• ベストアンサー

熱可塑性と応力緩和

熱可塑性材料を加熱成形して冷却するときの現象についてなのですが, このとき材料の中では「応力緩和」が起こっていると考えて良いのでしょうか? 所謂「応力緩和」が,熱可塑性材料では特に「熱可塑」と呼ばれるのであって, 「熱可塑」とは「応力緩和」のひとつなのだ,と言う認識は如何でしょうか. それとも,「応力緩和」と言うよりも,「溶融して流れたものが固まる」と言う 見方をした方が良いのでしょうか? また,熱可塑性樹脂を加熱成形した後には「残留応力」は残存しているものでしょうか?

  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#21649
noname#21649
回答No.1

>このとき材 加熱期間中?.成形期間中?.冷却期間中? いずれても.ひずみが次第に取れて変形する「応力緩和」は発生していますが.さて.検出できるかどうかは別問題です。 「応力緩和」とは.プラスチック内に存在している歪みが次第に取れて行く現象です。 「熱可塑」は.熱を加えると変形しやすくなる現象で.ひずみが取れる「応力緩和」が促進されますが.場合によっては.重力等外部から加わる力によって.新しい変形を生じる場合を含みます。熱可塑を養生の場合に限るならば.「応力緩和」が起こっていると考えられます。 >良いのでしょうか? 良いか悪いかという価値判断に立てば.両者を混同することがもっとも悪いです。 >「残留応力」は残存しているものでしょうか? 程度の差はあれのこっています。ただ.検出できるかは別問題です。養生して変形が検出される場合もあれば.残留応力が小さく切れやすいので分子をそろえて残留応力を強める場合もあります。 ところで「養生」は方言ですか.成形加工した後ちょっと温度の高いところにおいて.型剥しの時にできた歪みをとる作業です。

First_Noel
質問者

お礼

>良いか悪いかという価値判断に立てば.両者を混同することがもっとも悪いです。 なるほど,そうなんです,ふと思い始めたらこんがらがってしまっ.. 私,この辺専門外で「養生」と言う用語は初めて聞いたのですが, 意味は分かりました.慣れていないので面白い表現だと感じました. 理解への大きな助けとなりました,ありがとうございました.

関連するQ&A

  • 熱硬化性樹脂の応力緩和現象について

    樹脂は典型的な粘弾性挙動を示す物質であり、 その粘弾性挙動には応力緩和という現象があると承知しております。 応力緩和とは一般に、初期の弾性ひずみがクリープひずみに置き換わって いく現象として説明されていると思います。 しかし、固体状態の熱硬化性樹脂の場合、塑性ひずみ(永久に残るひずみ)はほとんど生じないので、永久に残るクリープひずみも生じないと考えておりますが、これは間違いでしょうか? もし、クリープひずみもほとんど生じないのだとすれば、熱硬化性樹脂の応力緩和はどのようにして説明されるのでしょうか? それとも、固体状態の熱硬化性樹脂はほとんど応力緩和しないのでしょうか? よろしくお願い致します。

  • エポキシ樹脂の残留応力測定方法について

    一般的な樹脂や金属の残留応力の計測方法には、 熱弾性応力解析法(TSA)、光弾性法、X線による測定方法があると 思うのですが、 原理としてはこの3つの測定法とも、材料に発生しているひずみを 計測し、応力に変換して出力するものだと認識しております。 ここで、樹脂の残留応力を求める場合、 高温での硬化中には応力緩和が起こりますが、ひずみ量自体に変化はない ので、冷却後の残留応力をひずみから変換すると、 高温域で緩和されたはずの応力まで余計に計測してしまうということには ならないのでしょうか? ご教授よろしくお願い致します。

  • 熱可塑性ポリウレタンエラストマーについて

    熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)という材料があるのを最近知ったのですが、この材料はごく普通の射出成形機でごく普通に成形できるのでしょうか。ポリウレタンと言えば熱硬化性のイメージが強いので・・・。 ご存知の方いらっしゃいましたら、成形の可否や成形時の注意点(成形条件等ではなく、乾燥や樹脂替え等の成形の付随点を中心に)をご教授頂ければ有難いのですが。

  • 熱可塑性シリコン系エラストマー

    射出成形金型の設計/製作をしている者です。 現在、ある製品で樹脂材料の選定をしております。 客先より熱可塑性シリコン系エラストマーを使用したいとの意向があるのですが、いくつかクリアしなくてはならない条件があり、良い樹脂材料がないか探しています。 下記要件を満足する熱可塑性シリコン系エラストマーをご存知の方、いらっしゃいますでしょうか。 完全に合致しなくても参考になりそうなものでも構いませんのでご教授願います。 ?耐熱性が良い(120℃~-20℃にて使用) ?耐油性が良い ?剥離性が良い(くっつきにくい)

  • 熱可塑性樹脂について

    職場の異動で樹脂の専門部隊に移動になり困っています。 熱可塑性樹脂でどの樹脂がこんな特徴を持っていて、こんな成型方法やこんな製品に向いている。と言ったような事が解り易く載っているHPや本等ありましたら教えて下さい。

  • 樹脂の応力緩和について

    樹脂や金属で起こる応力緩和という現象について質問なのですが、 金属の応力緩和は、弾性ひずみがクリープによって生じるひずみに 置き換わるためというふうに理由を説明できると思うのですが、 樹脂の場合も同じように説明できるのでしょうか? 樹脂(粘弾性体)のクリープは、粘性の特性が関係して起こるものだと 認識しているのですが、そのような粘性部のクリープによって生じる ひずみは、金属のように永久的なひずみとして残るのでしょうか? 些細なことでも結構ですので、ご教授よろしくお願い致します。

  • 熱硬化性樹脂の固化

    熱硬化性樹脂は加熱によって架橋され、硬くなるといいますが、ある程度反応させた溶液(プレポリマー?)を冷却しても固まりますよね。 その時の樹脂は熱可塑性樹脂のように直鎖が絡み合うことで固まっているのでしょうか、それとも加熱せずとも勝手に架橋構造が発達するようなことがあり得るのでしょうか。教えてください。

  • 熱硬化性樹脂のTg点?って何?

    初めて投稿させて頂きます。 早速ですが、熱硬化性樹脂のTg点?とは何でしょうか? エポキシフェノール系の材料でこれからTRY成型を実施していこうと考えていますが、熱可塑性樹脂と違って成型条件の設定ポイントが定まりません。 御教示頂けませんでしょうか? また、成型条件の設定手順など、良いアドバイス等御座いましたら併せて御教示頂けませんか? 宜しく御願い致します。 ※補足ですが、熱可塑性樹脂は経験があります。

  • PPS樹脂 加熱後冷却時の収縮応力について

    はじめて質問させていただきます。 表題についてですが、現在樹脂の収縮応力について調査しています。 そこでPPS樹脂を加熱後、室温に冷却する際に、応力が一旦緩和して再度緊張化する現象が検出されています。PETでは今現在そのような傾向は検出されてないのですが、要因が不明です。なぜでしょうか?教えてください。

  • 残留応力について

    樹脂成形で残留応力が出る主な原因はなんですか? 速度ですか?温度ですか? そもそも残留応力が残る理由はなんですか? また、保圧は関係あるのでしょうか? ひけが出るので保圧を上げるのですが、そのあたりが気になります。 メッキ部品なので残留応力が残ると問題だとも言われました。 何が問題なのでしょうか? よろしくお願いします。