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遺伝子側とタンパク質側、双方からのタンパク質の構造決定について、抗原抗体反応を利用した分析方法について

テストで次の内容が出たのですが、答えられませんでした。気になって夜も眠れません。回答お願いします。 問)現在では、誰でもWeb上から各種データベースにアクセスしてタンパク質をコードする遺伝子の塩基配列を基にしたタンパク質の一次構造を比較的容易に推定できる。しかしながら、タンパク質そのものを生体から単離して構造決定することは非常に重要である。なぜ、遺伝子側だけでなく、タンパク質側からも構造決定する必要があるのか?理由を述べなさい。 問)抗原抗体反応を利用した様々な分析は、生命科学研究で欠くことができないほど重要である。抗体を利用した分析方法を挙げ、原理を簡単に説明しなさい。

  • aats
  • お礼率62% (5/8)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • dora1
  • ベストアンサー率50% (263/518)
回答No.3

問1についてだけ(問2はNo.2の回答でOKです)。 1) 塩基配列情報では、ゲノムDNAならゲノムにそのような配列があること、あるいはcDNAならそういうRNAが細胞内にあることはわかりますが、それがほんとにタンパクに翻訳されているかどうかは実は不明です。配列の都合で偽遺伝子化している場合もありますし、mRNAは多くの細胞で発現しているが、それがペプチドにまで翻訳されるのは特定の細胞だけ、などという例もあります。塩基配列情報はあくまでも予測にすぎません。 2) ペプチドが翻訳されていたとしても、それがそのまま細胞内で機能しているとは限りません。いわゆるタンパクの翻訳後修飾を受けている可能性があります。たとえば、mRNAからペプチドがつくられた状態ではそれは前駆体ペプチドであり、その一部がちょん切れてはじめて生理的な活性のあるペプチドになる例、糖やそのほかの物質が結合してはじめて活性が出る場合もあります。こういった翻訳後の変化も塩基配列からある程度までは予測できますが、実際に調べないとはっきりしたことはいえません。No.1の回答のグレリン(ghrelin)の苦労話もこの典型的な例です。

その他の回答 (2)

noname#48316
noname#48316
回答No.2

問1) タンパク質が機能するためには、その構造(3次構造や4次構造)が鍵となります。 つまり、形が問題なんです。 形を見ること=タンパクの機能・働きを究極的に理解することです。 DNA配列(ATGCTGCATCG・・・)を見ても、どんな配列のタンパク質が 出来るかは分かりますが、どのような形をしたタンパク質が出来るかは分かりません。 そのため、タンパク側からも分析する必要があるわけです。 問2) ELISA法やウエスタンブロットなどがあります。 原理は、有名な方法ですから、ネットを調べればすぐに出てきます。 図書館に行っても、イラスト付きでよく分かる本が多数あります。

aats
質問者

お礼

ありがとうございました。やっと問題の概要がつかめました。これで夜もグッスリ寝れそうです。

  • ebikichi
  • ベストアンサー率35% (75/213)
回答No.1

これなんか塩基配列見ただけじゃ、話にならんもんね http://www.lsi.kurume-u.ac.jp/molecular_genetics/Page%2021.html

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