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周期表の中での電子配置の順について

connykellyの回答

回答No.2

>どうして先に↑プラスなのでしょうか。なぜ「↓マイナス」ではないのでしょうか ↑プラス(上向きスピン)、↓マイナス(下向きスピン)をどうして区別できるでしょうか。観測者が逆立ちするとプラスがマイナスに見えたりして。。。そんなことはないですよね。それは説明上の方便で、実際はdoc_sundayさんがお答えになっている通りと思います。 >スピンが平衡になるとクーロン反発力が弱くなるというのはなぜでしょうか。 これも既に回答されていますが、少し補足をしますとパウリの排他原理というのをご存知ですね。「1つの原子軌道には、スピンが上向きと下向きの電子が1個ずつで、計2個までしか存在することができない」というものですね。今、2つの電子があるとするとスピンが互いに逆向きの電子は同じ軌道に入れ、この結果空間的には近い距離に存在することが出来ますのでクーロン反発力は強くなります。一方、同じスピン方向の電子はパウリの排他原理により異なる軌道にしか入れないので比較的離れた位置で存在することになり、クーロン反発力は弱まるということだと思います。

dekasuke2
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >↑プラス(上向きスピン)、↓マイナス(下向きスピン)をどうして区別できるでしょうか。 そうですよね。ちょっと直感的には理解しがたいですよね。。。 まぁそこは割り切って考えます! >一方、同じスピン方向の電子はパウリの排他原理により異なる軌道にしか入れないので比較的離れた位置で存在することになり、クーロン反発力は弱まるということだと思います。 なるほど、つまり 電子が入るときには、別に上向き・下向きがそろってるとかは関係ないけれど、電子(フェルミオン)の性質、クーロン力の反発を考えると、電子は少しでも離れたほうが安定するので、結果的に同じ向きのスピンを持った電子が別々の軌道に入っていく確率が高くなる。ということなんですかね。。 う~ん、パウリは難しいです。

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