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文語体/口語体とは?

Parismadamの回答

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  • Parismadam
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回答No.5

はじめまして。 ご質問1: <文語体/口語体~分かりやすく言うとどういう言葉なんでしょう?> わかり易く言えば、「書き言葉」と「話し言葉」ということです。 1.「文語体」: (1)「文語」とは文章だけに綴る特別な言語です。 (2)「文語」は平安時代の文法を基礎として発達しています。従って、やや古語的なニュアンスを含んでいます。 (3)文語体とは、その文語で書かれた文章のスタイルのことです。 例: 「太郎さんは朝起きて、学校に行きました」 2.「口語体」: (1)「口語」とは口頭から発する言語です。つまり話し言葉のことです。 (2)「口語」は会話で使われる言葉そのものです。従って、時代に合わせて慣用は移り変わりを見せます。 (3)口語体とは、話し言葉風の文体のことです。 例: 「太郎なら朝起きて、学校に行ったよ」 3.両者の混合: (1)上記の2つの例文は、基本的にはそれぞれ文語体(書き言葉)、口語体(話し言葉)で使われる例です。 (2)とはいえ、必ずしもその例に当てはまらない場合もあります。 例: 1)目上の者に対して報告する場合なら、 「太郎さんは朝起きて、学校に行きました」 という丁寧語で伝えることもあります。 2)詩的な文章、会話調のくずれたスタイルの絵本のようなものなら 「太郎なら朝起きて、学校に行ったよ」 と書かれることもありえます。 (3)一例ですが、昭和天皇の終戦宣言である 「堪へ難きを堪へ、忍び難きを忍び~」 などは、本来は「文語体」の典礼語法に属しますが、このような話し方(口語)もないわけではないのです。 ちなみにこれを現代口語体にすると 「苦しいのをこらえて、つらいのを我慢し~」 となるところです。 ご質問2: <これが近代文学に与えた影響はどういうものがありますか?> ずばり、本が読み易くなった、ということです。 1.まず、漢字が少なくなります。 2.古語表現、固い言い回しが少なくなります。 3.日常会話で耳にする言葉なので、なじみやすく、わかり易くなります。 4.本を読むスピードがアップします。 5.その分より多くの本を読むことができ、多くの読者が増え、読者層の幅も広がります。 6.近代文学に限らず、特に公文書、学術書、翻訳書などでは、より簡潔で明快になり、解読や理解も深まります。 7.近代文学に限れば、作家が日常の主題を選び易くなったことにも影響を与え、読者も共感できる文学が数多く生まれたでしょう。 8.口語=「話し言葉」ですから、文学に「方言」「独特な言い回し」が使われることによって、方言なども地域限定の特殊語というより、馴染み深いものになっていきます。 などなど、いくらでもあります。 以上ご参考までに。

aokikouji
質問者

お礼

確かにそうなりますね。 言文一致運動の影響は大きかったんですね。

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