アンプのA級、B(AB)級の出力差とは?

このQ&Aのポイント
  • アンプのA級とB(AB)級は、出力の大きさに違いがあります。大抵の場合、A級アンプは小さな出力であり、B級アンプはより大きな出力を持ちます。一般家庭では、A級の30Wも十分な出力とされていますが、B級の場合は同じメーカー・シリーズでも出力によってランク付けされることがあります。
  • 具体的には、ラックスマンのL-509u(AB級)とL-509aII(A級)がありますが、後者の方が人気があります。また、ヤフオクなどでもA級を謳っているアンプは古くても人気があります。
  • A級は常に最大出力の電力が供給されるため、急峻な音楽信号の変化に対応できると言われています。一方、B級でも音楽信号の変化に対して十分な電力供給ができると思われます。また、A級は暖かみや真空管のアンプを思わせる特性があるとも言われています。ただし、実際には自分自身で音を聴かなければ、どちらが良いかはわかりません。
回答を見る
  • ベストアンサー

アンプのA級、B(AB)級の出力差

オーディオ入門者です。 アンプを購入予定なのですが、分からないことがあります。 同じ価格帯で比較すると大抵A級アンプは出力が小さく、B級アンプは 何倍も出力が大きいです。 その点について、A級は30Wでも普通の家庭では十分な出力だ、 と言われます。でも、B級で30Wだとかなり小さい方ですし、 市場でもあまり見かけません。確かに一般家庭ではそんなに大きな 音は出しません。でもB級の場合は同じメーカーで同じシリーズの場合 出力の大きさによってランク付けされてます。A級でもその傾向があり ますが、大きな出力の場合価格がものすごく上がっていきます。 具体的に言うと、ラックスマンのL-509u(AB級)とL-509aII (A級)がありますが、後者の方が人気があると聞きました。 ヤフオクとかでもA級を謳っているアンプは古くても人気があるようです。 また、A級は常に最大出力の電力(?)が供給されているから急峻な 音楽信号の変化について行けるからだ、と言われたことがあるのです が、B級でも音楽信号の変化に対し電力供給量が付いていけないとは 思えないのです。 あと、A級はあたたかみ、というか真空管のアンプを思わせる、等と 言われたこともあります。これも理解不能です。 実際音を聞けばいいのでしょうが、田舎でなかなか上記のような製品 の比較試聴が出来ません。 本当にA級の方が良いのでしょうか。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tosibo-ff
  • ベストアンサー率24% (111/456)
回答No.3

アンプにおいてA級B級というのは、設計するときのバイアス電圧の掛け方による違いです。音楽信号でスピーカーを鳴らすためにはある程度の電力(パワー)いります。通常電圧だけを増幅する部分(前段と言う)はすべてA級となっています。A級動作とは、トランジスターや真空管のような増幅素子の入力出力曲線の直線(入力に対して出力が1時比例に増える部分)のみの範囲で使うことを言います、したがってひずみが少なく良い音になります。しかしそれでは実際に使用できる範囲が狭くてそのためA級アンプは出力が小さめなのです。大きなパワーを得るためには、増幅素子の、信号を入れて出力が出てくる電圧(カットオフ点)に動作の基準点を決めて,正負半分づつ二つの素子に役割を分担させます。これをプッシュプル接続と言ってB級の場合はすべてこれになります。でもこれだと0Vから直線部分までの歪む領域が入ってしまうので、通常はほぼ直線領域が使えるAB級となっています。またA級の場合常にかなりの電流を流しているので、急激な信号(ドラム、シンバル等)が入った場合でも歪みにくい(電気においても慣性の法則のような作用があります)わけです。B級、AB級の場合はこの逆で、ほぼ電流0からいきなり大電流が流れることになり歪みやすいわけです。従って柔らかいひずみの少ない音を好む人は、同じく柔らかい感じのする真空管アンプを好みます。実際の音を聞いてみるとほとんど、私の場合感じませんが、個人差も大きいですし、長時間聞いている場合などは影響するかもしれません。ただA級アンプの出力の大きなものは非常に高額になるので、ぜいたく感はおおきいです。

renewallife
質問者

お礼

>(電気においても慣性の法則のような作用があります) なるほど!電気における慣性の法則ですか。 >従って柔らかいひずみの少ない音を好む人は、同じく柔らかい感じのする真空管アンプを好みます。 A級が「柔らかい音」というのは歪みが少ないからなのですね。 納得がいきました。感謝いたします。

その他の回答 (2)

  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1631/3289)
回答No.2

電気回路的にいえば,ポイントはクロスオーバー歪みの問題だけでしょう. あとは気分とかいろんな要素はありますが,本質的ではありません. A級動作は音が出ていようがいまいがトランジスタはほぼ一定の熱を発生し続けます.B級動作は実際に出力に電流が流れるときに熱損失が発生しますから,発熱量は少なくてすみます.素子が熱をもつということは,結局壊れるということなので,言い換えると同じトランジスタなり真空管であれば,B級の方が大きな出力が得られます. クロスオーバー歪みはB級の最大の欠点です.現実的にはほとんどの場合これを逃れるためには純B級の動作はさせません.AB級と呼ばれる,A級とB級の中間の動作にします.B級に近いAB級というか.こうしてもクロスオーバー歪みが完全になくなるわけではありませんが,格段に小さくなります. ただ,簡易式の回路だと,純B級動作も可能です.もっとも,オーディオ用として市販しているアンプではそういう回路は採用されていないとは思いますが. A級ではクロスオーバー歪みは出ませんが,素子というのは必ず非直線性と非対称性がありますから歪みがなくなるわけでもないです. 個人的には A級だからとかB級だからというのはあまり意味がないと思っています.それ以上にいろんな要素で音が変わるので,自分がこれでいいと思えるんならそれでいいじゃないか,ということです. 何のためにアンプを使うのかといえば,気持ちよく音楽を聴くためですから,それができるなら回路が何であろうがどうでもいいというか.

renewallife
質問者

お礼

>何のためにアンプを使うのかといえば,気持ちよく音楽を聴くためですから,それができるなら回路が何であろうがどうでもいいというか. 確かにそうですね。いつか試聴してみたいと思います。 ありがとうございました。

  • ASIMOV
  • ベストアンサー率41% (982/2351)
回答No.1

A級というのは最大出力の時と同じ電流が、無信号時にも常時流れています(その電流は当然「熱」として無駄に消費されています) 信号が入ると、その電流はスピーカーの方に流れを変える様になっています B級の場合は、無信号時にはほとんど電流が流れていなくて、信号が入ったときにスピーカーに電流を流します この、電流を「水」の流れだと思ってください A級は常時流れている水流の向きを変えるだけなので、反応が早い B級は信号が入ってからバルブを開ける様な物なので、反応が遅い この遅さが音の「歪み」になります あと、よく言われるのが、クロスオーバー歪みです B級では、出力トランジスターの出力が0Vを境に+側と-側で切り替わります この時の動作が非線形なので歪が発生すると言われています AB級は、A級とB級の中間の動作をします 小出力時にはA級、ある主力からはB級動作をします 一般に、小出力時の方が歪を感じやすいので、この様な方式が考えれたのだと思います

renewallife
質問者

お礼

ありがとうございました。参考になりました。

関連するQ&A

  • A級アンプとAB級アンプ

    自分で調べてA級アンプとB級アンプについては大体分りました。 A級アンプは1つのトランジスターでプラスもマイナスも増幅する B級アンプは2つのトランジスターで1つはプラス、もう一つはマイナスの信号を増幅するため、0クロスで歪みが発生するのですね。 ところで、AB級はあるワット数までA級で増幅し、それを越えるとB級増幅となるということですが、基本的にA級で増幅し、越える地点でいきなりB級となることがイメージできません。 A級の回路とB級の回路が混在しているのでしょうか。スイッチがあるはずはないでしょうし、、、 どうイメージすればよいのでしょうか、教えて下さい。

  • A級アンプについて教えてください。

    現在、DENONのPMA-2000を使って、spendor S1を鳴らしているのですが、アンプの買い替え候補にラックスマンのL-550AIIを検討しています。 L-550AIIはA級だそうですが、A級はまだ使ったことが無いので、教えてください。 1.発熱量が大きいそうですが、鉄筋コンクリート作り、畳敷きの10畳程度の部屋だと室温はどれくらい上昇するのでしょうか。これから夏場に向かい気にかかるところです。 2.電気をたくさん消費するそうですが、一日3時間程度使うとして一ヶ月間の電気代はどれくらいになりますか。 3.出力が弱いようですが、私の使っているspendorは能率が低い(88db)ので気になります。普段、PMA-2000では、ボリュームを9時から10時の間にして聴いていますが、これくらいの音量なら能率の低いスピーカーでも大丈夫でしょうか。私は、spendorでクラシックを聴くのが好きで、いずれ買い換えてもspendorの中から選ぶつもりですのでよろしくご教示ください。

  • アンプは定格出力の1/8以上が出せない

    定格出力の1/8の時のアンプ消費電力表示をするのは、音楽を再生する場合にはピークで歪無くすると平均では1/8位しか出てないから。 例えば、アンプが定格8Wのもので、8Wピークを歪無く出力している時でも平均電力は約1W出力だから、 正弦波では8Wの時は8Wとかピークを圧縮した音楽の場合などは別として、アンプの消費電力を定格出力の1/8の1W時と表示する。 普通の音楽再生機器では、アンプの電源容量も、素子の放熱板も、定格出力の1/8を満足すれば良いと言うことですよね?

  • A級アンプが熱くならない。

    最近LUXMANのM-06αを手に入れました。 ダイナミックないい音で鳴っています。 A級アンプなので天板が熱くなると思っていたのですが、音楽を聴いて1時間位経過しても天板が熱くなりません。ホンワカと暖かい程度です。そこでW計で消費電力を測ってみると、なんと45W位から全然上がっていないんです。カタログでは消費電力が300Wであり、A級アンプということで普通は200W以上の消費電力があると思っています。 非常に良い音でダイナミックに鳴っているので壊れているとも思えないのですが、やっぱり壊れているのでしょうか。

  • パワーアンプの定格出力は長時間連続出力出来ない

    定格とは長時間連続して使える電力の表示のはずですが、間違っていませんか? (パワーアンプ定格出力とは数十秒から数分間程度連続して出力できる電力の実効値で、単位はW(ワット)です。長時間連続して出力できる値ではありませんが、通常の音楽信号や音声信号では信号レベルが一定でないため問題になることはほとんどありません。連続正弦波のような信号を定格出力で出力し続けた場合は、発熱保護の回路が動作し、電力で1/8(-9dB)程度まで減衰されます。) https://faq.yamaha.com/jp/s/article/J0006920

  • スピーカー能力を最大に活かすアンプ推奨出力とは?

    海外製スピーカーは定格や最大や瞬間の規定の電力表示をしなくて、 {推奨アンプ出力}表示をしてごまかしています。 20W~80W表示なら、20Wが連続再生できる定格許容入力電力で80Wが瞬間許容入力電力で良いですか? なお、スピーカーの電力試験にはピンクノイズをCF2(-6dB)に加工した信号が使われるのでピーク再生にはアンプ出力が8Wでスピーカーの瞬間許容電力4Wの時にスピーカー能力を最大に生かす割合になるようです。 ご意見願います。

  • アンプの定格出力について

    オーディオは素人です。 質問1 出力1系統装備、8Ωスピーカー接続時出力150Wのアンプで LかRのみ使用(8Ωのウーファーを接続したいため)することで、 出力300Wのアンプとして動作するでしょうか。 欲しかったウーファー(BOSE AWCS-1)を入手し、ググった結果どうやら300Wと思われるのですが 出力300Wのアンプはネットを見る限り見つからず、200Wなどでも数十万円するため そもそも私には購入できません。使用する出力の数が少なければ半分のパワーのを使えて そちらの方が安いのであればそうしたいと思った次第です。 質問2 中古でも古いモデルでも良いのですが、とにかくパワー的に条件を満たすアンプを安く(2,3万以内とか)買いたいのですが良い方法はないでしょうか。ヤフオクで検索しようにも、件名に必ず定格出力値が書いてあるとは限らないため困っています。 質問3 モノラルアンプは対象が少ないため探すのは困難?と判断し、普通のステレオにしようと考えたのですが、LかRの片方しか使わなくてもウーファーは低音だけなので(モノラルアンプ使用と)あまり変わらないと考えられますでしょうか。(ウーファー出力の付いたアンプも少ない気がしています)

  • アンプの出力について

    プリメインアンプやパワーアンプの出力について教えて下さい。 価格やメーカーによってアンプの出力は色々あります。 10W位から300W・600Wと上限はきりが無いかと・・・ ○○○○どっとこむなどでは10W位で十分にSPをドライブ出来るとか・・・ 家庭のリビング(20畳位)でジャズやソウルなど聴いていますが出力はどの位あるのが 良いのか分かりません。 ちなみに現状のシステムは以下の通りです。 SP   JBL 4315 AMP  SR-1(ユニゾンリサーチ) CD   25-XS(TEAC) タンテ  昔のパイオニアです。 パワーはあればあるほど良いのか?どうなのかまったく分かりません。 初歩的な質問ですが的確なアドバイスをお願いします。

  • スピーカーとアンプについての素朴な疑問

    スピーカー:B&Wの705 アンプ:DENONのPMA-390AE→マランツのPM-15S1へ変更予定 事実: 高いスピーカーは裏の端子が+と-で2つずつありますよね? で、高いアンプ(例えばPM-15S1)は逆に裏の端子がAとかBに分かれてなくて Lの+と-、Rの+と-しかないですよね?(安いのはA、BそれぞれにLの+と-、Rの+と-がある) 疑問1: 高いスピーカーの+と-が2つずつ分かれていて、高いアンプにつなぐ時は4つ全部につなぐのはなぜでしょうか? スピーカーの内部で機能が分かれているのでしょうか? 疑問2: 高いアンプはなぜAとBに分かれていないのでしょうか? A、B同時使用だと流せる電流が小さくなる →高インピーダンス(抵抗)にする必要がある →出力電力Wが小さくなる →音質が劣化する? からでしょうか? 仕事が電気エンジニアなもので物理学的にそうなのかなぁ?って予想ですけど。 以上です。よろしくお願いします。

  • 推奨パワーアンプ出力について

    B&W社製のスピーカー購入を考えています。 そこでB&W社のホームページでスペック等を見比べていたのですが、スペックの中に推奨パワーアンプ出力という項目があります。 これは、例えば推奨パワーアンプ出力が50W~100Wという数値の場合、アンプの定格出力が120Wではまずいということでしょうか? それともフルボリュームで聞かない限りは大丈夫という性質のものなのでしょうか? お手数ですが、ご教授ください。

専門家に質問してみよう