• ベストアンサー

ドイツとコンピューター産業

ドイツは、先進工業国で、職人の国で、武器・兵器輸出額世界第六位で、航空産業屋バイオや薬学なども優れているのに、なぜかドイツのコンピューター産業・ITや優れたプログラマーとかは全く聞かないですが、なぜ?

noname#60222
noname#60222
  • 経済
  • 回答数2
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • omeger
  • ベストアンサー率66% (204/306)
回答No.2

ドイツに世界的なコンピュータ企業がないというわけではないのですが、 ただ、企業向けで消費者に分かりにくい面があるかもしれません。 ・シーメンス (多くの分野を持つ巨大多国籍企業) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B9 ・インフィニオン (半導体世界大手) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%82%BA ・キマンダ (DRAM(メモリ)世界大手) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%80 ・シルトロニック (シリコンウェハー世界大手) ・SAP AG (ビジネスアプリケーション世界大手) http://ja.wikipedia.org/wiki/SAP_AG ・SUSE (Linuxディストリビューター世界大手) http://ja.wikipedia.org/wiki/SUSE 規模で言うと、周りのフランスやイギリス、イタリアと 比べて少ないわけではないと思いますが、 アメリカや日本、韓国、台湾、北欧の方が 存在感が目立つかもしれません。 ドイツの商品輸出は総額では世界一ですが、 IT系では世界一とまではいきません。 新しい産業は、元々から産業集積のある所に出来るという面もあるかと思います。 アメリカのシリコンバレーは世界中のコンピュータ科学者・技術者を集め、 太平洋を横断して日本や東アジアとネットワークを作っています。 アメリカではCPUやソフトウェア、最先端の研究開発を行い、 日本では製造機器や重要部品、半導体、高付加価値素材などを作って、 韓国や台湾、東南アジアでは半導体や液晶、パーツなどを作って、 中国で汎用品作って、最終製品組み立ててまとめて世界に売り出す、 ・・・といったような国際分業の構造があります。 こういった産業内貿易の流れはヨーロッパを素通りしてしまうため、 欧州には立地上のデメリットがあります。 逆に航空産業やバイオ・製薬で見れば、日本や東アジアは ドイツやフランスほど盛んではないでしょうが。 ドイツで開発されたものとしては、たとえば、 MP3の圧縮アルゴリズムはドイツのフラウンホーファー研究所で開発されたそうです。 ・フラウンホーファー協会 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E5%8D%94%E4%BC%9A 2007年のノーベル物理学賞は、ハードディスクの重要な技術となった 巨大磁気抵抗効果(GMR)のフランスとドイツの2学者に与えられています。 http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2295772/2226137 その他、Linuxな話題であれば、 ドイツはUNIX/Linuxのデスクトップ環境、KDEの開発拠点となっています。 ・KDE http://ja.wikipedia.org/wiki/KDE CD/DVDから起動できるLinux、KNOPPIXもドイツ原産です。 ・KNOPPIX http://ja.wikipedia.org/wiki/KNOPPIX ■情報通信技術関連財の輸出額(2005)(UNCTADより) 1 中国 2351.67億ドル 2 アメリカ 1549.17億ドル 3 日本 1214.74億ドル 4 香港 1182.37億ドル* 5 シンガポール 1065.76億ドル* 6 ドイツ 991.27億ドル 7 韓国 871.63億ドル 8 台湾 665.06億ドル 9 オランダ 647.48億ドル 10 マレーシア 644.72億ドル 11 イギリス 597.55億ドル 12 メキシコ 438.70億ドル 13 フランス 331.87億ドル 14 タイ 261.69億ドル 15 アイルランド 249.31億ドル (香港とシンガポールは再輸出が多い) ■情報通信技術活用サービスの輸出額(2005)(UNCTADより) 1 アメリカ 1846.91億ドル 2 イギリス 1328.48億ドル 3 ドイツ 738.36億ドル 4 日本 524.69億ドル 5 アイルランド 465.74億ドル 6 オランダ 426.83億ドル 7 フランス 420.32億ドル 8 インド 416.59億ドル 9 イタリア 356.39億ドル 10 ルクセンブルク 341.83億ドル 11 香港 327.76億ドル 12 カナダ 288.57億ドル 13 スイス 287.39億ドル 14 ベルギー 280.98億ドル 15 スペイン 280.16億ドル

noname#60222
質問者

お礼

かなり詳しいご解説ありがとうございました。 ドイツには、どうも重厚長大のイメージが強くありますね。 まあ、武器平気や航空機などには、コンピューターは必要不可欠ですし、言われてみればそうでしょうね。

その他の回答 (1)

  • tryouts
  • ベストアンサー率31% (126/404)
回答No.1

ERP分野で世界トップのSAPがありますよ。 この分野では日本国内のシェアでもSAPがトップです。

関連するQ&A

  • ドイツのチョコレート産業について

    ドイツはチョコレート輸出量世界一ですが、そんなにドイツのチョコって有名でしたっけ? どうしてドイツのチョコ産業は、ドイツのチョコ文化は発達しているのですか? スイスならミルクがあった(自分の国に牛がいた)からだとわかるのですが…。ドイツには何があったの?

  • 戦後の日本の軍需産業について

    戦後の日本の軍需産業について教えてください。たとえば、自衛隊で使っている武器の内、何割が、どんな兵器が日本で造られているのでしょうか。また、今のところは、武器の輸出は本当にないのでしょうか。根拠となる文献等も教えてください。

  • 第二次大戦でのドイツと中国との関係

    3年前に読んだある雑誌の抜書きですが、ずっと気にかかっています。 中国を支援していたドイツ。日本が支那軍(原文のまま)から分捕ったピストルから戦車までほとんどすべてドイツ製。上海事変ではドイツの最新兵器に苦しめられる。日本はいったい何を見ていたのか疑問。 そこで教えて頂きたいのですが、 1. ドイツは日中戦争をどのように見ていたのでしょうか。 2. 当時、ドイツは中国に武器を輸出していたのでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 武器輸出三原則について。

    「政治」のカテゴリーで質問したのですが、回答が無かったので、こちらのカテゴリーで再度質問しました。「近現代史」に入るでしょうか? 最近、俄かに武器輸出三原則に関しての話題が持ち上がって来たので興味を持ちました。 以下の質問に関して、教えて下さい。 (1) 戦後、日本は武器を海外に輸出していたか。(部品ではなく、殺傷能力のある兵器として。) (2) 武器輸出三原則が決定される以前の、武器輸出に関する意識(意欲)。(共産圏以外の国に対する武器輸出に関して) (3) 武器輸出三原則制定の経緯。   (対共産圏輸出規制、紛争当事者への輸出の規制等の他に理由があったか。 例えば、倫理的な理由等。) (4) 武器輸出三原則制定時の、日本の軍需産業の抵抗はなかったのか? (5) 現在、武器輸出国である、イタリア、ドイツとの違い。(イタリア、ドイツと日本の違い。) (6) 世界的な武器の商取引の動向に関しての見解。(地雷や、小銃に関しては、規制され始めているが、その他武器に関しても今後、規制されるのか。) 一応、ネットで調べたのですが、分かりませんでしたので、質問させて頂きました。 上記の事に関して、ご存知の方は、部分的でもいいので、お答え頂けると幸いです。 よろしくお願い致します。

  • 国の産業の競争力を決める原因

    農林水産業などのように地理的条件が大きく影響する分野は別にして、それ以外の産業の競争力は国ごとにかなり差があります。 日本では国際競争力が強い産業は自動車&部品、ロボット、工作機械、環境保護&省資源、化学、飲食品、小売などです。1980年代に栄華を誇ったIC産業も高付加価値のMPU、DSP、ASICはアメリカ企業に、DRAMやフラッシュ・メモリは韓国や台湾の企業に比較優位を奪われて、生き残りが困難になっている。生活用電気製品は国内市場は慣習で日本メーカーのシェアが優位だが、国際的には開発途上工業国にシェアを奪われている。自動車の優位も動力源がガソリンを燃焼させるエンジンから電気に代わったら今の優位を維持できる保証はない。 アメリカでは国際競争力が強い産業はIT、IC、通信機器、バイオテクノロジー、医薬品、化学、航空宇宙&軍事、鉱物資源、飲食品、小売などです。かつてはアメリカの製造業の基幹産業であり象徴的存在だった自動車&部品も、今の経営規模では存続が困難になっている。 EUでは国際競争力が強い産業は自動車&部品、通信機器、医薬品、化学、環境保護&省資源、航空宇宙&軍事、鉱物資源、飲食品などです。 政府が特定の産業を国際競争力が強い産業にしようとして、育成政策を行った結果として国際競争力が強くなった産業(例えば、日本の昔の自動車やICや生活用電気製品、アメリカの航空宇宙&軍事、アメリカの昔のITやバイオ、日本やEUの環境保護&省資源など。)、政府が特に育成政策をしたわけではないが結果的に国際競争力が強くなった産業(アメリカの昔の自動車、アメリカの今のITやバイオ、アメリカや日本の飲食品や小売、日本のロボットや工作機械など。)、政府が育成政策を行ったが国際競争力が強くなれなかった産業(日本のITや通信機器や鉱物資源、中国の環境保護や省資源など。)など、千差万別です。 このような産業の国際競争力の国による違いをもたらす原因として、政府の産業育成政策以外に何が影響しているのでしょうか。国の文化、宗教、国民性、教育制度などの違いが考えられますが、何が原因(一つではなく複数の原因が重なっている可能性もある)なんでしょうか。

  • 経済産業省が公開している武器作ってる企業リスト

    経済産業省が公開している以下の外国ユーザーリスト(危ない国の危ない企業リスト)に米国をはじめとした先進国の企業が含まれていないのはなぜですか? 米国なんてめっちゃ武器作ってる企業ありますよね? 正義のための武力だからですか? <経済産業省が作ってらっしゃる外国ユーザーリスト> http://www.meti.go.jp/policy/anpo/law_document/tutatu/140917kaisei/rist-tokekomashi.pdf

  • アメリカなどのヘルスケア産業について。

    1992~2000年 黄金のアメリカの時代といわれた時がありました。 その時代 よく伸びたのが IT それから金融 そしてヘルスケアだといわれています。  日米とも高齢化 の時代を向かえ健康には気をつけるようになりました。 わが国の一番の問題は加速度的に増え続ける高齢者です。  今世間をにぎわしている年金問題も、高齢化が起因です。運用下手も。  さて、わが国の産業構造はアメリカの20年後を後追いするといわれます。 アメリカで流行したものはやがて長い年月を経てこの国で、主流となるわけです。  わが国のヘルスケア産業は公共の力が強く 民間の取り組みは まだまだ未発達です。  アメリカ&ヨーロッパなどの先進 ヘルスケア産業について調べたいと思います。  そこで、この分野についてご存知のことについて教えていただければ幸いです。  また、情報も入手したいと思いますので、著書&WEB についても紹介 お願いします。

  • 田母神俊雄さんが、著書の中で

    田母神俊雄さんが、著書の中で、日本が独自に軍事兵器を開発して海外に輸出すれば、その国は日本とは戦争がしにくくなるので、結果として日本は平和になると言っていますが もし日本製の武器や兵器を購入している国が他の国と戦争になれば、その相手国は自分達の戦争相手の兵器や武器を開発している日本を潰してしまえということで日本に軍事行動を起こす可能性もあるので、決して軍事開発が平和に繋がるとは思えないのですが、どう思いますか?

  • 現在日本は、何年遅れ、何年進んでいるのか

    映画「風立ちぬ」の中で、しきりに「日本の工業技術は欧米より20年遅れている」というのが頻出していましたが、それでは、現在日本の各分野は先進国(アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・ロシア・オーストラリア・カナダそして中国・韓国)に比べどのくらいの位置にあるのでしょうか? コンピュータ・ハード コンピュータ・ソフト 通信・インターネット環境 原子力 自然エネルギー 海底資源発掘 自動車・オートバイ 航空機 鉄道 造船 宇宙ロケット技術 軍事兵器(小火器系) 軍事兵器(ハイテク大型兵器) 諜報活動 ジャーナリズム 民主主義 金融 警察組織 学校教育 医療 少子化対策 などで教えてください。

  • 平和国家とは何?

    新聞で武器輸出がどうとかで、日本の平和国家の放棄とか書いていましたが、平和国家とは何でしょうかと疑問に思いましたので質問します。 主に、3点質問があります。 質問1 あなたにとって、平和国家の定義は何? 質問2 国際政治上の、平和国家の定義は何? 質問3 何故、武器輸出をすれば平和国家の放棄となるのか? (質問3の説明) 日本は武器輸出を一部開始しただけで、平和国家の放棄という論調を一部の新聞で書かれる。 韓国が批判するのは理解できる。 彼らは、既に武器を輸出している。 韓国に限らず、既に武器輸出をしている国は、何かと理由をつけて、日本の武器輸出参入を阻止する思惑は理解できる。 しかし、日本のリベラル層が日本の武器輸出に対し「平和国家日本の懸念」と言う論調には理解できない。 ノーベル平和賞の国のスエーデンは、国民1人当たりの武器輸出量でイスラエルとロシアに次ぐ世界第3位である。 確かに、国際法で禁止されている武器の輸出や、輸出を許されている武器でもテロ支援国に輸出する事は平和を乱す行為と言えるだろう。 しかし、善良な国に輸出する分には、武器輸出が平和を乱すとはいえない。 その証拠に、日本は世界中から最新鋭の武器や兵器を輸入しているが、日本は善良な国のため、その武器によって平和が乱される事例は起きていない。その武器を日本がテロ組織に転売する事例も、その武器を悪用して日本国内でクーデターが起こった事例も一切ない。 スエーデンが武器輸出を批判される理由は、サウジアラビアやパキスタンなどに輸出しているためである。それ自体はテロ支援国ではないので問題ないと言える。しかし、一部のヨーロッパ人にとってその国はイスラム国という敵であり、人権問題を抱える国であるため、彼らにとって、「非善良的な国の輸出」に対しての批判であり、武器輸出そのものの批判ではない。 つまり、武器輸出は、どこにどの武器を輸出して良いか、または、させてはならないかが重要で、「武器輸出=平和国家の放棄」というロジックが理解できないので、説明して頂きたく思います。