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樹脂やガラスの透過率

UV-visにて、固体ですが樹脂やガラスの透過率を測定したところ 380~300nm付近の透過率がいっきにがくっと減少して、 300nm以下の紫外域になると再度透過率が上がります。 380~300nm付近のみがくっと段差があるような感じです。 なぜこのようなことが起きるのでしょうか? なお、ベースラインは大気のみで(試料も何も入れない状態で)とっています。

noname#61845
noname#61845
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回答No.3

特定の波長近傍で透過率が減少しているということは、 準位間隔がその波長の光子のエネルギーと一致している 離散的準位があるということを示唆しています。 結晶欠陥や微細構造がその代表的な原因で、たとえば 結晶に含まれる不純物、未結合鎖などが考えられます。 どのようなガラスを測定されたのかわかりませんが、 通常の板ガラスなどでは、製造を容易にするために大量 のNaが混ぜられていますから、これが原因の可能性が あります。 光学実験などに用いるレンズや窓などの代表的材料で あるBK7や溶融石英の場合、紫外領域には特異な吸収は ありません。(逆に赤外領域に共鳴がありますが) お手元にこれら光学部品用透明材料があれば、それを 測定することにより、装置の問題でないことを確認 できるはずです。

noname#61845
質問者

お礼

ガラスは石英をとってみました。 自身の知識がまだ浅いため、アドバイスいただいたことを 瞬時に理解できていないのですが 何度もじっくり拝読してみようと思います。 不純物が含まれると、おかしくなる可能性があるのですね。 FT-IRも他部署にですが所持しており、 その付属品で光学部品用透明材料があるかもしれませんので探してみます。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

測定器側の分光感度特性はどうでしょう? 光センサーはスペクトラムによって感度が異なります。 また、光源のスペクトラム特性はどうなんでしょう? もともと、その帯域のレベルが低い可能性も考えられます。 測定器、光源ともにまともな機材を使っているのであれば、特性表があると思います。 確認してみてください。

noname#61845
質問者

お礼

普段は染色水の吸光度をとっていまして、それに関しては 滑らかなヒピークを示すので 測定器本体には異常等はないようです。 物質が固体になると質問文のとおりになります (ためしにP.P.製の板を測定しても同じでした)。 特性表というのがあるのですね、調べてみます。 ありがとうございました。

回答No.1

UVコーティングされてませんか?

参考URL:
http://www.eko.co.jp/eko/a/a03-fr.html
noname#61845
質問者

お礼

ありがとうございます。 特殊加工のなされていない樹脂やガラスなので、UVコーティングはなされていないようです。

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