• ベストアンサー

極座標について

2次元極座標の計算で(ラプラシアン計算するときにでてきました)、 ∂θ/∂x = - cosθ/r となりますが、なぜ逆関数の微分を使って ∂θ/∂x = (∂x/∂θ)^-1 = - 1/r cosθ としたらいけないのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • info22
  • ベストアンサー率55% (2225/4034)
回答No.4

#2,#3です。 A#3の補足質問の回答です。 >一変数(一価関数)での逆関数の微分の関係は、偏微分などで一価関数の関係が崩れると成り立たなくなるんですね。 偏微分では、独立変数が2変数以上あるため、1変数の一価関数のように逆関数自体の定義が(特別な場合を除いて)できないということですね。 逆関数が定義できなければ、逆関数の微分も定義できないわけですから、 「逆関数の微分の関係」を考えてもナンセンスという事ですね。 偏微分とその逆数(逆関数)の偏微分を形式上計算して、その意味があるとすれば、偏微分と逆関数の偏微分で使われる微分変数以外の全ての変数が固定、つまり定数として扱う事が前提になります。 実際、そういうことが不可能で、前提条件が成立しない事から、 「偏微分とその逆数(逆関数)の偏微分を形式上計算」して、その式間の関係式を作る事自体不可能という事ですね。

cosecantt
質問者

お礼

ありがとうございます。 なるほど、良く分かりました。 一言で言ってみれば、偏微分では逆関数になってないから逆数(逆関数)の関係が成り立っていないんですね。 こう言ってみると、ものすごく当然のことのように思えました^^;

その他の回答 (3)

  • info22
  • ベストアンサー率55% (2225/4034)
回答No.3

#2です。 > dy/dx = (dx/dy)^-1 > が成り立つということで、間違いはないと思うのですがいかがでしょうか。 dy/dx = (dx/dy)^(-1) の関係は xとyは一価関数の関係にあるか、または、一価関数の関係の変数領域に限定し、不連続点が存在しない場合に成立します。 y=f(x)に対してx=g(y)が存在するか、存在する領域で f(g(y))=y,g(f(x))=x が存在すれば dy/dx = (dx/dy)^(-1) が成立するという事です。 しかし、2変数関数や座標系の異なる変数間では、1変数関数のような逆関数が存在しなく、相互の変換関係は一次変換で逆関数の関係とはいえません。つまり、微係数を考える場合、座標系の変換式は一種の独立変数が2つある2変数関数なので、微係数が偏微分となって、その偏微分では、一方の変数を変化させ、他方を固定しますので、 ∂θ/∂x=∂θ(x,y)/∂x|(y=固定) ∂x/∂θ=∂x(r,θ)/∂θ|(r=固定) では 固定する変数と変化する変数が同じにならないこと、 ∂θ/∂xを考える場合は yを固定しxを変化させる事は、r=(x^2+y^2)^(1/2)が変化する事を意味し、rが固定されません。 つまり、rが固定できませんので、∂x/∂θが定義できません。 逆に∂x/∂θを考える場合は rを固定しθを変化させる事は、y=r sinθが変化することを意味し、yが固定されず、yが固定できませんので∂θ/∂xが定義できません。 つまり、 ∂x/∂θと∂θ/∂xは同時に定義できないため ∂θ/∂x と (∂x/∂θ)が等式関係で書けない、つまり ∂θ/∂x = (∂x/∂θ)^-1 が成立しないという事ですね。

cosecantt
質問者

お礼

さらに詳しいご説明ありがとうございました。 一変数(一価関数)での逆関数の微分の関係は、偏微分などで一価関数の関係が崩れると成り立たなくなるんですね。

  • info22
  • ベストアンサー率55% (2225/4034)
回答No.2

>∂θ/∂x = - cosθ/r は間違いですね。 >なぜ逆関数の微分を使って >(∂x/∂θ)^-1 逆関数でなく逆数の間違いです。 偏微分では >∂θ/∂x = (∂x/∂θ)^-1 は成立しませんので等号で結べません。 何重にも間違いを犯して見えますね。 少し説明しておきます。 極座標(r,θ)と直交座標(x,y)の関係は x=r cosθ y=r sinθ 逆に解けば r=√(x^2+y^2) θ=arctan(y/x) u=y/xとおくと ∂θ/∂x=d{arctan(u)}/du*∂(y/x)/∂x ={1/(1+u^2)}*(-y/x^2) =-y/(x^2+y^2)=-r sinθ/r^2=-sinθ/r です。[最初の式はこの式になります] さておき、 ∂θ/∂x を考える時は y=定数として扱います。…(A) 一方 ∂x/∂θを考える時は x=x(r,θ)=r cosθで rを定数として扱います。 この時 y=r sinθはθの関数となっています。…(B) お分かりですか? ∂θ/∂x=(∂x/∂θ)^(-1) が成り立たないことが。 左辺では(A)の通りyを定数として扱い、 右辺では(B)のとおりyを定数として扱っていないのです。 その為、等号で結べない事は明らかです。 つまり,実際に計算すると ∂θ/∂x= - cosθ/r ∂x/∂θ= r sinθ で逆数の関係にありません。 ∂θ/∂x≠(∂x/∂θ)^(-1)

cosecantt
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 偏微分だと固定するものが違うので答えが違ってくるんですね。 すみません、sin と cos は書き間違えました^^; 一応間違えているのは確かなので言えたもんではないですが、逆関数の微分といったのは、 y = f(x)   ( x = f^-1(y) ) という式に関して、 df(x)/dx = (df^-1(y)/dy)^-1 つまり dy/dx = (dx/dy)^-1 が成り立つということで、間違いはないと思うのですがいかがでしょうか。(といっても、1変数を微分したときの式であって、偏微分で成り立たない訳だから間違いは間違いですが^^;)

  • phusike
  • ベストアンサー率38% (29/76)
回答No.1

偏微分をするときには、必ずどの変数を固定するかを考えないと痛い目に遭います。 (x,y) → (u,v) の変換を考えるにあたり、 熱力学等で使う (∂u/∂x)_y の固定変数を明示する記法を使いますと、 (∂u/∂x)_y = [ (∂x/∂u)_y ]^(-1) ≠ [ (∂u/∂x)_v ]^(-1) に注意して、もう一度考えてみて下さい。

cosecantt
質問者

お礼

なるほど、最近熱理学をやったのですごく分かりやすかったです。 ありがとうございました!

関連するQ&A

  • ラプラシアンの極座標表示について

    化学系の学部にいるので数学は不得意なのですが,誰か教えて下さい。 ラプラシアンを2次元直交座標から2次元極座標に変換する場合 直交座標(x,y),極座標(r,θ)とすると, x=rcosθ,y=rsinθ・・・(1)からδ/δx,δ/δyを求める時,参考書によると r^2=x^2+y^2,tanθ=y/x・・・(2) δ/δx=(δ/δr)(δr/δx)+(δ/δθ)(δθ/δx) δ/δy=(δ/δr)(δr/δy)+(δ/δθ)(δθ/δy)・・・(3) (2)をxで微分すると 2r(δr/δx)=2x=2rsinθ (1/(cosθ)^2)(δθ/δx)=-(y/x^2)=-(sinθ/r(cosθ)^2) より δr/δx=cosθ,δθ/δx=-(1/r)sinθ 同様に δr/δy=sinθ,δθ/δy=(1/r)cosθ 以上の関係を(3)に入れれば, δ/δx=cosθ(δ/δr)-(1/r)sinθ(δ/δθ) δ/δy=sinθ(δ/δr)+(1/r)cosθ(δ/δθ)となります。 これで,合っていいるのですが,初めて,私がこの問題を考えた時, (1)をそれぞれ,rとθで偏微分しました。 δr/δx=1/cosθ,δθ/δx=-(1/rsinθ) δr/δy=1/sinθ,δθ/δx=(1/rcosθ)となりsinθ,cosθの項が 正解と逆転してしまい,異なる結果となってしまいました。 私は,どちらの方法でも同じになると思っていたのですが, どうして,違うのですか誰か分かりやすく教えて下さい。

  • 極座標の偏微分

    二次元直交座標と極座標の関係が x=rcosφ y=rsinφ で表されるとき、∂r/∂x を求めたいのですが、 x=rcosφからr=x/cosφとしてrをxで偏微分すると1/cosφ=r/x となり、 r^2=x^2+y^2からr=√x^2+y^2 としてrをxで偏微分するとx/r となってしまうのですが、 どちらが正しいのですか???

  • 極座標とラプラシアン

    どなたか、3次元の極座標のラプラシアンの式をステップバイステップで教えてください。

  • 極座標と直交座標

    「極座標で表したときの(r,θ)=(√5+1,Π/10)なる点を直交座標(x,y)であらわせ。ただし、cos,sin,tanなどの三角関数記号を用いずにあらわすこと」という問題です。 がんばって解いてみました。 x=rcosθ,y=rsinθより、 x=(√5+1)cos(Π/10),y=(√5+1)sin(Π/10) ここでsin(Π/10)=(√5-1)/4 なので(計算済み) y=1 さらにcos(Π/10)=)=√(10+2√5)なので(これも計算済み)  x=5√2+√(10√5)+√(10+2√5) ???? yはともかく、xはこんな変な値になってしまってよいのでしょうか?

  • 3重積分を3次元極座標を用いる場合

    ∫∫∫[D]x^2*y^2*dxdydz、D={(x,y,z):x^2+y^2+z^2≦1} という問題を3次元極座標を用いて計算するのですが、途中式で ∫[0→1]r^6dr∫[0→π]sin^5θdθ∫[0→2π]cos^2φ*sin^2φdφ になると思います。その時のθとφについての積分の計算方法が分かりません・・・。 助けてください!お願いします><

  • 3次元極座標での速度の発散

    3次元デカルト座標での速度Vの発散は ( ∂V_x/∂x ) + ( ∂V_y/∂y ) + ( ∂V_z/∂z )  となってできるのですが 3次元極座標での速度Vの発散は ( ∂V_r/∂r ) + ( ∂V_θ/∂θ ) + ( ∂V_Φ/∂Φ ) とすると、その後の計算で、[T^-1]のディメンジョンの方程式のはずが、(cosθ/sinθ)V_θという項が出てきてしまい、ディメンジョンが合わなくなってしまいました。 原因は速度の発散を  ( ∂V_r/∂r ) + ( ∂V_θ/∂θ ) + ( ∂V_Φ/∂Φ ) としてしまったことにあると思いますが、では、極座標での速度の発散をどうすればいいのでしょうか? よろしくお願いしますm(*-_-*)m

  • 円筒座標系でのナブラ、ラプラシアン

    流体力学のナビエ・ストークス方程式を 勉強しています。 途中で、円筒座標系における ナブラ∇、およびラプラシアンΔ が出てきて、 ∇=(∂/∂r, ∂/r∂θ, ∂/∂z) Δ=∂^2/∂r^2 + ∂/r∂r + ∂^2/(r^2∂θ^2) + ∂^2/∂z^2 となっています。 なぜ、変なところでrで割り算したり、 ラプラシアンの項が四つになったりしているのでしょうか。 どなたか分かる方、教えていただきたいです。

  • 偏微分について

    偏微分をこの前習ったのですが、いまいちよく分かりません><どなたか手助けお願いいたします。 位置ベクトルrの独立変数はデカルト座標(x,y,z)で、 Δr/Δx=lim {r(x+Δx,y,z)-r(x,y,z)}/ Δx と、これでよいのでしょうか??(極限はΔx→0です) またデカルト座標(x,y,z)、極座標(r,θ,Φ)について、デカルト座標を極座標の関数とし、または極座標をデカルト座標の関数として偏微分を行うときに、 Δx/Δθ=rcosθ×cosΦ Δy/ΔΦ=rsinθ×cosΦ Δz/Δr=cosθ でよいのでしょうか?? あと、これの逆の Δr/Δy,Δθ/Δz,ΔΦ/Δx のやり方が分かりません。 どなたかよろしくお願いいたします。

  • 偏微分

    次の偏微分を求めよ。ただし(1)-(3)ではデカルト座標xyzを極座標rθΦの関数とし、(4)-(6)では極座標rθΦをデカルト座標xyzの関数として微分を行うこと。 (1)Δx/Δθ=rcosθ×cosΦ (2)Δy/ΔΦ=rsinθ×cosΦ (3)Δz/Δr=cosθ これでよいでしょうか・・・?? (4)Δr/Δy=y/√(x^2+y^2+z^2)=y/r (5)Δθ/Δz (6)ΔΦ/Δx (5)(6)がまったく分かりません^^;たとえば、(5)ではtanθを微分したらよいのでしょうか?? よろしくお願いします。

  • 極座標

    極座標で表したとき(r,θ)=(√5+1,π/10)なる点を直行座標(x,y)で表せ。 ただし、cos,sin,tanなどの三角関数の記号を用いずに表すこと。 r=√5+1 と置いて r^2=x^2+y^2 より 6+2√5=x^2+y^2 とこのようにやってみたのですが、どうも上手くいかないです。 6+2√5=(x+y)^2-2xy と置いてみたりして 6=(x+y)^2 2√5=-2xy ともやってみましたが、解がおかしくなってしまいました。 どなたか教えていただけないでしょうか? よろしくお願い致します。