教祖自身が布教していた頃の宗教の姿は？

質問

世界３大宗教、つまり仏教、キリスト教、それにイスラム教について教えて下さい。

これら宗教の教祖、つまり、ゴータマ・シッダルタ、ナザレのイエス、それにマホメッドですが、彼らが自分で布教していた頃の各宗教の姿、あるいは考え方など、どのようなものであったと考えられているのでしょうか？

説明が難しいですが、つまり 「教祖の本当の教えはこれだ」 と考えられるものがあるのでしょうか？

というのは、一口に３大宗教と言いますが、その中でも宗派の数って凄く多いですよね。

たとえば結婚や出産、あるいは服装についての定めとか、お金に関する考え方とか、食べるものとか、同じ宗教でありながら全く考え方を異にする宗教って多いと思います。

うまく説明できないのですが、たとえばマホメッド自身は本当に 「豚肉を食する事や偶像崇拝を禁止した」 のか、とか、ゴータマ・シッダルタ自身は本当に 「たとえ虫でも殺生はいけない」 と言ったのか、また、 イエスは本当に 「自己犠牲や博愛」 を唱えたのか？ などなど　・・・ もちろん、中には教典に書かれているものもあるでしょうが、そもそも教典自体、教祖自身が書いたものではないですよね。　おそらく没後、だいぶ経ってから弟子たちによって編纂されたものと思います。

仏教でも坊主頭のお坊さんもいれば、普通に伸ばしているお坊さんもいます。　結婚を認める宗派もあれば、女人禁制を強く貫く宗派もありますよね。

キリスト教でも神父さんや牧師さんの結婚を認める、認めないと意見が分かれていると思います。

教祖が唱えた原始の姿って、一体どちらだったのでしょうか？

もし彼ら教祖が今の宗教のあり方を見れば、何と感じるでしょうか？

回答No.2

musokunin · ベストアンサー

佛教が生まれたのは、御釋迦樣が布教を始めた時だとする考へ方もあれば、さうではないとする考へ方もあります。御釋迦樣が悟りをひらかれて、佛陀となられたとき、「佛陀とは何か」といふ疑問を出した人はゐなかつたといふことで、既に「佛陀信仰があつた」と言はれます。その證拠に、御釋迦樣の以前に過去佛がおいでになるわけです。さうすると、佛教の始まりは、御釋迦樣よりも以前のこととなります。お釋迦樣の修行のやうすや、お弟子樣のやうすなどは多く傳へられますが、過去佛についての傳承は殆どありませんから、御釋迦樣以前の教祖について、その頃の佛教の姿については、まつたく判りません。
　　一方、佛教は御釋迦樣が教祖だとする場合、御釋迦樣は當時の新興宗教の創始者であり、宗教界での革新家として、現在の新興宗教の姿に似た性格を多分に持つてゐただらうことは、容易に想像できます。佛教では、經典として傳へられてゐる記録資料が澤山ありますが、それらの古い物でも、御釋迦樣がお亡くなりになつてから百年ほど經つてからのものださうです。そのために、お釋迦樣や、教團についての記述も、佛教教團の思想で觀たものであり、教團としての意味づけをした記録だといへます。宗教家にとつて、記録は歴史學のためではなく、宗教活動のためのものであり、その限りの目的で編輯され、傳承されてきました。從つて、經典を通して貫いてゐる思想なり、生き方なりは、佛教の中身を示す物だといへます。
　　御釋迦樣は、「たとえ虫でも殺生はいけない」 と言つたと思ひます。「生き物を殺してはいけないが、殺さねば活きて行けない」といふ大きな矛盾を抱へるところに、佛教の必要が生じるし、佛陀といふ偉大な人格が現れるし、我らが佛陀を目指し、あるいは、佛陀にすがることになるわけです。「生き物を殺してはいけない。よつて、これからは何も食べない」と死んで行くことは、御釋迦樣の教へでは無かつたと思ひます。お釋迦樣のとなへた「中道」といふことは、「極端に走らない」ことですから。
　　御釋迦樣は、現在の佛教の状況を觀てゐると言へます。その證拠に、現在の佛教徒や、私が、今の佛教の現状を觀てゐて、自分は佛の教へに救はれてゐると自覺してゐるからです。その自覺のある時に、我が身の全部とは言はずとも、何分の一かは、佛が示現してゐるからです。質問者が佛教徒ならば、質問者の感じたことのなにがしかは、佛陀が感じたことだと考へても良いと思ひます。

お礼

有難うございました。貴重なご意見を伺ったような印象を受けております。
お釈迦様以前に既に仏陀信仰があったとする考え方もあるんですね。
キリスト教の場合で、イエスは流れからいって古代ユダヤ教のラビであったとする意見も聞いた事があるので、やはりどちらもある日突然に興った宗教ではないと考えるべきかも知れませんね。
それと仏教で殺生はいけないとする思想はお釈迦様ご自身が訴えられた事なんですね。
とても含蓄のあるお話、有難うございました。

回答No.1

katyan

クリスチャンから
そうね。あなたの言ってる事、編集されたりしていると思います
今の聖書でも現代の表現にふさわしいように一部書き換えられました。
だから、もう、聖書を考える時、私たちが想像している部分があると思います。
　僕自身は「愛せよ」という言葉をどのように解釈するのか？
決まっていないと思ってます。それぞれの人生の中で、それぞれが出来る
「愛」というものが表現できればいいなあ。と思ってます。

キリストの回りには家族はいたと思います、しかしイエスは主のみに仕えた。これは強制できる物ではありません。一人一人が考えればいいと思ってます

お礼

有難うございました。もし出来る事なら、タイムマシンに乗って実際にイエスの説教を聞いてみたいですね。どんな教えをされていたのか、とても興味があります。
でも現代では、信者さん一人一人がイエスの言葉をどのように考えるか、自問自答されているんでしょうね。