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マイクロプレートリーダーについて

マイクロプレートリーダーというものについてお尋ねします。 そもそもこの装置は、どのようなことを行う装置なのでしょうか。 国内外いろいろなメーカーが販売しているようですが、カタログには「吸光度測定」「蛍光測定」「化学発光測定」「偏光蛍光測定」などを行うとありますが、これらはどのようにして何を測定するものなのでしょうか。 当方、専門外でこちらの方面については素人なので、なるべく分かりやすく教えていただけますでしょうか。 また、詳しく勉強してみたいので、初心者向けの本をご存知であればそちらも教えてください。 よろしくお願いします。

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回答No.1

仕事でよくマイクロプレートリーダーを使う者です。 まず「マイクロプレート」とは,大きさ約W12.5cm×D8.5cm×H1.5cmの透明プラスチック製の検査用具です。 一つのプレートには縦8個×横12個(=96個)のくぼみ(ウェル)があり,その一つ一つが小さな試験管のような役割をします。 このウェルに検査サンプルを入れ,それぞれの検査法に従って試薬を反応させ,測定したい物質の量を,色の濃さや蛍光の強さなどにおきかえます。 最終的に反応させた液体の性質を分析する機械が「マイクロプレートリーダー」です。 吸光度測定とは,その液体の色の濃さを測定します。 蛍光測定とは,その液体に紫外線を当てると発せられる蛍光の強さを測定します。 化学発光測定とは,その液体が発する微弱な光の強さを測定します。 偏光蛍光測定とは,・・・ちょっと勉強不足で説明でわかりません・・・ 基本的には試験管と光度計を使って検査しても同じことが出来るのですが,マイクロプレートとプレートリーダーを使えば一度に96検体の測定が出来るので非常に能率的です。 私が仕事で使っているのはもっぱら吸光度測定で,血液中の抗体の量を色の濃さに置き換えて測定する「抗体検出エライザ」という検査に使っています。

macky110
質問者

お礼

教えていただき、ありがとうございました。 おかげさまで大体のことは分かりました。 本を読んで、もう少し勉強します。

その他の回答 (1)

  • ADEMU
  • ベストアンサー率31% (726/2280)
回答No.2

マイクロプレートは96穴(384穴もあります)のプラスチック製の反応用検査器具です。無色透明のものから黒色(主に化学発光測定に使用)のものまであります。 このマイクロプレートを測定する機器がマイクロプレートリーダーです。各社様々ですが、基本的には光を感知する為のものです。 測定原理は様々ですが、最終的には光子の数をカウントして時間当たりの数字で表現するものです。cpm(1分間当たりのカウント数)cps(1秒間当たりのカウント数)などの単位を使用します。 吸光度測定はマイクロプレート内の液体に一定量の光をあて、透過した光の量を測定する方法で液体の色が濃ければ濃いほど透過率は低くなります。 蛍光測定は同じ用に光りをあて、液体中の蛍光物質からでる蛍光量を測定します。 化学発光測定は化学発光物質が酵素などの働きにより自らが発光し、その量を測定します。 偏光蛍光測定は蛍光物質を標識した抗原が抗体と結合して、偏光度が変化することを利用した測定法です。比較的分子量の小さいものに利用できます。 基本的に全てはイムノアッセイ(免疫反応測定)で、抗原、抗体反応から成り立っています。 本ですが、初心者向けかどうかわかりませんが、「今日の臨床検査」(南江堂)は比較的簡単にまとめすぎかもしれませんが、参考書程度にはなると思います。 昔から有名な本は最新の検査情報に疎いのでできれば新しい本を買われることをお勧めします。

macky110
質問者

お礼

ご丁寧にありがとうございました。 紹介していただいた本を探して読んでみましたが、ご指摘のように簡単にまとめすぎ、正直あまり参考にはなりませんでした。 しかし、目的の本は見つかりましたので、それを読んで勉強します。 ありがとうございました。

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