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品詞に形容動詞は必要か否か

kimosabeの回答

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  • kimosabe
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回答No.3

何かと制約の多いこういったサイトでは説明しきれませんので、 阪倉篤義著「改稿日本文法の話」(昭和60年4月第2版、教育出版)をご紹介します。  九、単語の種類   (5)形容動詞     形容動詞を肯定する立場     形容動詞を否定する立場     やはり認めておきたい     なぜ形容動詞という品詞をたてるか     問題はまだ残っている     用言 上記の部分が質問者様の疑問にある程度答えてくれると思います。啓蒙的でわかりやすい本ですし、公立の図書館でも手に入ると思います。ご一読をお勧めします。 また、たとえば 「講座日本語の文法3 品詞各論」(昭和42年10月、明治書院) などは、やや古く、入手が困難かもしれませんが、形容動詞についての研究史がうまくまとめてあります。これもご一読をお勧めします。 なお「ナ形容詞」といった名称は意外に古く、三尾砂「話しことばの文法」(昭和17年刊、昭和33年改訂版刊)に見られるようです。こんなことも「講座日本語の文法3 品詞各論」には書いてあります。

sono-higurashi
質問者

お礼

手頃と思われる書籍を推薦して下さいまして有り難うございます。 阪倉篤義著「改稿日本文法の話」は市場に流通しているそうですし、 三尾 砂著「話しことばの文法」は復刻版があって隣の市の図書館にあるとのことですし、 「講座日本語の文法3 品詞各論」も急ぐ話ではないので、心掛けておけば何処かで閲覧できると思います。 読んだ後でないと実のあるお礼は言えない筈ですが、今日明日という短期間で入手するわけにはいかないので先回りをしてお礼を述べてしまいます。有り難うございました。 その後、時枝誠記著「日本文法 口語篇」(岩波全書)の「いはゆる形容動詞の取扱ひ方」の節を通読しておきました。ここに橋本進吉博士の主張も顔を出していて予備知識になりました。 頂いたお二人のご回答で十分だと思いますので4月1日、24時以前に何方からも新たな寄稿がないときは質問人の都合のよいときに締め切ることにします。 お世話になり感謝しています。またの機会にも宜しくお願いします。

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