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no+比較級について

fwkk8769の回答

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  • fwkk8769
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回答No.8

話し手[あるいは、書き手]の認識(=「前提」(presupposition))が関わっているように思います。 具体的には、比較されているもの(特に、文1での自分の年齢)に対する、話し手[あるいは、書き手]の認識(前提)がポイントだと思います。その認識(前提)によっては、kirara826さんの文1に対する解釈も正しい場合がありえる、と考えます。 (1) まず、 文1 He is no younger than I am.  で考えてみましょう。 話し手[あるいは、書き手]の認識(前提)は、聞き手[読み手]は彼が私よりも年下であると予想[期待]している、と捉えているわけです。この文1は、話し手[あるいは、書き手]は、その予想[期待]に対して、そんなことはない、実はちっとも年下なんかではない、同じ年齢だ、と言っているのです。 今度は、比べられている方(= than の後に来るもの)に対する話し手[あるいは、書き手]の認識(前提)について考えてみましょう。この点は、話し手[書き手]が自分の年齢に対してどういう認識(前提)を持っているかについて複数の可能性があります。以下にニュアンスに違いを生む2つの場合を考えてみます。 1. 話し手[書き手]が、もし仮にただ単に中立的に自分の年齢と比べている(つまり、自分が年寄りだという認識をもっていない)場合なら、「彼は自分と比べて、ちっとも若いわけではない」、つまり、「年が同じだ」と言っているわけです。 2. 話し手[書き手]が、もし仮に「自分は年寄りである」という認識を前提としてもっている場合なら、「彼はこの年寄りの私と比べて、ちっとも若いわけではない」、つまり、私程度の年寄りだ、つまりkirara826さんの解釈(=「彼は私と同じくらい年をとっている」)となるわけです。 ご回答#5でご説明のあった、形容詞oldの2つの用法とのかかわりで言えば、 1が、「年齢」を尺度(目盛り)として示す用法で、「……という年齢」 2が、(「若い」に対立する)「年をとっている=高齢」、 の意味で用いられているわけです。 (2) 文2 He is no bigger than a thumb. ではどうでしょう。 話し手[あるいは、書き手]の認識(前提)は、聞き手[読み手]は彼が親指よりも小さいと予想[期待]している、と捉えているわけです。(ここに登場する「彼」がいったいどういう人、あるいは物なのかは不明ですが、ひょっとして一寸法師?) この予想[期待]に対して、話し手[あるいは、書き手]は、そんなことはない、実はちっとも大きくない、と言っているのです。 上の(1)の場合と同様に、比べられている方に対する話し手[あるいは、書き手]の認識(前提)についても考えてみましょう。親指はふつう小さいもの、という前提がありますので、彼はあの小さな親指ほどの小さいものと比べてもちっとも大きくなく、その程度の大きさしかない、つまり「彼は、親指と同じくらい小さい」となるわけです。 ここでの形容詞bigの用法についてふれますと、 (「小さい」に対立する)「大きい」ではなく、「大きさ」を尺度(目盛り)として示す用法、 として用いられているわけです。 (3) 以上のように文2に関しては解釈はほぼこの1つしかないと思いますが、文1については少なくとも2つの解釈があるわけです。 文1に関して、kirara826さんに、「違う」、「as old asは『年をとっている』と言っているのではなく『年が同じだ』と言っているだけ」とおっしゃる方は、(1)の2の解釈を取っているわけです。 しかし、当然1の解釈もありえるわけで、その場合にはkirara826さんの文1に対する解釈も正しいものとなると言えると考えます。

kirara826
質問者

お礼

そうですか・・・2つの解釈があるんですね。 そう思うとちょっと気が楽ですね。 ありがとうございました。

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