野良猫用に庭にトイレを用意するのは当たり前？

質問

野良猫や家外猫が人様の家の庭に入って庭を荒らし排泄されるのはとても迷惑だと思うのですが、
そう思うのはくだらない考えなのでしょうか？
野良猫や侵入家外猫用に自宅庭にトイレを置いて、消臭スプレー等で対応するのは
最低限しなければならない努力であると言われましたが、
これは当たり前な事なのでしょうか？
住宅地付近での野良猫の餌やりを、庭を荒らしゴミを漁るという理由で
住宅地から離れた所でやって欲しいと思う事は低俗で幼稚な考えなのでしょうか？
この考え方は野良猫を保護し、避妊去勢をして増える事の無い様にしている人達の活動を
完全否定する考え方なのでしょうか？

もしご存知の方が居ましたら教えて下さい。

回答No.6

hisuke

>野良猫や家外猫が人様の家の庭に入って庭を荒らし排泄されるのはとても迷惑だと思うのですが、
そう思うのはくだらない考えなのでしょうか？

くだらないとは思いませんが、庭を荒らされたぐらい、さほど迷惑だとも思っていません。
庭の木を根こそぎ抜かれたとかじゃありませんし、鉢を倒された程度なら、強風でも倒れたかも知れないので、重い鉢にしたり、大きめのプランターにして、土をしっかり盛ったり、鉢に入れる植物の背丈の低い物にするなどで、回避できますし台風や強風の時のためにもなりますし。
また、通ってくるのがオス猫ならば、垂直にオシッコをしてしまう（マーキング）なので、やはり鉢に囲いをしたり、去勢をしなければ難しいかも知れません。
ただ、芝生はやはり掘って用を足してしまう為に、猫トイレなど設置した方が、被害が出にくいと思います。

>野良猫や侵入家外猫用に自宅庭にトイレを置いて、消臭スプレー等で対応するのは
最低限しなければならない努力であると言われましたが、
これは当たり前な事なのでしょうか？

当たり前かと聞かれれば、当たり前ではないかも知れません。
でも、やはり寄せ付けたくないと思われるなら、退避剤などは置かれるべきだとも思います。
猫を飼われているのであれば、お気づきだと思いますけど、猫はトイレを決められた場所でする習性がとても強いです。犬と比べて躾においても、猫が安全なトイレだと感じれば、そこを決まってする可能性は高いです。
だからこそ、猫トイレを置く事で、減らせる結果となります。また、猫はトイレのそばでは、食事やくつろぐなどはしません。ですので、猫トイレを置く事は、通り道にはなっても滞在しないという事になります。
ただし、一般的な事なので、冬などはトイレをするほど危険な場所ではないと認識されれば、寝床にされてしまうなどもあるかも知れません。
猫トイレ容器は、お宅のお古を使われるとして、猫砂は8リットルで400円（ベントナイト系の細かくて重い砂の方が良いですよ）は1ヶ月あれば足りると思うので、退避剤よりもよっぽど安くなるとは思います。ただし、フンを取る手間はありますが。

>住宅地付近での野良猫の餌やりを、庭を荒らしゴミを漁るという理由で
住宅地から離れた所でやって欲しいと思う事は低俗で幼稚な考えなのでしょうか？

低俗で幼稚な考えではありませんが、野良猫に対してまたは猫に対して、もう少し目を向けられた方が良いと思います。
野良猫の行動範囲は、躾本などを見ると1日直径1ｋｍだと言われています。外猫は500ｍ。住宅地付近での野良猫のエサやりを少し離したところでやったとしても、やはりお宅の庭先に来るんじゃないでしょうか。
また、餌やりの方がちゃんと与えていたとすれば、ゴミを漁るのは考えにくいですね。よほど袋の口を緩めていた、中に魚をそのまま入れていた、動く物が入っていた、などの理由はあるかも知れません。

>この考え方は野良猫を保護し、避妊去勢をして増える事の無い様にしている人達の活動を
完全否定する考え方なのでしょうか？

完全否定する考え方ではありませんが、同じ猫を飼われていて、野良猫や外猫に対して、随分と手厳しい考え方をされるな、と思いました。
同じ猫として生をうけ、この寒い時期に甘えられる飼い主と暖房器具の前でくつろぐ猫たちが居て、かたや食うや食わずの猫が邪険にされ追い払われ、寒さをしのぐのに必死に生きている。
我が家の子たちは、犬も猫も全員、野良でした。今は幸せそうに室内飼猫としてノンビリしています。でも、窓の外には風邪をひき、死にかけている同じ猫たちが居ると思うと忍びないです。

活動されている方々は、自分の資財も時間も投じています。
そういう方々は、地域猫には出来ないであろう病気や障害のある猫たちを何匹もご自宅で面倒見ながら、なお、野良猫たちがなんとか生きれるように奔走しています。避妊去勢手術だって、無料じゃありません。10匹の猫たちの去勢避妊では、飼猫じゃないので、抜糸や様子見、一緒にケガ治療など行う為に入院費用もかさみます。質問者さんには出来るでしょうか。

地域住民との理解や協力はとても大事だと思います。
だって、そこに生活する人間にとっても猫にとっても必要だからです。
理解あってこその協力だとも思っています。直接活動に携わってみたり、話し合ったりしてみてください。
そして、ご自身の犬や猫だけでなく、他の犬や猫にも目を向けてみて、本当にご自身のおっしゃっている事を考えて欲しいと思います。

また、最近は見かけませんが、「野良猫害獣論」をお持ちの方が見えました。
半年前には、愛護団体への誹謗中傷をも繰り返す状態。その後はすっかりお見えになりません。今はその方にハッキリ言えば良かったと思っています。
愛護団体や活動されている方々は、赤字でボランティアとしてやっています。猫の避妊去勢・ケガ病気の治療で、動物病院の協力を得ても、まわらないのが、現状なのです。とても一般市民の退避剤まで購入する事は出来ません。1匹計算で、猫エサは1ヶ月1キロ、猫砂は1ヶ月1袋8リットル、ワクチンなども含め、1ヶ月1匹数千円。外猫や野良猫の多くはケガや病気をしていますので、治療となれば、1回の治療で1万円も普通なのです。団体や個々のボランティアが世話しているのは、少なくともこれの10倍以上もの費用を月々固定として必要となるのです。
フンなどで迷惑を掛けているかも知れません。ご近所中に1軒1軒退避剤をお配りしたい気持ちも当然あると思います。でもエサやりを堂々と行う事は、被害を大きくする要素も大きいのです。
そして相次ぐ繁殖所の崩壊にて、行き場のない犬や猫たちがまたまた増えてしまう。
ここを理解した上で、ご自身でご購入され寄せ付けたくないと思われる箇所には、退避剤をまいて寄せ付けないようにしてくださいとしか言えません。

お礼

回答ありがとうございます。

補足とお礼と書き込む欄を間違えました。

補足

本当に丁寧な回答をありがとうございます。

私は野良猫を地域猫として住民に受け入れて欲しい思いで
あえて犬猫ありきではなく、人ありきの考えで活動しています。

犬猫好きであれば気にならない事が多々あります。
動物に好意を持たない方達の話を聞いて初めて気付く事も沢山あります。
こうしたマイナスイメージを持つ人達の声を聞き努力させて頂く事により
保護活動と地域住民が歩み寄り、野良猫を地域猫として受け入れてもらえる様になります。

どうかこの様な保護活動もある事をご理解下さい。

その結果、ＴＮＲを施す活動地域の指定等もありますし、公園等の清掃も行う様になりましたが、
避妊去勢手術の補助金を町内費や商工会費から援助して頂ける様に話が進んでいますし、
また、手術をお願いする幾つかの動物病院の費用は、使用する薬代のみとして頂ける様にもなります。

保護活動家が犬猫主体の言動するのでは地域や行政の理解は得られません。
ましてや当たり前等と強制とも取れる様なもの言いなら反感を買うばかりです。
ＴＮＲが猫の為であるのと同時に、人主体で考える事も布いては猫の為なのです。

家外飼いの猫の飼い主には、予め猫の被害を受けている方達に
抗議文を書いて頂き、提示説明と共に避妊去勢をお願いします。
野良猫と間違え避妊去勢を行う可能性も承諾して頂きます。
それ以外は完全室内飼いにして頂く様にしてもらいます。

それでも『自分さえ良ければ』の動物嫌いや飼い主は居ますが、
少なくとも住民多数の理解を得られる事によって
保護活動はよりやり易くなり、猫もより多くの方に守られます。

保護活動家が愛護を楯に犬猫側に立ち、人間に高飛車に出ては何も成せません。
私はそう理解して啓発活動を行って来ました。

色々な意見を頂き本当にありがとうございます。
遠からず私の考えを理解して頂けた様子で嬉しく思います。