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書き下し文では、「消す」か「消ず」か。

漢文の書き下しをしています。 「山雪漸消」 という文を書き下す場合、「消」の字は、 「山雪、漸く消す(しょうす)」と読むのか、 「山雪、漸く消ず(しょうず)」と読むのか、どちらが正しいのでしょうか。 参考にしている本には、両方出てきて、文法的にどちらが正しいのか判断がつきません。 漢文の訓読に詳しい方、ご教授をよろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • ANASTASIAK
  • ベストアンサー率19% (658/3306)
回答No.1

>どちらが正しいのでしょうか。 どちらも正しいです。 読み方は「ショウズ」。漢文の送り仮名には濁点を付けません。 書き下す場合に付けるのと付けないのとの2通りあります。 但し一般的には、送り仮名には清音、書き下しでは濁音という のが多いです。

Samantabha
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 読み方としては、「ショウズ」でよいのですね。 >書き下す場合に付けるのと付けないのとの2通りあります。 濁点ありと濁点なしの二通りの方法があることは存じませんでした。 これまで、濁音ありのものばかり見てきましたので……。 一応、ここまで濁点を付ける方向で書き下しを進めていますので、濁点ありの「消ず」としたいと思います。 助かりました。本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • Big-Baby
  • ベストアンサー率58% (277/475)
回答No.3

#2です。仏教漢文でも「消(しょう)す」「消(しょう)ず」、どちらとも見たことがありません。「山雪、漸消(ぜんしょう)す」と読んではいけないのですか? 「漸増す」「漸減す」とか言いますから、これなら許容できます。訓読のためとは言え、不自然な日本語を作り出すことには抵抗があります。

Samantabha
質問者

お礼

再度の回答、ありがとうございます。 残念ながら(?)「漸」にも「ク」の送り仮名が^^; それに、私は「しょうす」「しょうず」両方とも、仏教関係の典籍(より詳しくいえば禅関係の典籍)で、かなりの頻度で見たことがあるのです(ですから「しょうす」「しょうず」のどちらが正しいのか迷った次第です)。 それらを見ると、やはり、「きゆ」「きえる」ではなく、「しょうす」「しょうする」もしくは「しょうず」「しょうずる」と読む方がしっくりくるのです。 もちろん、質問で提示した「山雪漸消」であれば、「きゆ」でもよいとは思うのですが、「しょうす」「しょうず」も全くあり得ない表現ではないと思っています。

  • Big-Baby
  • ベストアンサー率58% (277/475)
回答No.2

訓読というのは訳するための便法のひとつなので、できるだけわかりやすく読んだ方がいいと思います。それと、出来るだけ古典の文法に従うことが原則ですから、「消(き)ゆ」と読んだ方がいいと思います。古典で「消す、消ず」というのはあまり聞いた方がありません。それで、私見では、 「山雪、漸く消ゆ」が耳で聞いてもわかりやすくいいと思います。

Samantabha
質問者

お礼

回答、どうもありがとうございます。 確かに、「消(き)ゆ」と読む方がよいとは思うのですが、原本に訓点が付いていて、基本的にその訓点通りに読むように、という指示が出ているのです。 問題の箇所には「ス」という送り仮名が振られているので、「消す」または「消ず」のどちらかにしなければならず、そこで今回の質問となりました。 仏教関係の書物なのですが、仏教のものは、訓読みの方がわかりやすいのにと思うものでも、音読みにしてしまう傾向が往々にしてあるようです。

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