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電子、光子vs電子の衝突断面積

加速電子→軌道電子 の衝突断面積と、  光子 →軌道電子 の衝突断面積、 同じ軌道電子を励起する場合、一般にどちらが大きいのでしょうか?教えて下さい。

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  • mmky
  • ベストアンサー率28% (681/2420)
回答No.2

Yo-Na-Cさんの質問は難しすぎる質問なんだけど、アドバイスします。 つまり、光子と高速電子の違いに帰着する問題ですね。 考え方: まず光子ですが、運動量P=h/λp ですから、波長λpほどの空間にエネルギー 素片(h)があって原子核軌道電子にエネルギーを与えるのです. 原子核軌道電子も記述上は、Kh/λ ですね。 このときの λ=2πr×(1/α^2)=2π(r/α^2)=2πRa {hはプランク定数、rは静止電子の電子半径、αは微細構造定数、Raはボーア半径(原子核の半径)K:定数} 原子核電子は、光子と同じエネルギー分布状態にあります。だから光子のほうが励起確率は高いといえます。 高速電子は、静止状態で球形空間(半径2πrの球)にエネルギー素片(h)が分布しており、加速によりこのエネルギー分布が変化していきます。 (塊のコイルばねを伸ばしていく感じですね。) 高速電子も光の速度近くになれば光子と同じエネルギー分布(ドブロイ波) になりますが、それ以下では、エネルギー占有状態が波長ほどの空間では ないので励起確率は小さくなり、反射などがおこり格子雑音に変換されますね。 ということで、:mmky:のアドバイスは、ずばり、 「光子のほうが、同じ軌道電子を励起する確率は高い。」です。 参考になるかな?

Yo-Na-C
質問者

お礼

mmkyさん、アドバイスありがとうございます。光子と高速電子とでは(高速電子の速度にも依存しますが)エネルギーの空間的な密度が異なる、ということなのですね。 大変参考になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • creol
  • ベストアンサー率25% (43/169)
回答No.1

勉強中なんで、ズバッと答えがわからないんですが、 衝突断面積(collision cross section)は、電子ー電子、 電子ーイオン、イオンーイオンだけのような気がします。 光子→軌道電子で、軌道電子を励起する場合、 逆制動放射の式であらわせるのではないでしょうか。 つまり、最終的に考えているのが、電子、光子が軌道電子を励起する場合、 どっちの方が励起できるか、どちらの方がエネルギーを与えるかという質問と と同じかと。 どの原子番号と場の温度などによって変わると思います。 ん~、誰か詳しい人、お願いします。 全然ダメですね、すみません。

Yo-Na-C
質問者

補足

creolさん、さっそくのご回答ありがとうございます。 用語の使い方が正しくなかったかも知れません。私が知りたいのは、ある原子の同じ電子軌道の電子を励起するのに、励起源として光子を用いるのと、高速電子を用いるのとで、一般にどちらが遷移確率が高いのでしょうか? ということです。 (1 photonあたり、1 electronあたりに換算して) 引き続きご回答・アドバイスよろしくお願いいたします。

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