• ベストアンサー

聖趾という単語について

小栗虫太郎の小説「黒死館殺人事件」を読んでいたら「横廊下に当る聖趾窓から抜け出すだろう。」と書かれていたのですが、ここに出てくる「聖趾」という単語について詳しく知っている方がいたらどうかおしえてください。恐らく「聖跡」と同じ意味だと思うのですが、確信がもてません。できれば(セイシ)と読むのか(せいせき)と読むのか読みにかんしてだけでもかまいません。回答お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Big-Baby
  • ベストアンサー率58% (277/475)
回答No.2

#1さんの回答でほぼ完璧だと思いますが、すこしだけ私見を。 #1さんの推測通り「ピイド ウインド」がpied windowのことであれば、やはり「まだら模様の彩色窓」でいわゆるステンドグラスに近いものを指すと思われますが、piedの場合単色でもそう言えるようなので、一色しか使っていないのかもしれません(いわゆる白黒模様でもpiedと言えるようです)。 「聖趾」=「聖跡」というのはやはりキリスト教の聖人の事跡のことでしょう。窓に聖人の事跡が描かれているのでしょうね。 感じとしてはつぎのサイトの一番下のステンドグラスのようなものでしょうか。 http://www.thefamilyhistorypages.co.uk/Stoke_St_Gregory_Church.html これはおそらく聖グレゴリウスの事跡を描いたものでしょう。

ooesyundei
質問者

お礼

さらに詳しい回答ありがとうございました。わざわざサイトまで探してくださってお手数かけてすいませんでした。大変分かりやすく理解できました。聖人をかたどった窓ということ教えていただいて、確信がもてました。詳しく裏づけしてくださって本当にありがとうございました。おかげでスッキリしました。貴重な回答本当にありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • DexMachina
  • ベストアンサー率73% (1287/1744)
回答No.1

> (セイシ)と読むのか(せいせき)と読むのか 「跡」にも「趾」にも「あと」の意味・訓がありますので、恐らく仰る通り「聖跡」と同じ意味と 推測しますが、「趾」には「せき」の音(おん)がありませんので、「せいし」と読むしかないと 思います。 Web上で検索してみたところ、ご質問の著作の本文が公開されており、そこでは「聖趾窓」 に「ピイド ウインド」とルビが振られていました。 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/4728/ogurikokushi.txt (キーボードのCtrlキーとFキーを同時押しして「聖趾窓」で検索すると、2件目にルビあり) 「ピイド=pied(まだらの・雑色の)」(多分ですが)ということと「聖趾」という語のイメージから 推測するに、何らかの聖跡をモチーフとした(或いは宗教的な意味をもつ模様の)ステンド グラスが施された窓・・・でしょうか。 (ただ、ステンドグラスについては、別の箇所に「十二宮を描いた彩色硝子(ステインドグラス)  の円華窓」という表現もあるので、なんとも・・・(汗)) (こちらは「彩色硝子」で検索してもらえば確認できます)

ooesyundei
質問者

お礼

回答ありがとうございました。やはり聖跡と同じ意味でしたか、うすうすステンドグラスをモチーフにしたものではないかと思っていましたが、まさにその通りだったんですね。詳しく回答してくださって本当にありがとうございました。お礼が遅れて申し訳ありませんでした。貴重な回答本当にありがとうございました。

関連するQ&A

  • 大工用語に詳しい方教えてください。

    小説を読んでいたら「貫き打ち戸」もしくは「貫打ち戸」という単語が出てきたのですが、大工用語に詳しい方でこの単語の意味を知っておられる方おしえてください。もしかしたら造語かもしれませんが、よろしくお願いします。ちなみに小説は「黒死館殺人事件」作者小栗虫太郎の小説です。

  • 打戸環(うちどかん)の意味について

    小栗虫太郎の文庫本、創元社発行、日本探偵小説全集6小栗虫太郎集の中の黒死館殺人事件の中で211ページ4行目に「玄関は礼拝堂の左手にあってもしその打戸環(うちどかん)のついた大扉の際に私服さえ見なかったならば、」という箇所で打戸環(うちどかん)と書かれている、打戸環の意味を建築に詳しい方もしくは単語に詳しい方誰でもけっこうです。教えてください。

  • 小栗虫太郎の小説の用語について

    小栗虫太郎の小説黒死館殺人事件の「西班牙フィリップ四世朝の宰相)の定紋じょうもんが冠彫かしらぼりにされている豪奢な講典杖キャノニスチック・ケーンをついていた。」の部分の「講典杖」という単語がでてきますが、この講典という単語はどういう意味なのでしょうか、また、「コウテン」と読むのか「コウデン」読むのか詳しい方おしえてください。私は昔の国師という役職を講師とも、よばれていたことから、宗教上とりおこなうのに必要な杖と考えたのですが、ちがうのでしょうか。

  • 「奇書」あるいは「大実験小説」にはどんなのがありますか?

    実験小説とか、奇書の類が大好きなのですが、 僕の知らない奇書がまだ世の中にはたくさんあるだろうと思うと、 胸が高鳴る気がします。どんな「奇書」があるか、ぜひ教えて下さい。 今、見知っている「奇書」といえば、ざっと以下の通りです。 ジェイムス・ジョイス『ユリシーズ』 ・・わけわからん ジェイムス・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』 ・・読まれへん ロレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』 ・・脱線しまくり大長編 ミロラド・パヴィチ『ハザール事典』 ・・どこからでも読める小説 レーモン・クノー『文体練習』 ・・絶対練習になってへん 夢野久作『ドグラ・マグラ』 ・・なんかもう泣きそう ジョルジュ・ペレック『人生使用法』 ・・強烈な精密描写 筒井康隆『虚人たち』 ・・1ページが1分で進む 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』 ・・超難解ミステリ 中井英夫『虚無の供物』 ・・ミステリ三大奇書のひとつ ・・ぜひ、おねがいいたします。

  • 日本の漫画の小説を英語に翻訳した本を探しています

    いつもお世話になっております。この前、書店を回っていたら小説版の金田一少年の事件簿の英語版を発見しました。漫画が好きなので英語文章が苦手な私でもなんとか単語の意味を調べながら読むことが出来ました。 金田一少年の事件簿以外に、日本の漫画を小説化したものの英語版はありませんでしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて頂きたく願います。宜しくお願い致します。

  • "REDRUM=MURDER"って?

    今更ながらに『金田一少年の事件簿』にハマり、少しづつビデオを借りて観ているのですが、『蝋人形城殺人事件』という話のときに、「"REDRUM(レッドラム)"という単語のつづりを逆から並べ替えると"MURDER(殺人者)"という意味になる」という言葉遊びのようなものが出てきました。 で、白泉社・花とゆめコミックスの『伯爵カインシリーズ・赤い羊の刻印』(由貴香織里・著)の中にもそれとまったく同じ言葉あそびが出てくるのですが、これって何か元ネタとかあるのでしょうか? それともただの偶然? ちょっと気になったので…ご存知の方いらしたら、お暇なときにでも教えてくださいませ。

  • 人間の無意識を抽出するような、不可思議な小説はないでしょうか

    私は日本文学の中でも、人間の無意識を抽出するような、不可思議な小説を好んでいます。 作品や、作家をあげるとすれば、黒い水脈と呼ばれるアンチミステリー三作(ドグラ・マグラ、虚無への供物、黒死館殺人事件)、江戸川乱歩、中井英夫、夢野久作、夏目漱石、日本古典文学、(方丈記、徒然草、源氏物語)仏教物(正法眼蔵、歎異抄)安部公房、太宰治、宮沢賢治、倉橋由美子(聖少女)などです。大江健三郎、中上健次、谷崎潤一郎なども今度読んでみようと思っています。 こんな私が好みそうな作家、作品は何かないでしょうか。別に、不気味な作品でなくても、私が好みそうな物でしたら、何でも結構です。よろしくお願い致します。

  • 公文SRS速読

    公文でSRS教材をしていたのですが、伸びませんでした。英文を返り読みせずに読み下す。前後の文章の内容から分からない単語の意味を類推する。文章のうち、先に何が起こるか、先に何が書かれているかなどといったことを考えて予測類推しながら、読んでいくという感じでした。日本語として、理解できてもそれを実際にするのがどういう感覚なのかが体得できませんでした。もう一人の同じ教室にきていた学生は、英語の成績があがっていきました。英語のみでなく語学は同じ感覚、国語文章読解も伸びていきました。自分は要領が悪いのだと思います。集中力にも少々かけていたかと思います。 自分には、単語の意味を予測するのが、考えてみても実際に翻訳をみていると本来の単語の意味と見当違いだったりします。英文を読み下すのも、頭からとらえていっても、文章の意味が訳が分からなくなってしまいます。返り読みした方が文意が正確に取れます。フレーズごとに区切って読む、単語を逐語読みしない、フレーズごとに目を置きながら、個々の単語に意識を執着しすぎないというのがありました。ワンフレーズが短ければ文意も取れますが、あまりに長くなると、文意が理解できません。もう少し短いフレーズに区切って、狭い範囲に意識が集中します。しかし、公文ではこのフレーズをできるだけ長く幅を取れるようになるのが目標です。予測読み類推読みというのは、速読する上で大切なことなのでしょうか 実際に自分が予測したないようとかけはなれた話の展開がくることもしばしばあります英語に限らず国語までほかの人は成績を伸ばしています語学全般にわたって、このような速読ができている方がいたらアドバイスお願いします。 僕のように挫折した方でも何か体験談や意見などあったら よろしくお願いします

  • 村上春樹好きな私におすすめする小説は何かないでしょうか

    私は村上春樹の作品が好きで、ひととおり長編作品は読んでみました。あまり読書経験がないものなので、村上作品と似たような傾向の作品を探しています。 他には、黒い水脈と呼ばれるアンチミステリー三作(ドグラ・マグラ、虚無への供物、黒死館殺人事件)が非常に大好きです。このように、不気味かつ、人間の無意識を抽出するような小説を好んでいます。 さらに好きな作家を挙げると江戸川乱歩、中井英夫、夢野久作、夏目漱石、日本古典文学、(方丈記、徒然草、源氏物語)仏教物(正法眼蔵、歎異抄)安部公房、太宰治、宮沢賢治、倉橋由美子(聖少女)などです。大江健三郎、中上健次、谷崎潤一郎なども今度読んでみようと思っています。 こんな私が好みそうな作家、作品は何かないでしょうか。別に、不気味な作品でなくても、私が好みそうな物でしたら、何でも結構です。よろしくお願い致します。

  • 推理ものでオススメの作品を教えてください。

    推理ものでオススメの作品を教えていただけませんか? 小説・映画・ゲーム・ドラマ・・・なんでも構いませんが、ゲームに関してはなるべくフリーゲームでお願いします。 又、ドラマでしたらオススメの話などがあれば、お願いします。 漫画で言えば『金田一少年の事件簿』のような、小説で言えばアガサ・クリスティの『青いゼラニウム』『蒼ざめた馬』のような、怪奇(ホラー)ミステリーのようなものが好きなのですが、あくまで完全にトリックであり、超常現象などは一切ないものでないと苦手です。 というか、超常現象だとかオカルトめいたものに見せかけた殺人事件を解決する・・・という設定が好みなんです。 推理ものは子供の頃から好きなのですが、まだまだヒヨっ子ですのでよろしければ教えてください。 参考までに、既読・プレイ済みの作品、及びお気に入り度です: ・アガサ・クリスティはメジャーなのはほぼすべて、ミス・マープルシリーズがお気に入り ・シャーロック・ホームズシリーズ→ 好きです。が、ほぼ幼少時代に読んだので思い出補正かかってる可能性が・・・ ・『名探偵コナン』→ 面白くはあるんですけども、(わざととはわかっていても)トリックがありえないほど面倒なのが多いと、登場人物が全員超人なのがちょっと・・・読んでいて楽しいことには楽しいです ・『すべてがFになる』→ 設定は面白かったのですが、あまりコンピューターに詳しくないのでとりえあずコンピューターいじればどうにでもなるんじゃ・・・という程度にしかわかりませんでした ・『DS西村京太郎サスペンス』、同じく山村美沙→ わりと好きなゲームです。時刻表トリックには悪戦苦闘しましたが・・・ ・『男鹿・角山殺しのスパン』→ 面白そうな設定だったのに、えっ?これで本当に真実?と新事実を待っていたら結局そのまま終わったのでそういう意味では驚きました。あまり好きではないです ・『十角館の殺人』→ クリスティリメイクのようで好きでしたが、実は密室じゃなかったり実はクローズドサークルじゃなかったり・・・というのがちょっと反則なんじゃ・・・とは思いました ・『時計館の殺人』→ かなり好きです。 ・『容疑者Xの殺人』→ 好きです。が、ガリレオさんは超常現象を科学でうんたら・・・と聞いていたのでもしかして作品のなかでも異質なのを引き当ててしまったんですかね・・・? ・『電脳山荘殺人事件』→ 好きです ・『殺戮にいたる病』→ 最後にうわああああってなりました。が、なるべく叙述トリックはなしでお願いします。 ・『TRICK』→ 手品とか、ホラー風味なのも、面白い!とは思いますけど、メインのトリックがだいぶ前から読めてしまったり・・・ 宜しくお願い致します。