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死んだ魚や動物の死骸はどうなっちゃう?

テレビで海中の魚が群れているところを見せたりしていますが、 その魚もいつかは死ぬと思われます。死んだ魚はどうなっちゃうので しょうか?  化学薬品が水に混じって死んでプカプカ浮いている写真は屡みるのですが、普通に死んだ魚はまた別の魚が食べちゃうのでしょうか? あるいは腐って水に帰るのでしょうか 公園などで見かける多くの鳥も、死んだのはあまり見ません。 どうなっちゃうのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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noname#160718
noname#160718
回答No.5

 「食物連鎖」って小学校の理科で習うのではなかったかな?  質問に対する回答としては、食物連鎖で説明するのが最も適切でしょうし、食物連鎖の説明としてはNo.4さんの回答が簡潔明瞭であまり付け加えることはありません。 >公園などで見かける多くの鳥も、死んだのはあまり見ません  これですが、要するに「あまり気にしていないから見ていても気が付かない」だけだと思います。  昔、UFO番組で有名なY氏が"カラスの死体を見ないのは、カラスに限らず野生動物は死ねばその場で消滅するからだ"みたいな珍説を唱え、番組で放映したことがありました。  普通に考えたら小学生にもバカにされる説だと思うのですが、それなりにそれを信じる人もいたりして、現代の日本で理科教育がいかにおろそかにされているかを実感したのですが・・・  4年ほど前、日本で初めて高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が発生しました。正しくは初めてではなく、90年ぶりだったかなんですが、当時の発生を生きて記憶してしている人はいないので。  私は獣医師で、当時ウイルス検査を担当するセクションにいたのですが、あの時の「野鳥ラッシュ」は凄かったです。カラスやスズメの死体が続々と持ち込まれて、全てインフルエンザの検査をする羽目になりました。  「今までカラスの死体なんて見たことがなかったのに」なんて電話が持ち込んでくる人の「決まり文句」だったのですが、それはそうじゃなくて今まで気にしてなかったから視界に入っていても気が付かなかっただけなんですよね。  それはともかく、当時1~2ヶ月の間にカラスだけで200羽ほど解剖したのですが、あの社会を挙げてのパニック状態の中で、本来の鶏のウイルス検査の仕事も爆発的に増えたり、今まで把握していなかった「ペットとして鶏を飼っている」人が次々と相談に来たりというわけで、爆発的に仕事が増えていた時期だったので、きちんとした「カラスの解剖データ」は取れませんでした。取れば面白いのに、といいながら解剖していたのですが、とてもデータ取りながら解剖する時間的余裕がなかった。  でもとりあえず興味深かったことは記憶しているのですが、まず1点目として「オスばかりだった」ことはあります。全体の3/4くらいがオスでした。ちゃんとデータ取っていれば「有意な差」と言えるくらいの差はありましたね。  カラスの生息数でオスが多いということはないだろうと思うので、考えられるのは「オスの方がヒトの目に付きやすい所で死んでいる」ということでしょうか。  また、カラスの病変として「ガン」が多かったのは面白かったですね。死因かどうかまでは判りませんが、2~3割は肝臓等の実質臓器に腫瘍を造っていました。中には臓器という臓器に腫瘍が見られ、「悪性腫瘍が転移した」という感じの所見の個体もいくつかありました。  カラスは野鳥とはいえ、ヒトと食べるものはある程度共通している(ヒトの残滓を食べているカラスは多い)わけですから、ガンが多いということについては考えてみるとそれほど驚くべき所見とは言えないのですが、要するに「ガンになるまで生きている」ということは言えるかと。  基本的にガンは老体でしか多発しません。つまり「ガンで死ぬ」というのは、ほぼ「寿命を全うした」と考えていいのでは、と思っています。  天寿とか寿命の定義は難しいです。ヒトだって「飼育管理下」におけば、平均120年くらいになるかもしれません。  カモシカの保護活動に関わっていた時期もあったのですが、飼育下ではカモシカは20年くらいではまだ繁殖する個体すらあります。最長では30ねんくらいは生きるでしょうか。  野生のカモシカだと、角の年輪で年齢を見るのですが、やはり20歳を越える個体はそれほど珍しくはなかったです。  カモシカの場合、老齢になると若い個体に縄張りを奪われ、その時の闘争で傷を負い、山を降りてきて人里近くで力尽きる、というパターンが多かったです。従って、若い個体が親離れして独立する春先から初夏の時期に「年老いたカモシカが人里近くで力尽きる」事例が多くなります。  傷を負ってからの経過日数が長いものは、「何による傷か」は明瞭でないことも多いのですが、日数が短いとカモシカの角とはっきり判る明瞭な傷が腹に穴を開けていたりするので一目瞭然でした。  私はこれは「寿命」と考えてましたけどね。年輪数えると20歳以上のものって角が擦り切れていて数えるのが困難なのですが、その年数山で縄張り守っていて、でもいつかは負ける時が来るのは当然でしょう。  そういう死体は、鳥や小動物に食われ、残りは細菌等の微生物に分解されることになります。  ちなみに「鳥インフルエンザパニック」の時は、スズメもかなりたくさん来ました。  面白いのは、カラスは日数が経って腐っている死体も多かったのに、スズメは相対的には新しく、まあ小さいので腐るのも干涸らびるのも早いのですが、それでもなんとか「解剖に耐える」死体がほとんどでした。  つまり、スズメの死体はすぐタヌキとか猫などの動物に持ち去られてしまうので、普段は目にすることがほとんどない、ということでしょう。カラスの死体はやはり好まれないのでしょうか。

nadler
質問者

お礼

面白い話をご丁寧にお書きくださり興味深く拝見いたしました。ご教示、有難うございました

その他の回答 (4)

回答No.4

 こんにちは  魚が死ぬと、小魚などがつついて食べます。もし、食べられなかったとしても、水の中で腐って体はバラバラになります。それを動物プランクトンや、微生物がそれを食べ、その微生物を他の魚や生物が食べてグルグルとまわります。これを食物連鎖といいます。  陸上でも同じです。死んだ生き物は、微生物がそれを食べ、その糞は植物の栄養源となります。その微生物を小さな虫が食べ、それを小動物が食べる。の繰り返しとなります。骨は硬いので、なかなかなくなりませんが、風化といって長期間の間にボロボロになって、土に返って行きます。もともとカルシウムのかたまりみたいなものですから、何かの栄養源になるのでしょうね。

nadler
質問者

お礼

やはり土に返るのですか。我々人間も結局はそうですよね。ご多忙中、ご返事有難うございました

回答No.3

こんにちは。野生動物は天寿を全うして老衰で死ぬということはほとんどありません。 捕食動物に食べられたり、ケガや病気、餌不足などなどで死ぬわけです。捕食動物に食べられれば死体がないのはないのが当然ですが、ケガ等で死んだものも、他の生物に食べられて片付けられてしまうのです。 もちろん、鳥や哺乳類の死体を人間が拾うこともありますから、死んですぐに食べられてしまうものばかりでなないわけです。 スズメ程度のサイズの鳥は、大切に飼育すると10年程度生きる場合があり、それがおおむね「天寿」に近いでしょうが、野外での平均寿命を調査すると1年数ヶ月というような値です。びっくりするほど短いですが、卵として生まれたスズメが全て10年生きたら世の中はスズメだらけになってしまうわけで、ほとんどがヘビ、イタチ、タカなどに食べられているから生物の世界が成り立っているわけです。同じようにヘビ、イタチ、タカなども天寿を全うするのはごくまれで、いろいろの理由で死んで、平均寿命は、大切に飼育した場合の寿命よりずっと短いのです。このように生物の世界はそれぞれの種がお互いに食べたり食べられたりしながら、全体としてはどの種も絶滅しないような関係を保っているのです。

nadler
質問者

お礼

なるほど天寿を全うしない動物が殆どですか。私は天寿を全うしたいと考えています。ご回答ありがとうございました

noname#131426
noname#131426
回答No.2

海の場合は、海底生物のえさとなります。 カニとかエビとかね。 で、その死骸などはさらに小さな生き物や、微生物のえさとなり、最終的には分解されてしまいます。 陸にあるものは、蟻などの食料になります。 ハエが寄ってきて卵を産み、蛆の食料にもなります。

nadler
質問者

お礼

わかりました有難うございました

回答No.1

たいていの動物には天敵がいます。 その動物を食べようとする動物ですね。 魚や鳥が死ぬほど弱ってくれば、天敵は簡単に捕らえら れる獲物を見逃しません。 死ぬまでに食べられる場合が多いと思いますよ。

nadler
質問者

お礼

ご返事有難うございました。やはりそうでしたか。

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