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お気に入りの俳句、短歌を教えてください。

Salut_の回答

  • Salut_
  • ベストアンサー率42% (8/19)
回答No.20

ある朝の かなしき夢のさめぎはに 鼻に入り来し 味噌を煮る香よ       (石川 啄木) 悲しい夢をみて(おそらく涙を流しつつ…?)目覚めると、台所からは味噌汁の香りが漂ってくる。 ただそれだけの詩なのに、鮮やかにその情景が目に浮かんでくるような気がします。 勝手に想像してみると、季節は冬。そう、ちょうど今時分。 暖房器具もない、電子レンジもない。厳しい冬に、早朝から火を起こし、妻が朝食を整えている。 粗末な布団にくるまり、悲しい夢をみていたその部屋にもお味噌汁の良い香りが漂ってくる… かなしき夢と味噌の香。 香りがかなしい夢を包みこむ。 そんなイメージなのです。 話は変わりますが、この頃夢をみなくなりました。 本当にみていないのか、みたのに忘れてしまうのか、みていないと思い込みたいのか。 多分、このうちのどれかが正解なのだろうなぁ。 などと、つまらないことを考えつつ。。。(^^; ……gruyereさんは夢をみてますか?

gruyere
質問者

お礼

Salut_さん、お越しくださってありがとうございます^^♪。 ある朝の かなしき夢のさめぎはに 鼻に入り来し 味噌を煮る香よ 芸術品のように憧れの気持ちを持って眺められる俳句や短歌もありますが、石川啄木さんの歌は私達ととても近い感覚が感じられる気がします。 この歌も日常の風景の中の切なさを鋭くつかんであらためて私達に気づかせてくれるような気がします。 朝・・夢・・鼻・・味噌・・香・・・さりげない言葉の数々に、さまざまな感覚が呼び覚まされるようです。 厳しい冬のかなしい夢を 妻の作る春のようなあたたさを持ったお味噌汁の香りがふうわり包む・・・そんなイメージなのでしょうか・・。 タイマー付きの暖房器具で暖かく目覚められる現代では、もうこのような歌は作られにくくなってしまうのかな~と思うと寂しい気もしますね・・。 私は夢はわりとよく見ます。一時期は夢を見過ぎてとても疲れてしまうので、寝るのが怖いときもありました;・・。そして夜見る夢はやはり楽しい夢よりかなしい夢の方が多いですね。涙を流しながら起きるということもよくありました。単純なので心の中にある不安や気にかかることが少し形を変えて夢となって現れることが多いのです。でも最近はかなしい中にいても(なぜか泣かずに)じっと傍観している・・・そんなことが多くなりました。 でももちろん楽しい夢も見ますよ♪すごく引き込まれる面白いストーリーにわくわく~なんていうこともあって、起きてすぐメモしておけばよかった~なんて思ったりします。 夢って不思議ですよね・・・。 Salut_さん、私の知らなかった啄木さんの少し切ない歌をご紹介くださってありがとうございました♪m(__)m。またまた世界が広がりました~♪。

gruyere
質問者

補足

皆様、改めましてこんにちは。(Salut_さんの補足欄をお借りしますm(__)m) 長い間この質問を締め切らずに申しわけありませんでした。 この質問は皆さんの心の内にある俳句や短歌を知りたい、そして理解してみたいという思いから立てたものでした。私にとっては少し背伸びしたものとなり、お礼なども拙いものになってしまった感もありますが、皆さんに教えていただいた俳句を読みながら想像をめぐらしたり、またその周辺にある俳句や短歌を調べる機会を得たりしてとても有意義な時を過ごすことが出来ました。 今まで知らなかったいろいろなことも知ることが出来本当に良かったです。 また名句やいい短歌というのは、作者が強烈なメッセージを発信しながらも、読み手側のその時々の多種多様の気持ちを吸収してくれるものなのではないかなとも思いました。それは私が「白鳥(しらとり)はかなしからずや~」の歌を読んで感じることがあった時のように、必ずしも詠み手側の気持ちとは一致していないことがあるかもしれないけれど、いろいろな気持ちを投影することを許してくれるそんな句や歌のような気がしました。 ポイントは、今回はアイデアが面白かったということで、「啄木さんの下の句を考えて!」の#15さんと「短歌と音楽の融合」の#23さんにお付けしたいと思います。 ただ皆さんの教えてくださった歌はどれも大切で、とても素晴らしかったということもぜひお伝えしたいです。 皆さんの人生の歌を教えてくださり、どうもありがとうございました♪またいつかよろしくお願いしますm(__)m。

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