• ベストアンサー

三角関数と対数の関連について

歴史的にはいわゆる対数が発明される前に三角関数の公式を使って掛け算を足し算として計算することが行なわれていたそうですが、オイラーの公式を眺めていると左辺の指数部分はiとxが掛け算ですが右辺が実数部と虚数部に分かれていて何となくこの公式が対数のことを示しているような感じがするのですが、このような印象には何か数学的な根拠があるものでしょうか。

noname#194289
noname#194289

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • proto
  • ベストアンサー率47% (366/775)
回答No.4

三角関数と対数関数というより、実数の対数法則と偏角の法則が似ているように感じます。   log(a*b) = log(a)+log(b)   log(1/a) = -log(a)   arg(z*w) = arg(z) + arg(w)   arg(1/z) = -arg(z) などです。 これは、複素数の範囲での対数関数を考えれば、   z = |z|*exp(i*arg(z))   log(z) = log|z| + i*arg(z) となり、対数関数が偏角の関数を含むことによります。

noname#194289
質問者

お礼

ご教示をいただき改めて掛け算と足し算の関係にますます強い興味を感じました。勉強して行きたいと思います。ありがとうございました。

その他の回答 (4)

noname#101087
noname#101087
回答No.5

#3 です。少々蛇足を。 指数関数の方から眺めると、A*B の掛け算は… ・実指数  A = e^a, B = e^b として、  A*B = (e^a)*(e^b) = e^(a+b) ・虚指数  A = Re(e^ia), B = Re(e^ib) として、  A*B = Re(e^ia) * Re(e^ib) = Re{e^i(a+b)}/2 + Re{e^i(a-b)}/2 (注:こちらには、ほかの組み合わせもあり)

noname#194289
質問者

お礼

やはり虚数が関係しないと統一的な理解はできないようですね。大変興味深いご追加を教えていただいて感謝いたします。

noname#101087
noname#101087
回答No.3

#2 ですが、「間違いを正せ」という回答でした。 謹訂正。 ------------------- A*B を求めたいとき。 ・対数表の場合と同様、A=a*10^m, B=b*10^n と桁取りし、a, b≦1 にしてしまう。 ・sinα= a, sinβ= b なるα,βを求める。 ・cos(α-β) = p, cos(α+β) =q を求める。 ・a*b = (p-q)/2 ・桁の復元 ------------------- ほかのとゴッチャになってました。

noname#194289
質問者

お礼

ごていねいに御教示感謝いたします。三角関数による簡便計算法が余り発達しなかった理由が何かあったのでしょうね。

noname#101087
noname#101087
回答No.2

対数表のかわりに三角関数表を使う、のはできそうですね。 A*B を求めたいとき。 ・対数表の場合と同様、A=a*10^m, B=b*10^n と桁取りし、a, b≦1 にしてしまう。 ・sinα= a, sinβ= b なるα,βを求める。 ・sin(α+β) = p, sin(α-β) =q を求める。 ・a*b = (p+q)/2 ・桁の復元 もっとありそう。

  • maku_x
  • ベストアンサー率44% (164/371)
回答No.1

指数関数 y=exp(ix) (iは虚数単位)をマクローリン展開すると、実部と虚部がそれぞれ cos(x)、sin(x) のマクローリン展開になることが分かります。つまり、これがオイラーの公式で、このことから、 exp(ix) = cos(x) + isin(x) ... (1) exp(-ix) = cos(x) - isin(x) ... (2) (1)+(2)より、 2cos(x) = exp(ix) + exp(-ix) cos(x) = (exp(ix) + exp(-ix))/2 (1)-(2)より 2isin(x) = exp(ix) - exp(-ix) sin(x) = (exp(ix) - exp(-ix))/(2i) を得ます。三角関数は指数関数で置き換えることができる訳です。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%85%AC%E5%BC%8F
noname#194289
質問者

お礼

御教示ありがとうございました。三角関数と指数関数は高校レベルではなかなか関連を理解するのは難しそうに思いました。

関連するQ&A

  • 対数と三角関数との関係

    歴史的に対数表が広く使われる前には三角関数表が代わりに使われていたそうですが、数学的にはどのような関係があるのでしょうか。足し算と掛け算の関係ですから初歩的なことなのでしょうが・・・

  • オイラーの公式

    ある素人向けの数学の本に e^iπ+1=0 という式が紹介されており、筆者がこの式は数学の美と調和と不思議を示すものとして自分の墓誌に刻んだと書いてありました。 もともとは e^ix=cosx+isinx というオイラーの公式のxをπとおいてこの式が導かれるようですが、そもそもオイラーの公式というのはどのような背景で導き出されたもので、数学的にはどのような意味があるのでしょうか。 自然対数と虚数と三角関数が関連しているということが不思議なのですが、数学の歴史の中では、この式が導き出されたのはなんらかの必然性があったのでしょうか。

  • 対数の意義

    対数は大きい数の掛け算を、足し算に変えて簡単にできるようにする、といった説明があります。実際、どんなシーンで、どんなふうに使っていたのだろうか、と疑問に思います。どんなふうに使っていたのでしょうか? LogXY=LogX+LogY の式があり、 右の二つが出たら、左辺もわかります。 (常用対数だとして)ただ10の何乗の数か、といったおおざっぱなところしかわからないのではないでしょうか?

  • オイラーの公式のe^(ix)を e^(x+i)としてみた場合

    e^(x+i)=e^x*e^iをオイラーの公式e^(ix)=cosx+isinxとならべてみると 何となく指数法則がほかにも含まれているような気がするのですが、何か根拠があることでしょうか。具体的には左辺の指数の*と+関係が右辺では逆転していることに関してなのですが・・・

  • 三角関数の指数関数表示とオイラーの公式の関係

    指数関数表示されたsin やcosをそれぞれ二乗して足してみるとe^(ix)*e^(-ix)が1になることは(sinx)^2+(cosx)^2=1という公式から素朴に納得できますが、この公式から逆に三角関数の指数関数表示を考えることは不可能だと思います。この公式とオイラーの公式とは直接の関係はないのでしょうか。

  • 純虚数の指数関数に関して

    「純虚数を指数とする複素関数の絶対値は1となる」ということなのですが、なぜそうなるのかいまいちわかりません。 オイラーの公式を利用すると簡単に証明できると言われましたが、やはり自分の力では理解できませんでした。(オイラーの公式自体は理解できているつもりです) 具体的には、|exp(-iπf/4)|=1となる理由を、教えていただきたいです。 iは虚数単位、fは任意の数値が入る文字です。

  • 1対1以外の対応には複素数が必要になるのですか?

    以前うかがった(-1)^(-i)=e^πの場合も右辺の数はひとつでも左辺はひとつではいないときには虚数単位が登場するので、多価関数である三角関数の指数関数表示などとともに1対多という対応には虚数や複素数が関係してくるのかと思いました。

  • 最初の三角関数表・対数関数表などは、誰がどのような方法で作ったのでしょうか。

    ●今日では、三角関数(度・ラジアン)や対数関数(自然対数・常用対数)は級数展開式とコンピュータで簡単に数値計算できます。しかし歴史的に見たとき、最初の数値計算から級数展開という手法を使ったとも思えません。 ●そう思う理由は、微分・積分の概念と具体的演算手法が確立していないと、級数展開が数値計算には使えない筈だ、と考えるからです。 ●時間的には三角関数が一番初期に計算されたものと思いますが、eと微分・積分の関係を考えると対数の計算方法や時期など、中学生への関連説明に使うために知りたいのです。 ●こういった数表は誰がどうやって何時頃計算したのか、どなたか数学史の観点で解説頂ければ幸いです。

  • オイラーの公式の右辺が複素数の形をしている理由について

    オイラーの公式は,私にはとてもむずかしいのですが,右辺が複素数の形をしているのはどのようないきさつがあるのでしょうか。それは左辺の方との関係なのでしょうか。

  • オイラーの公式に関する素朴な疑問

    有名なオイラーの公式 e^(ix)=cosx+isinxで isinx を移項してみるとcosx=e^(ix)-isinxとなりますが、左辺が実数であるとすれば右辺も実数に違いないはずですが、右辺も実数であることは一見しただけではわかりません。右辺が実数であることをオイラーの公式を使わないで納得できるためにはどのような知識が必要でしょうか。