• ベストアンサー

相加・相乗平均は最小値を示すのでしょうか?

相加相乗平均の証明なのですが、高等学校の教科書には a>=0, b>=0の時、(a+b)^2>=(2√ab)^2で 左辺-右辺=a^2+2ab+b^2-4ab=a^2-2ab+b^2=(a-b)^2>=0 と証明が書かれています。等号が成り立つのはa=bとなっています。 でも、相加相乗平均が最小値になるとはいえないと思うんですよ。 例えば (a+b)^2>=(√2ab)^2とします。 左辺-右辺=a^2+2ab+b^2-2ab=a^2+b^2>=0となり a+b>=√2abということも言えます。等号条件はa=b=0となります 。2√ab>√2abですから相加相乗平均が最小値には思えません。 しかし、2^X+2^(-X)の最小値を求めようとした時。相加相乗平均では2以上になりますが、先ほどの方法では√2以上になります。 ただし、2^Xも2^(-X)も0にはなりませんし、等号条件も成り立ちませんので先ほどの方法では間違っていると思えるのですが、根拠がわかりません。分かる方がいたら是非教えてください。

noname#66229
noname#66229

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • hiro1122
  • ベストアンサー率38% (47/122)
回答No.3

いい質問ですね。この質問できっとあなたの実力が上がるでしょう。 a+b>=2√ab のような 相加相乗平均の関係式の右辺が左辺の最小値を与えるのは、等号成立条件を満たすa,bの値が存在するときのみに限られます。このことは当然理解していただけると思います。(等号が成立しなければ、右辺が左辺の最小値になるはずがありません) さて、この右辺が最小値になるとは思えないという理由に (a+b)^2>=(√2ab)^2 という不等式を挙げていらっしゃいますが、この式の等号成立条件はおっしゃるとおりa=b=0ですから、これが成り立つようなときは右辺が左辺の最小値を与えることになります。ここまでは理解されていると思います。次に2√ab>√2abですからとおっしゃっているところに間違いが存在します。なぜなら2√ab=√2abとなることがあるからです。これはa=b=0のときに成立します。つまり、a=b=0のときは (a+b)^2=(2√ab)^2=(√2ab)^2=0 となるので、質問者様の反論は成立していないのです。 2^X+2^(-X)の最小値に関しては相加相乗平均の等号成立条件は2^X=2^(-X)であり、これを解くとX=0であって、最小値は2と分かります。一方、「さきほどの方法」つまり質問者様の反論に使われた式は等号成立条件を満たすXの値が存在しませんから、右辺の値は左辺の最小値を与えることはできないのです。

noname#66229
質問者

お礼

おっしゃる通りだと思います。a,bが任意の値を示す時にはa+b>=2√abが妥当で、a=b=0の時はa+b>=√(2ab)になりますが2√ab=√2ab=0になってしまってa+b>=2√abが正しいということですよね。分かりました。

その他の回答 (5)

  • Meowth
  • ベストアンサー率35% (130/362)
回答No.6

他に範囲の求め方もたくさんあるが、 相加相乗平均を使って2^x+2^(-x)>=2 としたときの右辺は定数 かつ定数になるxが存在する したがって 最小値 ということ。 右辺が定数でなかったら(関数) 関数の値を特定の点(a,b)で比較しているだけ 最小値とは関係ない。 [相加相乗平均を使って最小値を求めるときは 右辺が定数になることが重要]

  • Meowth
  • ベストアンサー率35% (130/362)
回答No.5

高等学校の教科書には a>=0, b>=0の時、(a+b)^2>=(2√ab)^2で 左辺-右辺=a^2+2ab+b^2-4ab=a^2-2ab+b^2=(a-b)^2>=0 と証明が書かれています。等号が成り立つのはa=bとなっています。 のどこにも最小値なんて言葉はでてきませんよ。 最小値がでてくるのは 次の行 でも、相加相乗平均が最小値になるとはいえないと思うんですよ。 からです。 たんなる勘違いでしょう

noname#66229
質問者

補足

おっしゃる内容はよく理解できました。でも、「2^x+2^(-x)の範囲を求めなさい。」という問題なのですが、相加相乗平均を使って2^x+2^(-x)>=2ってことしか思い浮かばないんですよね。ですから、「相加相乗平均によって最小の値になるの??」と思って質問したのです。 他に範囲の求め方があれば教えていただきたいのですが? ちなみに学校が業者に頼んで作ってもらった問題集なので、業者が問題を間違えて作ったってこともありえるかも。

  • kesexyoki
  • ベストアンサー率42% (41/96)
回答No.4

最小値って、何の最小値ですか? 相加相乗平均は単に2つの平均の求め方である「相加平均」と「相乗平均」の大小を示したものです。 最小値を求める時に度々使うのは事実ですが、相加相乗平均が何かの最小値を表しているわけではありません。 「2√ab>√2ab」が成り立つことと相加平均相乗平均の概念、あまり関係ないでしょう。 というのも、「2^X+2^(-X)の最小値を求めようとした時、相加相乗平均では2以上になりますが、先ほどの方法では√2以上になります。 」というあなたの論証ですが、前者は「>=2√ab」ですが後者は「>√2ab」です。つまり、前者からは2^x+2^(-x)の最小値として2がとれることはわかりますが、後者からは「√2より大きい」ということにしかならず、最小値は求められません。そのような数を求めても最小値を求める際に意味はありませんよね? あくまで、最小値を求める問題で、都合よく「相加平均相乗平均の性質」を適用できる際《つまり計算途中に(a+b)の形が表れa=>0,b>=0のとき》にそれを用いればいいのであって、そうでなければ別の方法で最小値を求めてください。その際にあなたの「例えば」以下のような発想が大切になってくると思いますよ。 以上、拙い文章でしたがお分かりいただけたでしょうか?

noname#66229
質問者

お礼

おっしゃる内容はよく理解できました。でも、「2^x+2^(-x)の範囲を求めなさい。」という問題なのですが、相加相乗平均を使って2^x+2^(-x)>=2ってことしか思い浮かばないんですよね。ですから、「相加相乗平均によって最小の値になるの??」と思って質問したのです。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

内容がよくわからないのですが, 単純に「a+b の最小値として 2√(ab) を使うのが妥当か」という質問でしょうか? 確かに任意の a, b ≧ 0 に対して a+b ≧ √(2ab) ですが, a = b = 0 のとき以外は √(2ab) という値はとりませんよね. つまり a+b = 0 という自明な場合を除いて √(2ab) を「最小値」とするのは正しくありません.

noname#66229
質問者

お礼

おっしゃるとおりの質問内容です。つまり等号条件が任意の値で成り立たないものっていうのは「最小値」として妥当ではないということですね。

  • take_5
  • ベストアンサー率30% (149/488)
回答No.1

>例えば (a+b)^2>=(√2ab)^2とします。 意味が判り難いが、この式は相加平均・相乗平均とは無関係。 2項の相加平均・相乗平均とは、a>0、b>0の時、a+b≧2√(ab)。但し、等号成立は a=bの時。 >2^X+2^(-X)の最小値を求めようとした時 2^X=aとすると、a>0より 2^(-X)=1/aであるから、相加平均・相乗平均より a+1/a≧2 等号はa=1/aつまりa=1の時。

noname#66229
質問者

お礼

問題の解き方としてはこのようにして解けばいいんですよね。

関連するQ&A

  • 相加平均・相乗平均の問題

    こんばんは~。相加平均相乗平均の問題です。 a>0、b>0のとき、次の不等式を証明せよ。 また、等号が成り立つ場合を調べよ。 a+2/a ≧ 2√2 この問題の左辺≧右辺という証明まではできたんですが、 等号が成り立つ場合の証明ができませんでした。 参考書には a=2/aより √2となる。 と書いてありました。 この問題は不等号を等号に変えるだけで解けるはずなのに、 つまりa+2/a = 2√2と等号に変えるだけでいいはずです。 でも、参考書の説明はいきなりa=2/aとなっているのですが、 これはどういうことなのでしょうか?

  • 相加相乗平均等号成立について

     相加相乗平均で(a+b)/2≧√(ab)で、等号成立がa=bではないような時の条件はどのようなときですか? たとえば  a=√{2(s+1)^2+9}  b=√{(2s^2+1} の時、a+bが、最小になるときのsを求めると、 s=-1/4の時最小で、a+b=3√2 一方、相加相乗平均を使ってa=bの時、即ちs=-5/2となり、a+b=3√6となり最小ではありません・・・。      

  • 相加平均、相乗平均

    a,bがa>0,b>0,(1/a)+(1/b)=1を満たすとき、{(a^2)+1}*{(b^2)+1}の最小値を求めよ。 また、そのときのa,bの値を求める問題で (1/a)+(1/b)=1 a+b=ab …(1) {(a^2)+1}*{(b^2)+1} ={(ab)^2}+{(a+b)^2}-2ab+1 …(1)を代入して 2{(ab)^2}-2ab+1 ab=xとおくと 2(x-(1/2)^2 +(1/2) Xにabを代入して 2(ab-(1/2))^2 +1/2 最小値を求めるから 相加平均、相乗平均が使えそうな感じがします。 a+b≧2√ab より 1/a+1/b≧2√(1/a)(1/b) ab≧4 になりました。 ここまでわかりました。 等号成立は a=b なので代入して 1/a=1/b このあとどのように考えるかわかりません。

  • 相加平均≧相乗平均が通じない場合・・・

    相加平均≧相乗平均が通じない場合があったと思うのですが忘れてしまいました。 たしか、相乗平均が定数にならない場合だったと思うのですが、 でもって、左辺のグラフと右辺のグラフを書いてみると、 左辺=右辺の場合(グラフが接しているとき)の変数(仮にxとします)の値と、 左辺が最小値をとるときのxの値が異なる・・・と記憶しているのですが、 具体例を忘れてしまいました。 どなたか,具体例と解説をお願いできないでしょうか?

  • 相加相乗平均について

    今学校で相加相乗について習っているのですが 3文字の相加相乗で x+y+z≧3(xyz)^(1/3)となるのは解るのですが x+y+zをまず x+yで相加相乗を使い、2(xy)^(1/2)とし、 さらに2(xy)^(1/2)とzでもう一回相加相乗をつかって 2( 2(xy)^(1/2)*z )^(1/2) とするのは間違いなのでしょうか? x+y+z≧3(xyz)^(1/3)では等号はx=y=z x+y+z≧2( 2(xy)^(1/2)*z )^(1/2)では等号はx=y=2zとなってしまいます。 授業では4文字の相加相乗平均a+b+c+dをa+b c+dと分け 2文字の相加相乗を三回使い証明していましたが三文字の場合では違うのでしょうか 自分でいろいろ考えたのですが、よく解りません。 どなたかわかる方宜しくお願いします。

  • 相加・相乗平均の問題

    相加・相乗平均の問題 √ab ≧ 2/(1/a + 1/b) を相加・相乗平均を使ってどうやって証明するのですか??

  • 相加・相乗平均の式について

    相加・相乗平均の式を使って x>0のとき、x+9/xの最小値を求める方法がわかりません。 式はa+b≧2√(ab)を使うのですが、 使い方がよくわかりません。 お願いします

  • 相加平均、相乗平均を使う問題。。

    両端が放物線y=x^2の上にある線分ABの中点をPとする。 点A、Bのx座標をそれぞれ、a,bとし、Pの座標を(p,q)とする。 (1)~(3)は問題のみ書きます。 (1)pおよびqを、aとbを用いて表せ。 (2)積abを、pとqを用いて表せ。 (3)線分ABの長さが4であるときqをpの式で表せ (4)線分ABが長さを4に保って動くとき、qの最小値と、そのときのpの値を求めよ。 という相加平均・相乗平均の関係を使って答えを出す 問題なんですが、どうして、この関係を使って解くか いまいちわかりません。教えてください!! (4)のことです。 ちなみに答えは、 p^2+1/4>0であるから、相加・相乗平均の関係を用いて、 q=1/(p^2+1/4) +p^2+1/4-1/4 ≧2-1/4 =7/4 等号成立は、p^2+1/4=1つまりp=±√3/2のときである。 したがって、qの最小値は 7/4(p=±√3/2のとき) です。よろしくお願いします。

  • 相加・相乗平均を使う不等式

    相加相乗平均を使う不等式の問題で分からないものがあります。 a,b,c,dは全て正の数として *(a+2/b)(2b+1/a)≧9 を証明する問題では、左辺を展開した後に相加相乗平均を使って証明をしてますよね。 ですが *(a+2b)(2c+d)≧8√abcd のときには a+2b≧2√2ab 2c+d≧2√2cd を証明して二つをかけ合わせますよね? このとき方の違いはどうしてでしょうか? 上の問題の方では、下のようなとき方をしてはいけないと習った気がするのですが・・・・

  • 相加相乗平均

    相加相乗平均で求めた最小値と、実際の最小値が異なる場合(等号が成立しない)例を教えてください。