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物権法の事例問題

 事例問題(物権法)  「1:取消と登記 について論ぜよ 2:賃料債権に対する抵当権の物上代位について論ぜよ」という事例問題が大学のテスト(物権法)に出ます。  あらかじめ回答を準備しておくことを薦められました。  しかし、事例問題といわれてもいまいちよくわかりません。(オーソドックスな事例とは言っていたのですが・・・)  そこでお聞きしたいのですが、この2つに関するオーソドックスな事例問題とは、例えばどのようなものがあるのでしょうか?また、「論ずる」際のポイントなどがありましたら、教えていただけると助かります。  よろしくおねがいします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • KAMENRA
  • ベストアンサー率100% (1/1)
回答No.1

1.取消と登記については、こんな事例です。  (1)A→Bに不動産売買(登記移転済み)実はBがAをだましていた。  (2)Aはだまされていた事に気がつき、詐欺を理由に取り消したが登記をそのままにしておいた。  (3)Bはその間に、Cに当該不動産を売ってしまい、登記もCに移転してしまった。 論点は、「取消後に登場した第三者の保護」です。通説判例は、登記を先に備えた者の勝ちです。先ほどの事例では、AC間ではCの勝ちです。理由は取引の安全です。司法試験の昭和35年第2問に事例で類似問題が出ているので、本屋で探してみてはいかがでしょうか。

その他の回答 (1)

  • un_chan
  • ベストアンサー率60% (219/365)
回答No.2

オーソドックスな事例問題というこどですと、(2)では、判例とその解説を押さえるのが手っ取り早いと思います。  債権譲渡との関係で 平成10年1月30日民集52巻1号1頁  一般債権者の差押えとの関係で、平成10年3月26日民集52巻2号483頁  相殺との関係で、最判平成13年3月13日民集55巻2号363頁  敷金充当との関係で、最判平成14年3月28日民集56巻3号689頁  転貸賃料債権への物上代位として、平成12年4月14日民集54巻4号1552頁 あたりの、判例や最判解説、また教科書での該当ページ近辺には、基本的なことも解説されているはずでから、そこをチェックしておけば十分ではないかと思います。(債権譲渡等、まだ授業でやっていないものがあれば、それは外してもいいでしょう)

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