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有意差が無いことを証明(危険率の設定)
stomachmanの回答
- stomachman
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「危険率」「有意差」という言葉を一人歩きさせちゃいけません。「危険率1%で有意差が認められない」という表現自体が詭弁すれすれです。うっかりすると「『差がない』という結論が誤っている危険性は1%しかない」と解釈しかねませんから。(「危険率」と言うより「有意水準」の方が、こういう誤解がまだ防げます。) 実のところ、「危険率5%で有意差が認められ、危険率1%で有意差が認められない」というのは、ご承知の通り、「『ホントは差がないのにまぐれでこれだけの差が出てしまった』ということが、1000回実験したうち10回以上50回以下程度なら起こるだろう」というだけの意味です。(「イワシの頭は耐震強度向上の決め手だ!苦節ン十年、幾度となく実験を繰り返し、ついに危険率5%で有意差ありという結果を得た」なんてのがまさしくまぐれ。有意差が出なかった実験をなかったことにする、これは初心者ならずともやってしまう誤謬です。と、閑話休題) 「有意差」という言い方をするのは検定であって、その場合、P=0.05とか0.01とか0.001とか、ともかく有意水準を予め決めておくのが真っ当な検定です。 しかしながら、「(実際には差がないのに)実験でたまたま偶然これほどの差が出るということは僅か3%の確率でしか起こらない。差があると言ってまず間違いないでしょう。」という言い方でなら、数値を出してもおかしくない。で、ご質問の場合は、「(実際には差がないのに)実験でたまたま偶然これっぽっちの差が現れるということだって、なんと3%もの確率で起こる。差があるとはとても断言できないでしょう。」と仰るしかないでしょうね。 言いたい事は正反対でも、言ってる内容は全く同じである。こうなると、聞いた人がどういう印象を受けるか、という修辞法だけの問題でしょう。
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お礼
私の意図を汲んで頂いた回答ありがとうございます。 お礼が遅れまして大変申し訳ありませんでした。 2つの結果において、差が無いことの証明は無理ということは理解できました。あるがとうございました。