- ベストアンサー
取れすぎたピーマンの価格調整
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
市場経済では量と価格は連動していますので、量が増えると価格は下がります。 ここで価格の下落が消費量の増加と見合う範囲で下がるなら問題はありません。 しかし実際は人間が食べられるピーマンの量には限りがありますので、価格が半分になっても消費量は1.5倍くらいしか増えないわけです。 だから農家は豊作で野菜を『作りすぎて』しまうと、逆に儲からない事があります。これを豊作貧乏といいます。 これには、野菜の収穫量は天候次第で生産量の調整がし辛い上、保存が効き難いので出荷量の調整が出来ない※1、という生産者側の都合と、価格が安くなっても高くなっても短期間では需要量の変化が乏しい※2、という消費者側の都合が重なって起る現象です。 ※1 お菓子は決めた分だけキッチリ作る事ができるので価格を変えずに売れ残りを防ぐ事が出来るのに対し、魚や野菜は生産『量』がどうしても変動してしまうので、『価格』が上がったり下がったり変動してしまうのです。 ※2 多少高くてもトンカツやサラダにはキャベツが必要でしょうし、どんなに安くても毎日キャベツを一玉食べる人は殆ど居ないと思います。
その他の回答 (5)
- Tourbig
- ベストアンサー率35% (25/71)
No.5 のかたのご説明の通りです。 ピーマンの需要面に関して、余計かもしれませんが一言参考まで。 供給量が増えた場合の価格の変化は、その財の性質により異なります。「需要の価格弾力性」が高いとか低いかという言い方をしますよね。経済学の入門書に載っていると思います。 一般に、食料品は、需要の価格弾力性が低いと言われます。価格が少し下がっても、需要が大きく増える訳ではないのということです。そうすると、供給量がかなり増えたとき、価格の低下に歯止めがかからないことになります。 価格が大暴落して二束三文になってしまうと、販売量が大幅に増えても、農家の収入はほんの僅かとなってしまいますね。 需要曲線と供給曲線のグラフを思い浮かべてみましょう。 その際に、需要曲線の傾きを垂直に近くしてみるとどうなりますか? 供給曲線を右下にシフトさせると、通常の場合に比べて、価格の低下が大きいですね。 一般に食料品は、価格が安いからと言って消費出来る量には限界があり、逆に価格が高くても消費量を減らしにくいという性質、と言えるのでしょう。
お礼
ピーマンの需要量は限られてるんですね。ありがとうございました。
- kan1127
- ベストアンサー率13% (2/15)
ピーマンが安いからといって消費者がピーマンをたくさん消費するという事はないですし、供給過剰で値崩れすると農家が市場に持っていく経費だけで赤字になってしまいますから泣く泣く廃棄処分という事になります。
お礼
結局供給過剰になるんですね。ありがとうございました。
- hirokazu5
- ベストアンサー率16% (308/1836)
あんまり安くなると、収穫する人件費も賄えなくなりかねません。 収穫したあと、選別するのだって人件費がかかりますし。 また、仮にピーマンを売ったところで、 ピーマン代として自分の懐に入るのはほんのわずか、 お金の大半は運び賃に消えてしまうなんてことだって…。 農家の側からすれば、ピーマンの売価はタダ同然なのに、 消費者の側からすれば、運び賃があるので、ピーマンは結構なお値段、 けっしてタダ同然では買えません。 だとすると、手間をかけずに処分して、 まともな値段の付く作物に植え替えたくもなるというものです。 簡単なのは、耕運機で畑にすき込んでしまうことですか。
お礼
実際問題としてはおっしゃるとおりですよね。ありがとうございました。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
ゴッセンの第三法則 財の価値(価格)は、財の需要量が供給量を超えるときにのみ成立する。 生産されすぎると、価格が成立しない。 なので、生産調整をします。 価格が成立しなければ農家の収入は成立しないということになります。
お礼
こんな法則があったんですね。経済学部にいたけど習った覚えないですね。。ありがとうございました。
相場の乱高下は、農家だけではなくスーパーの今後の販売活動に関わるのではないからじゃないでしょうか。 ピーマン1袋100円のものが、明日から50円、30円となってしまっては、スーパーの目玉である「特売」「お買得」の効果が全くなくなってしまいます。 消費者は安いものになれると、高くなったら敬遠しがちです。 将来のためにも相場の維持は欠かせないものだと考えられます。
お礼
たしかにピーマンの価格が普通に戻ったら、高くて買う気がしなくなるかもしれません。ありがとうございました。
関連するQ&A
- ミクロ経済学の欠点・欠陥はなんでしょうか?
ミクロ経済学を学んでいます。 ミクロを勉強をしていると、その内容は確かに納得することもあるんですが、 現実の経済は必ずしもそのとおりになっていないと思います。 ある教科書では、ブランド品なんかの企業は独占企業で価格決定権を持っている、 そして値段を下げれば需要量も増え多く買われるなんて言ってます。 でもブランド品なんかは安くなったり供給量が多いと買わない人が出てくるはずです。 他にも色々考えてたんですが、ミクロ経済学がいまいち信用できなくなってきました。 ネットを調べてみると、ミクロ経済学では失業者・不況・売れ残りを説明できないだとか、 色々書いてありました。本当かどうかわかりませんが。 企業は買い手の需要量を見て売れ残りのないように、価格と供給量を決めますよね? そもそもこういうことってできないと思うのです。すべてを把握できるわけがないのだから。 市場均衡価格と一致する限界費用などもわからないと思いますし、限界費用を一致するような点 で生産を止められるとは思えません。そもそも需要って変化するものですし、費用だって変化する はずです。そんな疑問があります。他にもいろいろ。 ミクロ経済学、あるいは経済学全般の欠点・欠陥とその理由が知りたいです。 ミクロでは説明できない事とか、ミクロ経済学に足りない事とかを教えてください。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 経済学・経営学
- 需要と供給と価格の関係
供給量と需要量はそれぞれ価格に応じて変化する、と書いてあったのですが、価格がどのようにきまるのかがわかりません。 供給と需要によって価格が決まると思っていました・。
- ベストアンサー
- 経済学・経営学
- 需要と供給の市場の調整について(ワルラス・マーシャル)
需要曲線と供給曲線の両方が右上がりだとして、均衡点より右側で、価格が200のとき、超過供給であるとします。 すると、このときの解釈は、需要曲線が右上がりなので、不安定均衡となります。よって、P=200のときは、ワルラス調整では、供給量が需要量を上まっているので、価格は低下するように調整される。 すると、最後に、【ワルラス的に不安定】とあるのですが、超過需要曲線が右上がりなので、不安定均衡ではありますが、ワルラス的には均衡価格に収束しようとしているので、【ワルラス的に安定】となるのではないでしょうか?
- ベストアンサー
- 経済学・経営学
- 【中3】市場価格:均衡価格について
学校で市場で取引される価格を市場価格、 需要量と供給量がつりあったところ(?)の価格を均衡価格というと習ったのですが、もらったプリントに「需要と供給がつりあうところで決まった価格をなんといいますか」という問題の答えが「市場価格」でした。 この場合は”つりあうところ”なので均衡価格ではないのでしょうか?
- ベストアンサー
- 経済学・経営学
- 需要と供給に関する経済的な質問です。
需要と供給に関する経済的な質問です。 需要が高いと商品の価格が安くなり、その価格を維持するために供給量を決めています。しかし、供給量が低くなると価格が高くなり、需要は高いけど供給量に追いつけない場合でも価格が高くなるということです。商品の価格が決まるのは、需要と供給のバランスが天秤のように安定していることにあります。 需要と供給を自分なりに考えたのですが、合っているのでしょうか、間違っているのでしょうか?間違っていたら、ご指摘願います。
- 締切済み
- 経済
- ドル安と原油価格の高騰について
今年に入って原油の価格が高騰しています。 供給が需要に追いつかないから、と思いきや供給量は需要量を上回っているようです。 供給量が多いながらも価格が高騰するのは「ドル安」が原因らしいのですが、 ドル安になるとなぜ原油の価格が高騰してしまうのでしょうか?
- ベストアンサー
- 経済
- 新古典派経済学
◆自分の理論の間違っている部分を修正下さい。 「古典派」や「新古典派」の分類は様々あるが、「新古典派」について一 般的に言われている特徴をあげると次のようになる; (1)価格が非常に伸縮的だと仮定されており、需要と供給が一致するように 価格が短期間で調整される。たとえば、不況期に雇用が減少したとして も、賃金が低下することで再び雇用が増加に転じる。 ※現実では、長期の経済を考えたときに価格は伸縮的になる。 (2)供給側の生産費に加えて、需要側の限界効用がモノの価値を決める1つ の要素になると考えている。たとえば、1杯目のラーメンに対する需要は 大きいのでその価値も大きくなるが、5杯目のラーメンに対する需要はと ても小さくその価値も小さくなる。
- 締切済み
- 経済学・経営学
- アダム・スミスの価格理論について。
最近彼の本をざっと読み始めた経済学初心者です。 アダム・スミスの価格理論は簡単に言うと A『価格メカニズムは市場価格が変動することで、需要と供給の過不足が自動調整され、安定した社 会が出来る』 というような事が書かれていました。 更に彼の自然価格論で、 B『労働者・資本家・地主がさらに有利な利用を求めてそれぞれの私有財産の用途を求めても、賃金も利潤も地代も等しくなってしまう』 というような事も書かれていました。 そこで教えていただきたいのですが、おおざっぱに言うとアダム・スミスはBの考えから、Aのことが分かったんでしょうか? つまりAとBは内容的には大体同じようなことを言っているのでしょうか????
- ベストアンサー
- 経済学・経営学
お礼
非常によく理解できました。ありがとうございました。