• ベストアンサー

マイクとオーディオ波形図の特性について

kenta58e2の回答

  • kenta58e2
  • ベストアンサー率74% (2483/3311)
回答No.4

VP88そのものは使用したことはないのですが、一般的なM-S方式のステレオマイクについて… ご存じだとは思いますが、M-S方式というのは、単一指向性のマイクと双指向性のマイクを同時に使い、この2つのマイクの音声を合成してLR2チャンネルの信号に変換(デコード)して、ステレオ感のある集音をするわけです。 単純にM-S方式とだけ表現すれば、厳密には上記の2本のマイクを使うことを意味するのですが、VP88などは、単一指向性と双指向性の2個のマイクを1つのボディに納めてある「M-S方式ワンポイントステレオマイク」なわけですね。 そして、VP88の仕様書からは、マイクのスイッチを「M-S」にした場合には、2つある出力端子のうち、1つからは単一指向性マイクの音、もう1つからは双指向性マイクの音が、それぞれバラバラに出でくることになっています。すなわち、このモードを使う場合は、いったん2つのチャンネルの信号を2トラックで録音しておき、ステレオ化するためのデコード作業は別途機材を使って行うことになります。 一方、LOW~HIGHのモードでは、VP88内部のデコード回路が働いて、マイクの2つの出力端子からは、LチャンネルとRチャンネルにきちんと変換された信号が出てきます。そして、LOW~HIGHの切り替えは、考え方としては、単一指向性マイク2本に置き換えた時の、2つのマイクの角度(挟角)を変えるのと同じ効果が現れるもの…という解釈でよろしいかと思います。(この部分、難しいこと言い出すと本が1冊書けますし、私も専門家ではないので…) ちなみに、仕様書を見る限りでは、LOWが挟角90度くらい、MIDが120度くらい、HIGHが140度くらいのようですね。 ということで、前述のように「M-S」のモードは、ワンポイントステレオマイクではなく単体の2本のマイクとしての使い方となりますから、このマイクだけでステレオ録音をする時には使いません。 私もやったことはないのですが、大きなホールで、マイク4~5本を客席側からステージに向けて録音するなどには、中央のマイク(録音上の仮想リスニングポイントの位置)に「M-S」のマイクを置き、音像中央の音をしっかり録りつつ、仮想リスニングポイントにおけるホール全体の残響を録る…といった使い方があるかと思います。この場合は、マイク数本の音をマルチトラック録音し、後刻スタジオでステレオにミックスダウンしますから、必要が有れば「M-S」で録った音をスタジオの機材を使ってデコードすることもできるわけです。 念のため、この投稿を読んでいただく上での参考資料を掲げておきます。 http://homepage2.nifty.com/recording/kakono.otonofukei/newpage8G.htm http://www.mackie.com/jp/products/800r/midsize.html http://www5.plala.or.jp/hirohara/recording/shikata.html なお、私はSingerSongWriterではなく別のDAWソフトを使っていますが、SSW程度のWaveEditer画面の精度では、上下波形が非対称に表示されるのはザラなので、そんなに気にすることはないと思います。オシロスコープのような精度は最初から有りませんので、仮に機材に何か問題があったとしても、WaveEditer画面だけでは問題を類推できる代物ではないです。 ただ、No.1の方のおっしゃるとおり、歪みの多い音は、実際に上下が非対称になります。でもそれはそれで、別に問題では有りません。

hiro9087
質問者

お礼

細かなご回答、どうもありがとうございます。 M-S方式の意味が大分理解できてきました。記述の内容からすると、色々な使い方は勿論あるかと思いますが、基本的な使い方として、左右に追加のマイクを設置することによって、M-S本来の効果が発揮されやすくなるわけですね。スタジオでのバンド練習を収録しようと思っていたのですが、このモードはあまり使い道が無さそうですね(汗) LOW~HIGHモードの方については、LOWモードが90°ということは、LOWモードに行くほどマイクの角度が真横になるわけだから、逆側からの音が入りにくくなり、簡単に言えばステレオ感がはっきりしていくのだと解釈すれば宜しいのでしょうか? 掲載していただいたサイト、色々と細かな事が勉強できて大変参考になります。 ウェーブエディタでの波形図の上下の若干のずれに関しては、どうしても気になっていたんです。前まで使っていたマイクでは、上下のずれどころか大きさ自体に大きな違いがあったので。マイクによって、あまり大きな音は拾ってくれないのかなぁ(-側)と思っていたのです。それは、仕様書にも記載されている、最大音圧レベルと何か関係があるのでしょうか?

関連するQ&A

  • マイクの振動板振幅はこのように考えて良いでしょうか

    マイクは指向性があるのと無いのと2種類あって、 感知特性では静電のコンデンサー型と導電のダイナミック型があります。 それぞれの方式で周波数が違うとマイクの振動板がどのような振幅をするのかを 考えて図にしてみました。 色々ご意見願います。

  • 初心者です。マイクで拾った音声が、、、、WHY?

    中古で買ったステレオマイクミキサー(ビクターMI-60)の1チャンネル2チャンネルにそれぞれマイクをつないで、ミキサーのLINE OUTから出てるピンジャックRとLにRとLピンプラグを3.5mmステレオミニプラグに変換するコードをつないで、デジタルビデオカメラ、キャノンFV-1のマイク入力(3.5mmステレオミニジャック)に差し込んで、まあまあ音が拾えることはヘッドフォン(新品)で確認しましたが、ガーっというノイズが多いのでとても使えません。INPUT SELECTはMIC, ATT, LINEと3種類あるのですが、マイク以外の2つに切り替えても変わりませんでした。これは、基本的につなぎ方が間違ってますか?基本的にマイクミキサーはLINE OUTから、出たR、Lをアンプに通さないといけないものですか?でも、アンプって増幅器ととらえてるのですが、ますますノイズが増えませんか?それともアッテネーターというものをつなぐのですか?

  • マルSってなんですか

    AutoCAD LT 2007の幾何公差記入の実体公差方式の中にマルM、マルL、マルSというのが有ります。マルM、マルLはそれぞれ最大実体公差方式、最小実体公差方式と分りますが、マルSが何か分りません。ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。尚、JISにあるマルF、マルEをAutoCAD LT 2007で書くときはどうしたら良いでしょうか。

  • オーディオインターフェイスのステレオ入力

    オーディオインターフェイスのステレオ入力に関する質問です。 左右別々のチャンネルになっているオーディオインターフェイスを使用しているのですが、 ひとつのマイク(ステレオタイプ・バイノーラルマイク)から、 左右両方のチャンネルに入力して、 ステレオの音声を録音することは可能でしょうか。 マイクの出力端子をいれるところはひとつしかなく、 出力のオス端子1つに対して、RとLの入力のオス端子が双頭になっているコードがあれば 解決できるのだろうか・・・と考えたのですが、 そのようなことは可能なのでしょうか? また、そのような商品は存在しているのでしょうか? 使用している機材は以下のようなものです。 マイク:3Dio Free Space オーディオインターフェイス:ALESIS io2 PC:MacBook Pro 録音ソフト:audacity (また、使用ソフトに問題がある場合もあるのでしょうか?有料ソフトなら解決できるものもあるのでしょうか?) ステレオの可能なオーディオインターフェイスを購入するのがベストだとは思うのですが、 この質問にたどり着くまでの経緯は下記のような流れです。 今まではバイノーラルマイクにレコーダー(TASCAM DR-05)を接続して録音をしていました。 しかし、突然ブーンという音(おそらくハムノイズ?)がひどく聞こえるようになってしまい、 昔ボーカル録音のために購入したオーディオインターフェイスをひっぱりだしてきたが、 (当たり前ですが)Lチャンネルに入力するとLのマイクの音のみ、Lに出力されてしまいました。 このときに出力されたLとRのモノラル音声に関してはブーンというノイズはありませんでした。 マイクとレコーダーの相性が悪いのでしょうか・・・? このことについても何かわかる方がいらっしゃいましたら、ご助言いただきたいです。 機材や録音に関する知識が浅いので、何かとんちんかんなことを書いてしまっていたらすみません。 よろしくお願いいたします。

  • アミンの構造式の図ついてなんですけど

    Nの上にある丸はどういう意味があるのか? N-R1は単結合している状態を表しているのはわかります。 N-R2は単結合を表しているのか?(この結合の線がなにを意味しているのか?) 分子を立体的に考えた場合を考慮しているのか? N-R3は単結合を表しているのか?(この結合の線がなにを意味しているのか?) 立体的に考えたとしてこの図では奥行的な部分? 最終的にはアミンとはテトラポット上の形をした分子だとこの図は言っていると考えています。

  • 管理図の用語?

    いつもお世話になっています。 カテゴリーが違っていたらすみません。 皆様にお聞きしたい事があり質問させていただきます。 仕事で製品に締め付けているボルトやOリングの付いたプラグを デジタルトルクレンチでトルクを測り、管理図(チェックシート)に記入しているのですが、 その中で、『あれは一般特性・これはS特性・それは逆S特性』の言葉を聞いたのですが、 先輩に聞いてもよくわからないようで、 ネットで検索をかけたのですが、でてきません。 もし上記の3項目の意味を知っている方がいましたら、 是非ご教授下さい。宜しくお願いします。

  • オーディオインターフェイスとミキサーをつなぐ方法

    オーディオインターフェイスのUA-25とミキサーのEURORACK MX802Aをつなぐために、Mini HEXA <S-S> 3.0mを一本購入したのですがどうやってつなげば良いのでしょうか? ミキサーのMAIN OUTのLかRにMini HEXA <S-S>をさしてUAー25のINPUTのLかRにつなげば良いのでしょうか? それともLをLにRをRに一本ずつささなくてはいけないのでしょうか? ご回答お願いします。 ↓Mini HEXA <S-S> 3.0m http://www.kandashokai.co.jp/hexa/minihexa.html ↓UA-25 http://www.roland.co.jp/products/jp/UA-25/index.html ↓EURORACK MX802A http://www.behringer.com/02_products/prodindex.cfm?id=MX802A&lang=JPN

  • 感度の高いマイクは環境ノイズを拾いやすい?

    このサイトの回答などにもよく出てくるのですが、「感度の高いマイクは環境ノイズを拾いやすい」「マイク○○は感度が高いから環境ノイズを拾いやすい」というようなことが、半ば常識のように語られています。 もちろん、環境ノイズを拾いやすいマイクとそうでないマイクの違いを経験からお分かりになっていて、その上での発言だということは分かっています。 ここでそういう事実関係に異議を唱えるわけではありませんが、その理由付けとして「感度が高いマイクは」「感度が高いから」というのは少しおかしいのではないでしょうか? なぜかというと、マイクの感度が高ければ、確かに環境ノイズのレベルは高くなりますが、同様に録音対象のレベルも高くなり、シグナルとノイズの比率は等しいはずです。 だから、感度が高い分アンプのゲインを下げたら結局同じことになります。 早い話が、同じマイクでそのまま録音する場合と、-10dBパッドを働かせて録音する場合で、録音対象と環境ノイズのレベル比が変化するのでしょうか? パッドなしのときにアンプのゲインを10dB下げれば、結局同じことじゃないでしょうか? (電気的ノイズの出方とか歪み率とかは変わってくるでしょうけれど。) 環境ノイズを拾いやすいかどうかは、そのマイクの指向性、周波数特性、S/N比、その他の理由で全体として決まってくるもので、-55dBV/Paとか--35dBV/Paとかいう数値それ自体は、特に関係ないのではないでしょうか? むしろ話は逆で、経験的に環境ノイズを拾いやすいマイクを称して「感度が高い」と言ってるだけではないかと思うのですが、いかがでしょうか? 先生:このマイクは感度が高いから環境ノイズを拾いやすいんだよ。 生徒:先生、「感度が高い」ってどういう意味ですか? 先生:それは「環境ノイズを拾いやすい」ということだ。 生徒:??? それともやはり、たとえ指向性、周波数特性、S/N比等の特性が全く同じでも、数値としての感度が高ければやはり環境ノイズを拾いやすくなるのでしょうか? 先生:いや、指向性、周波数特性、S/N比等の特性が全く同じマイクなんか現実には存在しない。 生徒:だーかーらー、そっちの方が原因じゃないですかって聞いてるのっ!!! どうも失礼しました。よろしくお願いします。

  • 回路図での負論理の見方

    平成22年 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前II 問15の問題で 解説が分からないので教えて下さい。 ※下記URL参照 http://www.k4.dion.ne.jp/~type_f/22S_L4/22S_L4ES_15.html この回路図なのですが、CSの部分のROMとOR回路の間に負論理を表す○が二つあります。 この場合、信号は反転して、また反転するのでしょうか? 例えばA15が0、A14が1の場合、出力は1。一つ目の○で0、二つ目の○で1になるので、 CSには1が入力されるのか、という質問です。 CSが負論理で動くのと解説を見る限りそんな訳はないとは思うのですが、 回路図の見方を正しく理解出来てないせいかよく分かりません。 申し訳ないのですが分かる方、教えて下さい。

  • マイク入力に繋ぐ抵抗入りケーブルで、LとRが絶縁されていない

    ヘッドフォン出力(ステレオミニジャック)と、マイク入力(ステレオミニジャック)を繋ぐケーブルを買いました。端子間の抵抗を測ってみると、(一方の端子をL1、R1,G1とし、もう一方をL2,R2,G2とします)G1-G2=0オーム、L1-L2=300オーム、R1-R2=300オーム。ここまでは理解できるのですが、G1-L1=300オーム、G1-L2=4オーム、L1-R1=600オーム、L2-R1=8オーム(以下略)など、抵抗なしの接続ケーブルなら絶縁されている組み合わせが、抵抗ありとはいえ繋がっています。 そこで質問です。 (1)300オームというのはこの目的(ライン出力をマイク入力に変換する)に適した抵抗値なのでしょうか。 (2)ケーブルの箱に回路図も載っていましたが、GLRが互いに接続されていて、左右の音がきちんと分かれて出てくるのでしょうか。 (3)この質問のような問題(オーディオに関係する電気の問題)を学べる書籍がありましたら教えてください。