは長い二重結合の共役系が存在するので、吸収波長も長くなり可視領域になります。
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