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日本の農業について

日本の農業について、一つ質問があります。 私は、今の日本の農業の問題点の一つとして農業就業者の高齢化や後継者不足が挙げられると思うのですが....。 その問題を改善していくためには、これから、どのような取り組みや対策が必要なのでしょうか?? 調べてみたのですが、現状などは文献にのっているものの、解決策に関することがあまりのっていませんでした。 ぜひ、教えていただきたいです!!

  • 農学
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みんなの回答

  • frolander
  • ベストアンサー率25% (4/16)
回答No.18

今さら感はありますが、現在勉強中ですので、自己の頭の中の整理目的で回答させて頂きます。 >今の日本の農業の問題点の一つとして農業就業者の高齢化や後継者不足が挙げられる 確かに一般的にはそう認識されていると思いますし、大学の農学部における農業経済関連の授業ですらそのような認識が振りかざされる場合があります。しかし、私は今こそ(表現方法が悪質であるのは自認しておりますが)高齢農業就業者および兼業農家の農業従事からの安楽死を敢行し、優良農家(または農業法人)に土地を集約して、日本の農業の競争力を強化するような対策をすべきだと考えております。 そこで、ここでは兼業農家および小規模経営の老齢農業者が増加した原因について振り返りつつ、彼らを農業従事から追放することのメリットについて述べます。 当初の農業基本法の理念は、農業の産業としての成熟、すなわち土地集約と経営の効率化を目指しており、その理念通りになっていれば題意の様な問題は起こらないはずでした。この農基法がとん挫したのは、農地の地価が高く、農地を手放さずに農業以外の仕事に従事する兼業農家が増殖したことにあります。これにより、本来もっと集約されて一戸あたりの農地面積が倍増してゆくはずが、農基法制定前に比べて1.5倍程度にしかならなかったために、土地集約・大規模化が実現できませんでした。その結果、70年代後半に米国からの圧力により(ゴルビーの財界への働きかけにより)、日本の財界(特に米国への輸出で設けていた部門)は手のひらを返したように「農業過保護」と農業部門の非難を始めました。この時、農業従事者擁護の最大の理由として、農協官僚から「食糧安保」の説明が出ました。当時から農業の後継者不足は問題視されており、その傾向が続いた場合に、FAO予測に基づく90年代の食糧不足に対応できないという考えから、食糧安全保障のために農業離れを防ぎ、高齢者であろうと来る食糧不足に対応する労働力を残すために、高齢農業者にも支援を続けてきたという背景があります(当時はこの「食糧安保」は農協官僚の逃げ札として認識されていたようですが、近年では実際問題として認識されているようです。もちろん国際分業論も訴えられていますが…個人的には、農水省・農協と財界の2大巨頭の利権争いにも思えますが…)。 一方、土地集約を進めるには、農業従事者の数を減らす必要があります。日本の農業従事者数はフランスの2倍以上であり、如何に一戸当たりの規模が小さいかが分かります。つまり、農業の競争力を高めるために土地集約をするのであれば、農業従事者の首を切らなければなりません。上述した80年代の食糧安保闘争では、90年代の食糧不足に対応するために、当時の40~60歳の農業従事者を擁護しておりました。しかし、その世代はほとんどが年金暮らしです。彼らの生活を心配する必要はありませんし、来るべき食糧不足に挑むには、それこそ土地生産性と労働生産性を高めなければなりません。今こそ、彼らの持っている農地を集約すべきだと考えます。また、生産力および競争力のない50歳以上の農業従事者にも、(もちろん生活の保障はしますが)農業からご撤退頂き、土地を集約すべきかと思います。近年農地法改正により農地の売買の自由度が上がりました。また、農業への企業参入にも注目が集まっています。ここで、土地の集約化を進められれば、農業の労働生産性が向上し、より競争力が高まると考えられます。最近の地価と農地価格がどのようになっているかは不明ですが、高齢農業者および兼業農家が土地を手放すことにメリットを感じるような政策を打ち出し、また優良農家および農業法人が土地を集約しやすいように法整備をすることで、日本の農業の競争力強化がなされるのではないか、と考えます。 長くなってしまい、申し訳ありません。

  • sayayuki
  • ベストアンサー率42% (6/14)
回答No.17

後継者不足の改善策として、まず若年世代・消費者に農業に関心を持って貰う活動をするのが良いと思います。  私の周りに食べる事に関心のある人はたくさんいます。 しかし、材料を買って何かを作るとなると実行する人は減ります。 さらに、材料を育てる所から始めようとする人はもっと少なくなります。 輸入食品の問題が高らかに警鐘されている現状で、今、例えトマト1本でも食べ物を育てて貰う事が自給率の向上に繋がるのではないかと思います。 また少しでも農業に関心のある人が農地が使えるよう、耕作放棄地を含めて農地の利用がしやすくなる制度の整備をして欲しいと思います。

  • agrippa
  • ベストアンサー率9% (5/51)
回答No.16

一人で見られる田んぼの広さは限られている。 機械化して 農薬使って 米はできることはできる。 だけど田んぼ全体は管理が行き届かない。 どうしてもそうなってしまう。 どっかが手抜きになっていってしまう。 その手抜きになることがとても気にかかる。 日本料理は芸術的とも言われる。 食べてお仕舞の一食を芸術の域にまで上げる。 農も同じ。 田んぼを通して米を育て上げる。 米一粒は日本人の心。 桜の花びら一枚と同じように。 淡く 薄く 飽きない 味 豊穣と感謝 お祭り 日本の心。 自然を相手に生命を育むことは そのまま人を育てることに通ずるところがある。 人の心も自然と朗らかに成って行く。 人口を分散させるということはそういう効果もある。

  • agrippa
  • ベストアンサー率9% (5/51)
回答No.15

田んぼは農民の心映えなんだ。 田んぼを整備することや 嵐が来ても倒れない稲を育てることや。。。 いろんな思いが詰っている。

  • HANANOKEIJ
  • ベストアンサー率32% (578/1805)
回答No.14

こんにちは、cherish00さん。解決策は、御自分で考えてください。うまくいっているところが、ただしい解決策を実行しているところです。テレビや新聞で、よくみます。米麦の二毛作、不耕起栽培、肥料をやらない、農薬を使わない、そういう農業もあるのです。

  • agrippa
  • ベストアンサー率9% (5/51)
回答No.13

責任を持って次世代に伝えてくれる人かどうか。 ただ米作りやりたいです。 はいそうですか。 といって渡せるものでもない。 それだけ農家の人は自分の守ってきた田んぼに愛着を持っている。 我が子のようなものなのだ。 先祖が丹精込めて作り上げてきたもんなんだ。 だからその土地で生まれたものがその土地で生活できるような形態にできれば一番いいと思う。

  • hirosi3
  • ベストアンサー率50% (72/143)
回答No.12

 ●株式会社の農地所有を自由にすること●  皆さんご指摘のように儲からないからです。そして、それに輪を掛けて「儲からなくても良い」と言う人まで出てくれば「俺一人ならいいけど、将来結婚して妻子を養っていけるのだろうか?」と考える若者は農業を敬遠するのは当然です。ヨーロッパでは、この点がもっと過激です。  2003年2月に放送された、NHKのテレビで、欧州委員会農業総局前副局長=ディビット・ロバーツ氏は次の様に言っている。  「農業は地域の活性化を維持する役割を果たしています。私たちは地域政策の中で農業を効率化しすぎないように、細心の注意を払わなければなりません。農業の効率化によって、地方に住む人が減ってしまうことになってしまえば、基本的な地方行政を維持していくうえでの人口が保てなくなるために、その地方は衰退していかざるを得ないからです。 我々は地域に雇用機会を様々なかたちで保証し、農村を活性化しようとしているのです」  同じ番組で、ドイツの、消費者保護・食糧。農林省局長=ヘルマン・シュラーベック氏は次のように言っている。  「農家が果たす役割は益々重要になってきています。国民のために食糧を生産することにとどまらず、地域を活き活きと健全に維持し続けているのです。又、農村に雇用を作り出す役割も果たしています。今我々は農業に対する助成を、現状を守ったり自然を守ったりする分野で強化しています。さらに農村を活性化させるための助成も増やしています。こうした助成を徹底させていくことが必要だと考えています」  「農業経営者はゆたかになるべきだ」とは言っていない。むしろ「ゆたかになろうなって考えるな」との態度と思われる。  つまり、ヨーロッパでは「農業は産業ではなくて、利益を追求しない公共事業である」と考えられているようです。  日本でも利益追求は悪いことであるかのように言う人がいる。  でも工夫次第で儲かっている人たちもいるでしょう。儲かっていて、これからもっと組織を大きく、株式会社にしたい、と考えている人もいますよね。他の産業から参入し、外食産業と提携したり、品種改良で他とちょっと違った農作物をつくったり、天候・気候の変化を予測し、ライバル地域と出荷時期をずらしたりして利益を確保している農業経営者もいますよね…… 「農業は先進国型産業」だと思います。  しかし組織を大きくして、合理化を促進して、株式会社にすると土地を所有することが困難になり、借地で耕作しなければならなくなる。土地を所有すればそれを担保に資金を借りて、事業を拡大出来る。それが出来ないから、小さな組織で、小さな利益しか期待できない。意欲のある人、ベンチャー精神のある人は敬遠する。  農業活性化のポイントは「株式会社の農地所有を自由にすること」だと考えます。

  • shift-2007
  • ベストアンサー率14% (143/1013)
回答No.11

儲からないから、というのが多くの方の意見のようですが、誰もが収入だけで職業を選んでいるわけではないです、昔からの農家も新規就農者も、汗水たらして働いているのですから。 農業委員会がサラリーマンに農地を解放して、新規就農者を増やせばいいのではないでしょうか。就農の相談者はかなりの数がいるはずです。それを”農家”の規格に合わないという理由で門前払いしているのが農業委員会じゃないでしょうか。 日本人の価値観が多様化しています。収入だけが問題なら、なぜフリーターが存在するのでしょうか? 個人的には自給率が低くても全く問題ないと思います。なぜ40%ではいけないのでしょうか。なぜ100%じゃなければいけないのでしょうか。

  • sibax
  • ベストアンサー率50% (4/8)
回答No.10

 一農家です。他の皆さんと同じ農業は儲からないから後継者ができないのが最大の原因です。農業に対してはいろんな考え方があるようですが、これまで日本は工業製品を輸出するために農産物の輸入枠を広げ、競争力のない作目は淘汰されてきました。多くの輸入農産物により、国内で栽培して採算の取れる作目は限られ、消費とのバランスが崩れるとすぐ暴落する有様で、農業経営は大変難しくなっています。  さて、農業衰退の問題ですが、改善のためにはいくつか問題をクリアしなければなりません。第一に消費者が国内産の農作物を高く買うことができるか、少なくともポジティブリストにより安全が保障された食品にそれだけの価値を認める意識改革ができるかがあります。第二に農家の日本の食糧を支えるという意識の希薄化があります。これまで産地を形成して食品の案定供給を行ってきた地域が価格の低下により、協同販売よりも個人、またはグループで独自に販売しようという考えが広がり、売りにくい下位等級の農産物しか協同選果場に集まらず、産地が弱体化してしまうという現実も無視できません。また地産地消や直売所などといったものが流行っていますがこれは全国どこでも通用するといったものではなく、冷静な判断が農家に求められています。 第三に、欧米のような所得保障があります。これには国土保全や食糧安保に対する国民の理解がどれだけ得られるかがあります。(国もそのような考えもあるようですがあまり期待はできませんが、)規模にもよりますがこれが実現できれば最も現実的な方策だと考えます。あと我が国の農業に対するビジョンの明確化、商社や小売業者の意識改革など多くの課題があります。  農家として生き残ることは可能です。しかし、この国の農業という産業が生き残れるかは、国民がこの国の農業を守る気があるのかないのかによると思います。

  • tara0_0
  • ベストアンサー率0% (0/0)
回答No.9

「農業就業者の高齢化や後継者不足」の問題解決策として、方向性のある農業の意義を高めるというのはどうでしょう。 外国産の工業化された安価な輸入食品は、農薬や化学肥料などの薬品にどっぷり漬かりきっていて、栄養分の薄まった不健康な食品がほとんどです。 日本で高まっている健康志向をうまく導き、啓蒙により、安全な食品を選ぶための知識を高め、近年増えてきている有機農法食品へのニーズも高めていく。 少々コストが高くついても、正確に必要性を感じれば日本人は出費をあまり惜しまないと思われます。 ニーズの向上により、農業就業者の右肩下がりも食い止められるのではないでしょうか。

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