ドイツで使うT/C(トラヴェラーズチェック)手数料と購入方法について

このQ&Aのポイント
  • ドイツ国内でユーロ建てT/Cを換金すると手数料がかかりますが、T/C発行会社の直営営業所では手数料無料です。
  • ドイツ国内でのT/C発行会社を比較すると、アメリカンエキスプレスよりも多くの都市に直営営業所を擁するT/C発行会社が存在します。
  • 日本でユーロ建てT/Cを購入するには、シティバンクに預金してからT/Cを購入する方法があります。一般の銀行で買うよりも有利です。具体的な方法も教えて頂けます。
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ドイツで使うT/C(トラヴェラーズチェック)

次のことを教えてください。 ドイツ国内でユーロ建てT/Cを換金すると手数料が馬鹿になりません。ただし、T/C発行会社の直営営業所では手数料無料です。そこでお尋ねします。アメリカンエキスプレス(営業所がドイツ国内10都市)よりも多くの都市に直営営業所を擁するT/C発行会社があるでしょうか? 昔はドイッチェバンク(Deutsche Bank)がマルク建てT/Cを発行していたのですが・・・。また、日本でユーロ建てT/Cを購入するには、シティバンクに預金して、その預金でT/Cを買うと有利(購入者にとって安い)と聞きました。一般の銀行で買うよりも、どのくらい有利なのでしょうか? さらに、シティバンクに行って、口座をつくり、預金して、云々というように、具体的な方法も教えて頂けるとありがたいです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Umada
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回答No.1

私は1年か2年に一度ほどドイツに出かけていますが、最近はもっぱらシティバンク銀行のトラベラーズチェック(以下TC)を利用しています。おっしゃるようにレートがよいからです。 【レートの計算】 既にご存じのことと重なるかと思いますが、最初にレートに関する用語をいくつか整理させてください。 ・銀行間取引レート 外国為替市場においてその名の通り、銀行間の取引きに用いられるレート。顧客はこのレートでは取り引きできず、外貨を買う場合も売る場合も必ずいくらかのマージンを払うことになる。 ・公示仲値(TTM) 外国為替市場での銀行間取引レートを睨みながら、銀行が一日一回(銀行によっては数回)、取引きの基準として定めるレート。銀行間取引レートは常に変動しており、窓口での取引きに銀行間取引レートを使うと処理が煩雑になるため。公示仲値と銀行間取引レートの数字はほぼ同じとみなせる。 ・対顧客電信売レート(TTS) 顧客が外貨預金をしたりTCを組んだりする際に適用されるレート。公示仲値に一定の幅を上乗せすることで機械的に計算される。上乗せの幅は銀行によって異なる。また当然、通貨によっても変わってくる。 ・クレジットカード会社が定める通貨間換算レート クレジットカード会社も銀行と同様に、外国為替市場での取引きレートを見ながら各通貨間の換算レートを毎日決定する。銀行間取引レート/公示仲値/クレジットカード会社が定める通貨間換算レートの三つは、実質的に同じ数字になると考えてよい。 TC発行時に適用されるレートはTTSです。ユーロの場合、TTMからの上乗せ幅は1ユーロ当たり1円50銭が標準的な設定ですが、シティバンク銀行では1円と割安の設定です。また一般の銀行ですと1%のTC発行手数料を徴収しますが、シティバンク銀行では口座を持っている顧客に対してはこの手数料を免除しています。 実際の数字で見てみます。公示仲値は1ユーロ=146円00銭とし、額面1000ユーロのユーロ建てTCを組むとします。支払額は ・シティバンク銀行 1000×(146.00+1.00) = 147,000円 ・一般の銀行 1000×(146.00+1.50)×1.01 = 148,975円 となります。 シティバンク銀行の場合、公示仲値からの上乗せ分はわずか0.68%で済みます。これが一般の銀行ですと2.0%ですから、シティバンク銀行が有利なことがお分かりいただけると思います。 既にご承知の通り現地での換金手数料には注意が必要です。額面の2~3%くらいの手数料がかかるので、これを回避しないとお得な両替とはなりません。 一番簡単な方法は現地のシティバンクの支店に持ち込むことです。手数料無料でユーロ現金に換金してくれます。ですから日本円→ユーロ建てTC→ユーロ現金と経ても、目減りはTTSの上乗せ分の1ユーロ当たり1円(0.68%)のみで済みます。 またシティバンク銀行のユーロ建てTCのブランドは現在はAMEXです。おっしゃるようにAMEXのトラベルサービスオフィスのほか、提携金融機関に持ち込むことでも原則無手数料で換金できます[1]。ただし提携金融機関の具体的な名前が出ていないのが不親切なところです。 ドイツはシティバンクの多い国で全土に280ほどの支店がありますから、そのままシティバンクの支店に持ち込むのが手数料の心配もなく安心です。人口10万人程度の都市なら支店はたいてい見つかります。ただし旧東ドイツ地域では少なく、支店があるのは州都クラスの都市に限られます。渡航先の最寄り支店は[2]でお調べください。 TC以外の方法についても数字を出しておきます。 日本でユーロ現金に直接両替する場合ですが、三井住友銀行がよいレートを出しています。1ユーロ当たりTTM+4円のレートで両替してくれます(現金は在庫に伴うコストが生じるので、両替レートはTCより悪くなります)。今のレートですと約2.7%のマージンということになります。ちなみに他行ではTTM+6~7円というところが多いので、三井住友での両替をお勧めします。このほか民間の両替商で1ユーロ当たりTTM+3円というところまで見つけています[3]。 現地でユーロ現金に両替するのは絶対に避けるべきです。レートが1ユーロ当たりTTM+7~10円と日本より悪く、さらに2~3%の両替手数料を取りますから踏んだり蹴ったりです。 クレジットカードでショッピングをした場合ですが、冒頭に述べた「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」に1.6%程度の手数料を加算した額が請求されます。使い残しの心配も無く便利でレートも決して悪くないのですが、シティバンク+TCの組合せには及びません。 クレジットカードでキャッシングをした場合は「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」で日本円に換算し、引落し日までの利息が加算されたものが引落し額になります。利率は25~30%/年、利用から引落しまでの日数は25~55日くらいですから、だいたい2~4%を利息として払う計算になります。これが手数料(=上乗せ分=目減り)に相当します。 シティバンク銀行でも、バンキングカード(国際キャッシュカード, *1)を使って現地ATMで引出すのは損です。計算の詳細は[4]で見て頂くとして今のレートで3.9%ほどの目減りということになります。他行の国際キャッシュカードでも目減りは4%が目安です。 以上説明したように、ユーロ現金の調達はシティバンク+TCの組み合わせが最も有利と考えてよいでしょう。これ以上に有利な方法があるのなら私も知りたいと思います。 【実際の利用手順】 1. 口座の開設 口座の開設に関する詳細な手続きはシティバンク銀行のWebサイト[5]でご覧ください。注意すべきことは一定の残高を残しておかないと口座維持手数料(月当たり2,100円)を徴収されることです[6]。現時点では「円預金と外貨預金合算の月間平均残高が50万円相当額以上」か「外貨預金の月間平均残高が20万円相当額以上」のいずれかを満たせば口座維持手数料は免除されます。 入金(円資金)はお近くの郵便局ATMなどから可能で、その後の外貨預金への振り替えもインターネット経由やテレホンサービス(シティホン バンキング)経由で行えます。 2. TCの発行 TCを組むにはシティバンク銀行の支店まで出向く必要があります。シティバンク銀行の支店は日本では偏在しているので、お近くに支店がないとTC無料発行の恩恵に与れないことになります(通信販売のようなことはしていません)。 うまい具合にお近くに支店があるなら、顧客である証明にバンキングカードを持ってそこに行き、「ユーロ建てTCを○○ユーロ分組んで欲しい」と言えばそれで足ります。予めユーロ普通預金をしておく必要はありません。その場で円普通預金からユーロ普通預金に資金を振り替えてそこからユーロ建てTCを組んでくれます。振替えに適用されるレートはTTSで、TC発行手数料ももちろん無料です。 「予めユーロ普通預金をしておく必要はありません」とは書きましたが、円高だと思った時期にユーロを買い付け、渡航の時まで預金しておいてTCに振り替えてももちろん結構です。円資金から外貨定期預金を開設すると金利を優遇するキャンペーンも行われているので、渡航まで時間があるなら上手に利用ください。 3. 現地での換金 ご存じの通りヨーロッパではTCをそのまま受け取ってくれる店は少ないので、銀行でいったん換金することになります。ドイツであれば上述のようにシティバンクの支店に持ち込むのが無難です。手数料無料で換金してもらうには日本でシティバンクの顧客であることの証明が必要ですが、これは日本のバンキングカードを提示すれば足ります。お忘れなくお持ちください。 4. 使い残したら 使い残したTCはそのまま手許に持っておいてもよいのですが、日本のシティバンク銀行支店に持ち込むとそのままの額面でユーロの外貨預金にできます。手数料はかかりません。次回の渡航の時にまたTCで引出せばよいわけで、それまでに少しですが利子も付きます。 5. そのほか注意 シティバンク銀行は「外貨に強い」との印象を持たれていますが、こと外貨の「現金」の扱いとなると邦銀よりよほど貧弱です。取扱っているのは米ドルだけで、ユーロですとTCの扱いはあっても現金での取引はできません。 またTCの発行も米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドルの4通貨に限られています。シティバンクでスイスフランやカナダドルの外貨預金はありますが、これらの通貨の預金はTCでは引き出せません。 参考ページ [1] AMEX 換金場所 http://www.americanexpress.com/japan/tcheques/tc/tcheques_exchange.shtml [2] ドイツ シティバンク支店一覧 http://www.citibank.com/locations/eu/de/de/de.htm *地方都市の支店を探すには、その近傍の大きな都市の名前をクリックして下さい [3] 両替商の例 http://www.btgp.org/BTG%20CashForex.htm [4] 海外ATM利用時レート計算法 http://www.citibank.co.jp/service/abroad/index.html#link05 [5] http://www.citibank.co.jp [6] シティバンク 口座維持手数料徴収基準 http://www.citibank.co.jp/deposit/begin/index.html *1 シティバンク銀行では現在、キャッシュカードのことを「バンキングカード」と呼んでいます。

luan78zao
質問者

お礼

とても詳細、かつ適切な情報をいただき感謝します。ひじょうに役立ちます。厚くあつくお礼申し上げます。Ich bedanke mich bei Ihnen fuer sehr ausfuehrliche und genaue Information, die viel nuetzlich ist. Nochmals haben Sie herzlichen Dank.

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