なぜ「一段落」は「ひとだんらく」とは読まないのか?

このQ&Aのポイント
  • 「一段落」の読みは「いちだんらく」で、「ひとだんらく」は誤りです。
  • 「一段落」は二字熟語であるため、音読みには音読みを組み合わせる必要があります。
  • 「一段落」の読みに限らず、音読みには音読みを組み合わせるというのが一般的なルールです。
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「一段落」を「ひとだんらく」と読んではいけない理由

先日「世界一受けたい授業」で 「一段落」の読みは「いちだんらく」で 「ひとだんらく」は誤りという話題があり、 その根拠として「だんらく」は音読みだから…と説明していました。 http://www.ntv.co.jp/sekaju/class/070804/01.html しかし、二字熟語の場合でも湯桶読みや重箱読みと 呼ばれるものは存在するわけですから 音読みには音読みを組み合わせないといけないというのは 根拠にならないのではないかと思います。 「一段落」の読みに限らず 「音読みには音読みを組み合わせる」というのが この手の話題の決定的根拠になりうるのか 教えていただきたく思います。 因みに↓の既出の質問も読みました。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1407660.html

質問者が選んだベストアンサー

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  • Tacosan
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回答No.2

とりとめもなく書くことにします: 根拠にはなるかもしれないけど, あまり強い根拠にはならないと思います. まず, 「ある規則には例外がある」というのは, 言い換えれば「たいていの場合はその規則に従っている」ということです. つまり, 「その規則に従う方が正しい*可能性が高い*」とは言えるでしょう. 「正しい」とは言い切れないんだけど. 次に反論ですが, 「一段落」そのものは本来「一」+「段落」でできています. だから, 「意味の切れ目で訓読みと音読みがわかれているだけ」という解釈は可能だと思います. つまり, 「熟語で音読み同士, あるいは訓読み同士になるのは全体で 1つの意味をなすからであり, 複合語においてその規則を堅持しなければならないということはない」ということはできるんじゃないでしょうか. 表面上「一」+「2字の熟語」という形で「ひと~」になるものとしては, 「一苦労」とか「一芝居」なんかがあります. 「一口説」も「ひとくぜつ」になっていたなぁ (広辞苑による: こんな表現, 始めて見たよ). 「一呼吸」は... 「ひとこきゅう」? まあ, 変に理屈をつけようとするといらん反論を受けるわけだ. だいたい, 「正しい」かどうかってのは必ずしも規則とか理屈で決まっているわけじゃない (だからこそ「例外」が存在する, ともいえる) のに.... あ, そうそう, 「ひと~」と読むパターンだと, 「ちょっとした」というニュアンスが入るような感じがします.

sak_sak
質問者

補足

回答ありがとうございます。 >根拠にはなるかもしれないけど, あまり強い根拠にはならないと思います. 私もそう思います。 もし「一段落」の読みを今までに耳にしたことが無く 「勘で読んでみなさい」と言われたなら “音読みには音読み”ルールを適用し 「いちだんらく」と読んだと思います。 >だいたい, 「正しい」かどうかってのは必ずしも規則とか理屈で決まっているわけじゃない 先生の説明の仕方として、例えば「“いちだんらく”が正しいです。 音読みの言葉には音読みを組み合わせることが多いのですよ。」 と付加的に説明するなら、理解できるのですが 「音読みの言葉には音読みを組み合わせるからです。」 と、あたかも根拠であるような説明をしていたことに 私は引っ掛かりを感じました。 国語の先生って論理的な思考・説明が苦手なのでしょうか?

その他の回答 (2)

回答No.3

文化庁の「『ことば』シリーズ39」では、次のような見解をとっています。若干古い資料(平成五年)ですし、国がいうから正しいとも言えませんが、一応の基準にはなると思います。 >「ほとんどの辞書で『ヒトダンラク』という語形は認めていない。また、『イチダンラク』では、その意味を表すのに不都合だとも考えにくい。そのような点からは、『ヒトダンラク』という言い方は許容としては認められても、普通の言い方としては『イチダンラク』を採るのが穏当であろう。」 なお「『ヒトダンラク』という言い方は許容としては認められても」とあるのは、実際にそう読む人がいて、「意味の上からそれほど不自然に聞こえない」という、同書の前半に書かれている内容を受けたものです。 その部分を少し要約すると、 「一安心(ひとあんしん)」というように、「ひと」という接頭語は、漢語(「安心」のほか「工夫」「思案」「騒動」など)の上につき、動作性のある意味を表す。よって「段落」の上についてもおかしくない。今後「ひとだんらく」の方が主流になることも、十分に考えられる。 というものです。 以上を総合的に勘案すると、現段階の結論としては、 『ヒトダンラク』と読んでも誤りではないが、『イチダンラク』と読んだ方が無難である ということになるでしょう。 ちなみに「一段落」という言葉が使われるようになったのは、鴎外、漱石のころからだそうです。もちろん、当時はすべて『イチダンラク』だったことでしょう。

sak_sak
質問者

補足

回答ありがとうございます。 文化庁の見解のような説明の仕方だったら (賛成できるかどうかは別として)納得できますが、 “音読みには音読み”のみを根拠とする議論の仕方を どう思われますか?

  • chie65536
  • ベストアンサー率41% (2512/6032)
回答No.1

音読みには音読みを組み合わせないといけないが、湯桶や重箱など、例外もあります。湯桶や重箱が許されているからと言って、ひとだんらくを許す訳にはいきません。 飛行機に拳銃を持ち込んではいけないが、職務中の刑事や捜査官など、例外もある。刑事や捜査官が許されているからと言って、一般人が拳銃を持ち込むのを許す訳にはいきません。 例外が存在するからと言って、その例外を根拠に間違いを正当化する事は出来ません。 「例外があるから根拠にならない」と言うのは「例外があるから一般人も飛行機に拳銃を持ち込んで良い」と言っているのと同じです。

sak_sak
質問者

補足

回答ありがとうございます。 私は湯桶読みや重箱読みの存在を根拠として 「ひとだんらく」が正しいと言いたいのではありませんし 「いちだんらく」が誤りだと言いたいのでもありません。 まず、そこをご理解いただきたいです。 「音読みには音読みを組み合わせる」というのは 飽くまで一般則だと思うのですが、 ある先生がそれを根拠に「ひとだんらく」を否定 していることに疑問を感じたわけです。 喩えを流用させていただくならば その人が刑事や捜査官なのかどうかを確かめもしないで ただ「飛行機に乗る人は拳銃を持ち込んではダメ」という 議論の仕方をしているのではないか、と思ったのです。 もし、湯桶読みや重箱読みが“重箱の隅”であるならば 仰ることも理解できる気がしますが そんなに稀なケースなのでしょうか? 因みにNo.2の回答にある「一苦労」は何と読まれますか?

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