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アゴニストとアンタゴニストの定義

kumanoyuの回答

  • kumanoyu
  • ベストアンサー率41% (156/380)
回答No.3

loveoboさんの回答でほぼ十分ですね。 アゴニストは受容体と可逆的な結合をします。結合しては離れ、を繰り返すので、何回もスイッチを押すように働きます。 一方、アンタゴニストは一度結合するとなかなか離れません。スイッチを一度は押しますが、離れないので他のアゴニストが何度も結合するのを阻害します。受容体にフタをしてしまうイメージでしょうか。 それでアンタゴニスト作用のある薬剤を競合的拮抗薬とか競合的阻害薬などと呼びます。ブロッカー(ブロックするもの)というのも競合的拮抗薬のことですね。 ただし、アゴニストとアンタゴニストの間にはっきり境界線を引くのはむずかしい場合もあります。パーシャルアゴニストなどと呼ばれるアゴニストとアンタゴニストの中間的な薬物もあります。

norimasa_m
質問者

お礼

パーシャルアゴニストに関しましては、先日の薬学会でも耳にしました。 確か、院内感染菌に耐性菌が出てきているのだが、ある薬物だけは、構造的に代謝を受けた後でもファーマコフォアが残ることが確認できたとか、その時にパーシャルアゴニストの話も出てきたように記憶しています。 やっとこさ、少し理解が深まった気がします。

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