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育てるだけではだめなのでしょうか?

地球環境に関して強い関心を持ち始めた者です。 CO2対策として、例えばケナフの栽培が考えられると思いますが、以前本で読んだときには 「栽培するだけではだめで、その刈り取ったケナフを利用しなければいけない」と書かれてありました。 炭素固定だけを考えた場合、栽培することでケナフ中に炭素が固定されるわけで、これを「利用」する必要性はないと思うのですが・・・・ 例えば刈り取ったケナフを山積みにし、腐らせておいたとしても、炭素固定という点では意味があるのではないでしょうか? (もちろん経済的な効果としてはゼロなのでそんなことだれもしないでしょうが) 素人なので、的外れかもしれませんが、ご回答お願いいたします

質問者が選んだベストアンサー

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  • rakki
  • ベストアンサー率47% (662/1392)
回答No.2

「固定」とは、ケナフ内に取り込まれた炭素が取り込まれた状態のまま環境中に存在するということです。 No1の回答にあるように、腐食させてはケナフが分解されてしまうので固定できなくなります。 食用のように分解する分野も固定ではなくなります。 繊維として取り出して利用することにより、姿かたちを変えてこそ、ながきに渡り「固定」が可能です。 昔ながらの萱葺き屋根は、この意味では優れた炭素固定効果をもって板といえるでしょう。 (昔ではなく、現在も脈々と使い続けている知人も多くいます)

hide_majin
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます 重要なのは、「長きに渡り固定する」ことなのですね。 紙やわらぶき屋根以外に「長きに渡り固定する」方法はないのでしょうか? もしご存知でしたら、教えてください

その他の回答 (4)

  • think777
  • ベストアンサー率39% (18/46)
回答No.5

地球上における炭素の循環を大雑把に書きます。まず、空中の二酸化炭素が植物の光合成により有機物として固定されます。それを動物が利用します。その結果出される老廃物や生物の死骸などが微生物の作用により二酸化炭素となり空中に帰ります。(あくまでも大雑把な話ですよ) ケナフの栽培はこの最初の炭素の固定の部分です。しかし、ケナフはNo.3の方がおっしゃるように1年草なので樹木のように何年も成長しつづけるわけには行かないのです。そこで、このケナフをどのように利用するかが問題になるわけです。紙にしてもすぐにごみにして燃やすと固定期間が短く効果が少ない。茅葺屋根のように長期に渡って使用できるものを考えれば固定期間が長くなる。 ここまではご理解いただけていると思います。 <地球環境に関して強い関心を持ち始めた者です。 と、おっしゃっていただいているので、少し補足的なお話をさせてください。 いくら長期の利用を考えてもいずれは、ケナフも土に帰り、炭素は二酸化炭素へと戻るのです。炭素も常に循環しているということを忘れないでいただきたいのです。空気中の二酸化炭素の量が増加してきているとすれば、その炭素の循環のバランスなり速度に変化が生じてきているのです。すべてのものは、循環の中でお互いを生かしあっています。(仏教でいうところの、諸行無常・諸法無我かなあ?) 二酸化炭素を固定するものが減り、二酸化炭素を排出するものが増えたということが考えられます。これは、人類が森林を消滅させ、人類の消費活動が盛んになってきたことがその主のものでしょうか。 二酸化炭素が固定されまた二酸化炭素に戻る時間が短くなったのは、たとえば、その過程に係っていた物の数が少なくなったということではないでしょうか。炭素の循環に100種類の生物がかかわっていたものが、10種類の生物しかかかわれなくなってしまったとしたら、どうでしょう。 地球環境というのは、様々な生物がお互いに生かしあい、育みあってつくっているものですね。この視点が抜け落ちて、人類が奪い尽くせる場としてみてきたところに、環境問題の根本があるように思います。 ちょっと前までの田園は、多くの生き物を生かしつつ、人々も自然の恵みをいただいていたすばらしい環境だったと思うのです。第2第3の田園の創造を考えたいと思っています。 最後に、森林破壊というと、陸上だけに目を向けがちですが、水の中も忘れないで下さいね。水の中の環境もかなり貧弱なものになってきています。

  • rakki
  • ベストアンサー率47% (662/1392)
回答No.4

>紙やわらぶき屋根以外に「長きに渡り固定する」方法はないのでしょうか? 参考URLをどうぞ。 ケナフに限らず、植物の利用方法を見直そうという動きは、木材の画一的な使われ方を見直す上で重要です。 「大麻」と見られ偏見に晒されている『麻』は一昔前までは日常生活に欠かせない素材でした。 あれはここがダメ、こっちはこれが悪いと、悪いところばかり指摘していては結局産業界の経済理論に抱き込まれてしまいます。 いろいろな素材の長所を生かす、多方面の活動をしている方の目指しているものを的確に捉え支援してゆく、至らない所はお互いに前向きに指摘しあいともに成長する。 環境を意識して日常生活に取り組む時には上記の視点が大切でしょう。 身近で足の引っ張り合いをしては、喜ぶのは一部のビッグマネーです。 下記のサイトの活動は、私も一枚かんでいますが、本流とはならないかもしれないが、重要な視点を持っているでしょう。 http://www.partie.net/hpsa/hempcar/index.html

参考URL:
http://homepage3.nifty.com/tanegaeshi/kenafu1/kenafunoriyouhome1.html
  • noribou11
  • ベストアンサー率45% (143/314)
回答No.3

生ゴミからメタンガスが発生するのは御存知ですよね。 No.1さんのおっしゃるように腐るという行為は微生物が活動している という行為なので当然、生物活動によってガスが発生します。 固定というとそこで終わりというイメージがありますが 一時滞在ということですからね。サンゴように石灰化できれば 半永久ともいえるんですが。 環境に興味が湧いてきたことは素晴らしいことだと思いますが ケナフの問題は市民運動イケイケの人達によって生み出された 環境破壊です。 この発端となったのが学者が発表したケナフの炭素固定効率の高さでした。 この研究成果を科学的知識の乏しい自治体や市民団体が誤解をして 今日の問題へと発展したんです。 確かにケナフは植物の中ではかなり効率のよい植物です。 しかしながら問題は効率ではなくて固定量なんです。 車でいうならばケナフは低公害の軽自動車に該当します。 大量の荷物を運ぶ場合、軽自動車で何往復もするのと トラックで一度に運んでしまうのとどちらが環境に優しいかといえば 当然、トラックで一度に運ぶ方ですね。 今のケナフ信奉論はまさに「木を見て森を見ない」です。 ケナフの利点は学校教育にしかありません。 ケナフは一年草なので毎年、環境教育の一環で子供にケナフ栽培を 指導できます。かつ、ケナフは紙の原料になるので体験学習にも有用です。 しかしながら、ケナフを植えるくらいならブナ林を増やした方が よっぽどましというものです。 市民団体の方々や自治体が環境のアピールの為にさまざまな活動を されていますが中には意味がないものが多くあります。 健康食ブームで「イワシは体にいいよ」といわれたら イワシしか食べないようなものです。なにごともまんべんなくというのが もっとも自然には大切なんです。

hide_majin
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます ちなみに私自身はケナフに関してまだ殆ど知識がないので、信奉者でも否定論者でもありません。 これから勉強していこうと思っています。 ポイントは「固定量」「固定期間」なのですね。

  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.1

こんにちは。 >山積みにし、腐らせておいたとしても、炭素固定という点では意味がある の部分がちょっと違うのではないでしょうか? 腐らせてしまうと微生物により分解されてまた二酸化炭素となって空中に戻ってしまいます。

hide_majin
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 なるほど、確かにそう考えられますね。 二酸化炭素に戻さないためには、 ・燃やしてもだめ ・腐らせてもだめ となると、例えば「紙」のような形にして、「固定化」しなければ効果がないということですね。 しかし「紙」でも結局はゴミになり、何らかの処理をすることになりますよね・・・・ 例えばこの紙が作られてからゴミになるまで1年だと仮定すると、翌年からは「ケナフによる炭素固定」=「ケナフ紙ゴミの処理による二酸化炭素発生」となり、 効果が薄くなってしまう・・・という認識で正しいでしょうか? (もちろんケナフ栽培の分、森林伐採しなくて済むので、その分のメリットは理解しております)

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