• ベストアンサー

量子力学

つまらない質問かもしれませんが、あまり聞いたことがないので、思いついた疑問があります。 まず、マクロの運動は、特殊相対性理論によって説明されます。日常生活では光速に近いという状況はないので(電波などは除く。)、近似的にニュートンの運動方程式で充分ですが、相対性理論で低速から光速(高速)まで説明できます。 今度は逆にミクロの世界では、量子力学が支配しています。でも、量子力学が必要になるのは、素粒子などを扱うときだけです。マクロの世界までは拡張できないというところまではよく聞きますが、その途中というのはなでないのでしょうか? 例えば、不確定性理論では、電子一個の位置と速度は同時に知ることができないといいます。しかし、野球のボールなら測定できます。この途中のどこかに閾値があると思うのですが、違いますか? マクロの物質をどんどん細かくしていくと、どこかで相対性理論が成り立たなくなり、ここから先は量子力学。この境目はどうなっているのでしょうか? 頓珍漢な質問かもしれませんが、宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • walkingdic
  • ベストアンサー率47% (4589/9644)
回答No.1

>マクロの世界までは拡張できないというところまではよく聞きますが そんなことはありませんよ。 シュレーディンガー方程式から期待値を求めるやり方にてニュートンの運動方程式も導き出せます。 >不確定性理論では、電子一個の位置と速度は同時に知ることができないといいます。 これは正確な表現ではありません。 同時に知ることが出来ないのではなく、正確性が落ちるということです。つまり簡単に言うとある誤差範囲内では速度も位置も同時にわかります。 この誤差と書いたものが、計測上の誤差ではなく本質的なもの、つまりそれが不確定性であるという話なのです。 >この途中のどこかに閾値があると思うのですが、違いますか? そうです。電子の運動と位置はある程度の不確定性の範囲で知ることが出来ます。この量は非常に小さなものですから、ボールも実際にはその程度の不確定性により厳密な速度と位置は求まっていないわけですが、それが実際には気にならないほどの差にしかなっていないということです。

Mayday_Mayday
質問者

お礼

明確な回答をいただきまして、ありがとうございました。 なるほど!そういうことでしたか。 啓蒙書程度の知識でしたので、やたらとそういう印象が残っていたのですが、ある程度の誤差があるけど、まったく測定ができないと言うことではなかったのですね。 相対性理論の光速に近づいた時の運動と、ニュートン力学で言うところの誤差があまりにも大きかったので、量子力学のほうでも大きな違いがあるのだと思っていました。 なんとなく勘違いしている原因が分かってきました。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.2

特殊相対論の有名な式 E=mc^2 は、原子力を予言するものでした。 それは、原子核の「質量欠損」とエネルギーとの関係を表すものです。 つまり、特殊相対論は原子核についても、ある程度のことを記述しているわけで、特殊相対論はマクロのことしか説明していないとは言えません。 また、 量子力学が必要になるのは、ミクロの話だけではありません。 日頃、当たり前のように目にする様々な現象、すなわち、物体の色、透明度、硬さ、弾性、化学反応、電気製品、電子回路、照明、そもそも元素・・・・・ これらは、全部量子電磁力学で説明されます。 また、 あるところでばっさり閾値、境目を決めるのは難しいかもしれませんが、なんとなく、量子力学のほうは不確定性原理の幅の程度の数倍~数十倍以下、相対論のほうは光速の数%以上、といったところでしょうか。 野球のボールも、ものすごく精密に測定しようとすれば、理論的には、やはり不確定性原理が関係してきますけどね・・・

Mayday_Mayday
質問者

お礼

お答えいただきまして、ありがとうございました。 #1さんのところにも書きましたが、どうも、啓蒙書レベルでは、そういうところがほとんど書いていないため、勘違いしていたようです。 >相対論のほうは光速の数%以上 そうですね、こちらは、私もなんとなくそんな感じに捕らえていました。 >量子力学のほうは不確定性原理の幅の程度の数倍~数十倍以下 なるほど、なんとなくオーダーがつかめてきました。 もう少し、詳しい書籍を読んで、勉強してみたいと思います。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • ニュートン力学の有効性について

    ウィキペディアによると 「現代の物理学では、ニュートン力学は、われわれが日常扱うスケールでの有効理論であると考えている。すなわち、質点の運動を考えるとき、特殊相対性理論は速度が光速よりも十分遅いときニュートン力学で近似でき、量子力学は運動量が十分に大きい場合にニュートン力学で近似できる。またニュートン力学に含まれることもあるニュートンの万有引力理論は、重力が弱い場合の一般相対性理論の近似である。」 とのことです。 上記解説の意味なんですが、 (1)ニュートン力学は日常レベルの現象説明に便利な簡便法であるが、厳密には正確ではない。その気になれば相対性理論や量子力学で、より厳密な計算が可能である。 (2)ニュートン力学と相対性理論や量子力学は適用範囲が異なるため、その都度適切な理論を選択する必要がある。但し、各理論の適用範囲同士は重複する。 (1)、(2)どちらかかと思ったんですが、もしかしたら「(3)どちらも間違い」でしょうか? よろしくお願いします。

  • 量子は何でできているのですか?

    (1)量子は何でできているのですか、またそれも何でできているのですか、という問いを繰り返していくと延々と続き、結局定まらないということになりそうですが、科学哲学的にはどう説明できるのでしょうか? (2)一般相対性理論と量子力学の接点、つまりミクロとマクロの接点はどう説明できるのでしょうか?私は、デジタル式ではなくアナログ式な世界観だと思うのですが。 詳しい方教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします。

  • 量子力学でいう、マクロとミクロって

    量子力学では、よくミクロでは云々、マクロでは然然、という表現がでてきますが、 ミクロとマクロの線引きは、どうなっているのでしょうか。質量とか、量子の数で決まっているのではないようですが・・・・・。もし、ミクロとマクロに現象上の差異がないとすれば、ニュートン力学で求められた数値にも、量子力学でいうところの不確定な値が誤差として含まれているのでしょうか

  • 【量子力学を一言で言うと?】困ってます!

    量子力学を一言で言うとどうなるでしょうか? 門外漢なのでまったくわからず困っています。 今までに得た表面的な知識で考えてみると、 量子力学とは「多数の世界が共存する???」 なんだか、変なことになってしまいました。 どうか、もっともシンプルな言い方で教えてください。 (長くなっても結構です) また、ニュートン以来の古典力学に対してアインシュタイン/ ボーア/シュレディンガーなどの物理学はなんと呼ぶのでしょう? 最後になりましたが、20世紀最大の発見は一般相対性理論と、 量子力学でよろしいのでしょうか? 教えてください。 よろしくお願いします。

  • 量子力学を学ぶために

    量子力学を学びたいのですが、 1.必要な物理の知識 2.必要な数学の知識 は何でしょうか? できれば、理学部の物理学科で講義されているレベルを覗いてみたいです。 ・普通の国立大では、何年生くらいで講義があるのでしょうか ・量子力学を勉強するのに、相対性理論の知識は必要でしょうか? ・ぶっちゃけ、量子力学と相対性理論、どちらが面白い、というか興味深いものか、素人向けの開設をお願いします。

  • 量子力学の限界

    量子力学にも通用しない世界があるのですか.たとえば素粒子の世界では量子力学は成立していないのですか.素粒子の世界の近似式のような形で量子力学が成立しているというようなこともあるのですか?

  • 量子力学入門

    私は高校生ですが量子力学に興味があります。 そこで量子力学の本を読んで学んでみたいのですが、 1、大学生の教科書では計算がわからなくて、また物理の基礎にもわからない部分があるので読めません。 そこで一般向けの本(量子力学の紹介のような本)を読みましたが、何故のような理論が成り立つかわかりません。 なので一般人にも理論がわかる本を探しています。(図でわかる相対性理論の一般向けの本のように図などでわかるもの。) 2、量子論と量子力学と量子化学の違いがわかりません。 これらについて教えてください。

  • 相対論と量子論

    20世紀に始まる現代の科学は光速に近い速度の運動を特徴付ける相対論とミクロの世界の法則量子論について何を書いたらいいでしょうか??

  • 力学(量子論・相対論)と4つの力

    物体の運動についての理論が力学で量子論と相対性理論があると思います。 しかし電磁気力などの基本的な力の中にも重力理論として相対性理論が入っています。 重力を扱う理論だけが力学にも基本的な力にも共用(?)されますがこれはどのような理由からでしょうか。 力学が結局ある力がかかったときにある質量を持つ物体がどう動くかどうかを理論化しているためでしょうか。 いまいち判りにくい質問ですいません。

  • 量子力学が変えた世界認識について

    こんにちは。 今、20世紀の前半の世界認識に付いて漠然と考えています。相対性理論や量子力学が発見されたのは20世紀前半だとおもいます。それまでの、古典物理学の絶対的な世界認識(?)に対し、これらの発見は世界は相対的なものだと示したように思います(門外漢なので変な認識の仕方をしているかも知れません!)。少し前から、キルケゴールやニーチェなどが実存主義を唱えていて、その後、ハイデガーやサルトルなどの実存主義者が登場します。それは、置いておいて(^^;)、量子力学が当時の人々の世界認識をどのように変えていったか、どのような影響を与えたか教えてください。よろしくお願いします。