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ゆとり教育~教育バウチャー制度について

ここ10年位「ゆとり教育」「二学期制」「教員免許更新制」と学校が変わってきています。また、「教育バウチャー制度」ってなんですか? 小学生をもつ親として将来の不安がいっぱい。これらの経緯について簡潔に教えてください。

noname#44195
noname#44195

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  • k99
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回答No.1

検索サイトにアク禁でも喰らっているご奇特な方でしょうか。 当事者としての不安は自分で調べた方が解決されると思いますけどねぇ。 さて、教育バウチャー制について。 これは要するに教育にのみ使える商品券(バウチャーっていうのは、こう言ったチケットのこと)を、教育を受けるべき子弟がいる家庭に配布し、自由に子供の教育を選択してくれ、という制度です。学校は、この商品券を行政に提出して、補助金なんかを受けとります。 http://ajhs.blog18.fc2.com/blog-entry-361.html 新しく首相になった安倍氏は、政策の柱に教育改革を据えており、これの導入を提唱しています。 http://www.sankei.co.jp/news/061001/sha004.htm  今までの公教育というのはほとんど選択の自由がありません(居住地域によって通うべき学校が決まってませんか?)。本来的には公教育は一定の水準を満たしているべきですが、競争がないのに顧客が安定して与えられると、概してその産業は堕落します。-たとえば、二昔前の国鉄なんて物を思い出してください。競争がなく、規制に守られていたからこそ、何のサービス精神もありませんでした。    逆に競争力を持たなくてはいけない私立学校とかは、よりよい(教育)サービスを提供するためにしのぎを削っています。  こう言った競争原理を公教育にも導入して、公教育を立て直そう、という考え方です。こうするとダメ教員が多い問題校に子供をやろうという家庭は少なくなり、結果としてダメ学校は淘汰されるだろう、というわけです。  また、先行国では、公教育と私立学校での格差が問題となったため、低所得者層にバウチャーを厚くすることで、この問題を回避しようとしているところがあります。国内では不登校のフリースクールなんかにこのシステムを導入すべしという意見もあるようです。  ただし、これによって、公教育自体が淘汰されてしまったり、いい学校の生徒選別が厳しくなったり、そもそも地方ではそんなに選択の幅が無いので地域間格差が発生する、宗教系学校がバウチャーを受けとって補助金を受けるのは政教分離上問題、といったデメリットも指摘されています。  第2に、ゆとり教育前後の流れについて。  つまるところ、ゆとり教育というのは、受験戦争緩和策でした。これが導入されたときは、ちょうど子供が増え、高校(一部中学も)受験の過熱が問題視されていました。同時に「欧米では考えることを重視するが、日本の教育は知識を詰め込むだけだ」という批判が起きました。で、小さいときに覚える量を減らす代わりに、考える授業を設けよう(生活科とか、総合的学習という科目です)というものでした。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%81%A8%E3%82%8A%E6%95%99%E8%82%B2  ところがぎっちょん、これ、やってみると大不評。「大学生なのに分数計算が出来ない」とかいういわゆる“学力低下”という問題が浮上します。それ自体あったかどうかは議論の分かれるところですが。  ついでに、この考える授業って奴も教員自体「何をしていいのか分からない」という状況で有効に活用できなかった。しかも、その間にも私立学校は今までどおりの知識量を生徒に伝えているわけです。  で、この方向、本当に正しかったのか、というのが議論になっているわけです。  2学期制というのは、読んで字のごとく、1-3学期まであったものを1学期と2学期だけにしようというもの。 http://ja.wikipedia.org/wiki/2%E5%AD%A6%E6%9C%9F%E5%88%B6 ゆとり教育のカリキュラムでは授業日数が足りなかったりする関係で、従来の学期よりも日数を長くすることで学校運営をやりやすくしようという制度です。より長期的に学習計画が立てられたり、考課作業が減ることで教員の負担を減らせるというメリットがあるようです。  日本ではいくつかの自治体で導入されていますが、明治から続く「休み前には通知表」というリズムが日本人に根強いことなどからあまり広がっていないようです。  教員免許更新制度も読んで字のごとく、教員免許に(自動車運転免許のような)一定年限ごとに期限を設け、期限切れの者にはもう一回更新のための講習などを受けさせよう、という制度です。これは早ければ再来年にも法改正がされるようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E5%93%A1%E5%85%8D%E8%A8%B1#.E6.95.99.E5.93.A1.E5.85.8D.E8.A8.B1.E6.9B.B4.E6.96.B0.E5.88.B6  これは教員免許を一回取ってしまい、常勤の職にありついてしまうと、人によっては知識の更新がそこで止まってしまうという問題がありました。つまり、熱心に勉強する人と、そうでない人の選別が一切なされていないわけです。  たとえば、この間、冥王星は惑星の中に入れない、ということが決まりました。が、いまの制度では、このような新しい知見が学問に加わっても、それを学ぶことなく、先生は先生という商売をやっていけるわけです(医者もそうだが、こっちは下手をすると医療過誤で訴えらる。でも教育過誤で訴えられるなんて話はトンと聞いたことが無い)。  このような制度を導入することで、最低限のやる気すら持たない人には教育現場からご退場頂こうという主旨ですが、これをどのように実施するか(現在すでに免許を持っている人の処遇とか、何年に一回にするのかとか)は今後検討されるのではないかと思われます。

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