ニュートン法に関する証明問題

このQ&Aのポイント
  • ニュートン法に関連する証明問題について、解法の確認とより効率的な解法の提案をお願いします。
  • 関数f(x) = x^3 - 3x - 5の方程式f(x) = 0の実数解に関する問題で、証明の正しさを確認し、より簡潔な証明方法を教えてください。
  • 大学受験の問題で、関数y = x^3 - 3x - 5の実数解に関する問題に取り組んでいます。証明のチェックとよりスマートな解法のアドバイスをお願いします。
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ニュートン法に関する証明問題

今、訳有って大学受験の問題を解いています。 某国立大の予想問題か何かで、解答はありません。 一応自分なりに解いてみたのですが、あまり良い解法とは思えません。 そこで、私の証明が正しいのかチェックしてもらうのと、 できれば、よりスマートな解法を教えて頂きたいです。 以下、問題と証明。 f(x) = x^3 - 3x - 5 とする。 方程式 f(x) = 0 は 2 < x < 3 にただ一つの実数解を持つ。この実数解を a とする。 (これは(1)の問題でして、すでにわかりました。) (2) a <t≦3とし、点(t,f(t))における曲線y = f(x)の接線とx軸との交点を(s,0)とするとき、 0 < s-a < (t-a)/3 を示せ。 (左側の不等式は簡単なので、右側の不等式の証明だけ書きます。) (証) x=t における接線 g(x) = f'(t)(x-t) + f(t) において、g( (t-a)/3+a ) > 0を示せば、 g(s) = 0 とg(x)が単調増加であることから、s < (t-a)/3+a がいえ、 すなわち、s-a < (t-a)/3 がいえるので、これを示す。 g(x)の線形性より --------(1) g( (t-a)/3+a ) = g( (t+2a)/3 ) = { g(t) + 2g(a) }/3 ここで、h(t) = g(t) + 2g(a) とおく。 h(t) = f(t) + 2{ f '(t)(a-t) + f(t) } = 3f(t) + 2f '(t)(a-t) h'(t) = 3f '(t) +2f ''(t)(a-t) - 2f '(t) = f '(t) + 2f ''(t)(a-t) = 3t^2 - 3 + 12t(a-t)     ( f '(t) = 3(t^2-1), f ''(t) = 6t ) = -9t^2 +12at - 3 h'(t) は t = 2a/3 を軸とする放物線であり、 a <t≦3で単調減少。 また、h'(a) = 3(a^2-1) > 0, h'(3) = 36a - 84 = 36(a - 7/3) < 0 (∵ f( 7/3) > 0 より、a < 7/3 ) ------(2) よって、a <t≦3 で min{ h(t) } = min{ h(a), h(3) } (増減表より) ここで、h(a) = 0, h(3) = 48a -105 = 48(a - 35/16) > 0 である。 ( ∵ f(35/16) < 0 より、 a > 35/16 ) ------(3) ゆえに、h(t) > min{ h(a), h(3) } = h(a) = 0 より  g( (t-a)/3+a ) = h(t)/3 > 0 証明終わり。 aの処理が大変で、かれこれ5時間は考えました。 かなり端折って書いているので、実際に試験場では書けないと思います。(受験生ではないですが。) 特に、(1)は初めて使いましたし、(2)と(3)はその場しのぎという感じなのですが・・・。 高校生の範囲で、もっとわかりやすい証明法は無いでしょうか。 皆様の御知恵を拝借出来ればと思います。 証明を書くのが煩わしいければ、方針だけでも教えて頂ければと思います。 よろしくお願いします。

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noname#50894
noname#50894
回答No.3

お付き合いのついでに、No.1とNo.2を補足し 別解を作らせて頂きました。 >一般論として、 >a_(n+1)=a_n-f(a_n)/f'(a_n) >a_1=3 tとsとの関係は、 s=t-f(t)/f'(t) かつ f(a)=0 から、 s-a=(t-a)-f(t)/f'(t) =(t-a)-{f(t)-f(a)}/f'(t)[∵f(a)=0] =(1/3){(t-a)^2}(2t+a)/(t^2-1)[←f(t)=t^3-3t-5を直接代入] 従って、 (s-a)/(t-a)=(1/3)(t-a)(2t+a)/(t^2-1)…(1) であり、 (1/3)(t-a)(2t+a)/(t^2-1)<1/3[a<t≦3] ⇔t^2-at+1-a^2<0[a<t≦3]…(2) h(t)=t^2-at+1-a^2に対し、 h'(t)=2t-a>0からh(t)はa<t≦3で単調増加であり、 h(3)=9-3a+1-a^2=12.25-(a+1.5)^2>12.25-(2+1.5)^2=0 よって、式(2)は成立する。 (2)から(1)をたどると (s-a)/(t-a)<(1/3) が成立する。[a<t≦3]

looker1986
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >s-a=(t-a)-f(t)/f'(t) >=(t-a)-{f(t)-f(a)}/f'(t)[∵f(a)=0] >=(1/3){(t-a)^2}(2t+a)/(t^2-1) いやはや感服いたしました。 このような変形をするのですね。 私自身 s < (t-a)/3+a を示すのは、なんとも不恰好だったので、 直接 s-a < (t-a)/3 を示したいとは思っていたのですが、 なかなかうまくいかず無理矢理な証明でした。 >従って、 >(s-a)/(t-a)=(1/3)(t-a)(2t+a)/(t^2-1)…(1) >であり、 この変形をした後の流れは、高校生にとってもごく普通の流れだと思いました。 しかし、こういった流れに持ち込むのがすごいですね。 やはり、f(a)=0をうまく利用するところがポイントなのでしょうね。 とても参考になりました。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#50894
noname#50894
回答No.2

No.1の件 失礼! aの正体が不明だと思っていたら、 >方程式 f(x) = 0 は 2 < x < 3 にただ一つの実数解を持つ。この実数解を a とする。 でありました。 この事例では、区間[2,3]において、 f''(x)=6x>0,f(2)=-3<0,f(3)=13>0だから、 一般論として、 a_(n+1)=a_n-f(a_n)/f'(a_n) a_1=3 とおいて、{a_n}はaに収束します。 >よりスマートな解法を… ニュートン法は、見かけは簡潔に見えて、使う場合は楽に感じますが、証明は以外にてこずりです。 この場合、f(x)の形を眺めても、うなずけますが、テクニックと云うよりも、 あなたの証明が妥当でしょう。正しいと思います。

noname#50894
noname#50894
回答No.1

>(2) a <t≦3とし、点(t,f(t))における曲線y = f(x)の接線とx軸との交点を(s,0)とするとき、 3(t^2-1)s=2t^3+5…(a) の関係が成立しますね。 ■例えば、a=1の場合は、 1<t≦3でのt=2における値を比較すると 式(a)からs(t=2)=7/3だから s(t=2)-a=4/3 一方 t-a=1 0<s-a<(t-a)/3 が成立しないようですが?

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