泉鏡花の人形の祠から

このQ&Aのポイント
  • 泉鏡花の小説「人形の祠」で登場する女性の表現について質問があります。
  • 質問者は、「蕊を湧かせて」という表現が理解できず、しっくりこないと感じています。
  • 質問者は、「しべ」が「飾り」の意味だと考えているが、それが「湧く」と繋がらない理由を知りたいとしています。
回答を見る
  • ベストアンサー

泉鏡花の人形の祠から

時(とき)に、毛(け)一筋(ひとすぢ)でも動(うご)いたら、其(そ)の、枕(まくら)、蒲團(ふとん)、掻卷(かいまき)の朱鷺色(ときいろ)にも紛(まが)ふ莟(つぼみ)とも云(い)つた顏(かほ)の女(をんな)は、芳香(はうかう)を放(はな)つて、乳房(ちぶさ)から蕊(しべ)を湧(わ)かせて、爛漫(らんまん)として咲(さ)くだらうと思(おも)はれた。」 「蕊(しべ)を湧(わ)かせて」の所がわかりませんでした。「しべ」は「飾り」の意味だと思いましたが「湧く」にしっくりこない訳なのです。よろしくお願いします。 http://etext.virginia.edu/etcbin/ot2www-japanese?specfile=/web/data/japanese/search/japanese.o2w&act=surround&lang=en&offset=48396009&id=IzuNing&query=%C6%FD%CB%BC

noname#41949
noname#41949

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

辞書ひかれましたか。どうして蕊を飾りだと思うんでしょう。雄蕊雌蕊の蕊に決まってるじゃないですか。花の部品ですわ。ツボミとかサクとか、花のアレゴリーが見えませんか。 蕾が花に開けば蕊は突出してきます。さらに、「はな」は「鼻」でもあり「端」でもあって、地から水が湧くごとく、幽界において既に完璧に準備され整えられてから顕界へと忽然と現れ出てくる美の先端です。わかりやすいメタファーだと思いますが。

関連するQ&A

  • 西鶴の「好色五人女」より

    「情はあちらこちらの違ひ」からわからない表現がありました。 見捨給ふななどたはふれけるにおまんこそぐるほどをかしく自ふともゝひねりて胸をさすり我いふ事も聞し ここで、「たはふれけるに」がどういう構成になっているのかがわかりません。「ける」が見えるので動詞になっていると思いましたが「たはふる」という動詞はあるんでしょうか?それに続く個所は「お前、くすぐったいほど可笑しく」の意味に理解しましたが、合っているでしょうか? http://etext.virginia.edu/etcbin/ot2www-japanese?specfile=/web/data/japanese/search/japanese.o2w&act=surround&lang=en&offset=46176349&id=IhaGoni&query=%A4%DE%A4%F3%A4%B3

  • 泉鏡花

    泉鏡花の作品に関心があります(江戸川乱歩が大好きで・・)。 初心者にもおすすめのものを教えてください。 また、文体が古くて読みにくい、難しいとの噂を聞きました。 本当でしょうか? よろしくお願いします!!

  • 泉鏡花・探しています。

    作者は泉鏡花で、 「女が、喀血するとその血を見て『ほおずきが出た』と言う」 小説を探しています。 ご存知の方いらっしゃいましたらご回答お願いいたします。

  • 泉鏡花『化鳥』

    泉鏡花の『化鳥』のあらすじを出来るだけ詳しく教えてください。 よろしくお願いいたします。

  • 泉鏡花の『外科室』で...

    泉鏡花の『外科室』で、高峰と主人公の女性が、初めて出会うシーンのことで、 お聞きします。 小石川の庭園で、ふたりがすれ違った時(ふたりが初めて出会った時) 女性の方は、すでに結婚していたのでしょうか。(すでに、伯爵夫人だったのでしょうか。) それとも、まだ未婚の貴族の令嬢だったのでしょうか。 教えてください。

  • 泉鏡花 外科室について

    泉鏡花の外科室が大好きで、今から15年位前に映画化された時も映画を鑑賞したのですが、理解力の無さゆえに何点か質問質問があります。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。 (1)貴船伯爵夫人の手術を高峰医師が受け持ったのは偶然でしょうか? あるいは医師にずっと秘めた想いを寄せていた婦人の要望だったのでしょうか? (2)麻酔無しと言う無謀な手術を高峰医師が了解したのは、婦人の恐れている「眠り薬のせいで自分の秘め事を言ってしまうのが怖い」と言う内容が自分への想いであると多少は分かっていたからでしょうか? (3)最後に婦人の言う「でも、あなたは、あなたは、私(わたくし)を知りますまい!」という台詞から、婦人は高峰医師も自分の事を想っている事は全く知らなかったと言う事でしょうか? (4)「痛みますか」 「いいえ、あなただから、あなただから」 と言う手術中の会話や、医師の前で胸をはだけた時に婦人の頬が染まるなど、ある意味言葉にハッキリ出すよりも官能的な告白に思えるのですが、婦人の旦那さんを始め、手術を鑑賞していた周囲は何も感じる部分は無かったのでしょうか? (5)医師の持つメスに自分の手を添えて胸を掻き切るという婦人の行為は何を表すのでしょうか?ずっと想っていた医師に再会でき、思い残す所無く命を絶ったと見て良いのでしょうか? 宜しくお願いいたします。

  • 泉鏡花の「女客」

    ・・・すいません、読み終わったものの、よく分かりません。 最後にオチがありそうなのですが、全くです。 教えてください、すいません。

  • 泉 鏡花 「外科室」について

    泉鏡花の「外科室」の作品がすごい気になってます。 最近古典、漢文などを勉強し始めたのですが、未だ文章を理解して読むことができないので困っています。貴船伯爵夫人と高峰の複雑な恋愛関係をテーマにしているのはわかるのですが… よろしければ、「外科室」における恋愛背景や泉鏡花自身がこの作品に込めているものを教えていただけたら幸いです。 宜しくお願いします。

  • 泉鏡花(ひいては文学者)と辞書

    (1)Amazonのレビューで読んだと記憶しているのですが、 「泉鏡花は毎日辞書を読んで漢語の使い方を練っていた」 というのを読んだことがあります。 私は泉鏡花について詳しくないので真偽が分からないのですが、実際にこういうエピソードはありますか? (2)泉鏡花に限らず、文学者一般と辞書に関する質問です。 文学者の中で、辞書や百科事典に関するエピソードを持っている人がいれば教えてください。 ただ、辞書を通して「言葉」についてどのように学んでいたのかを知りたいので、 「人間研究のために百科事典を読んでいた」 などのエピソードは除外します。 前述の泉鏡花のような、言葉と辞書に関するエピソードです。

  • 泉鏡花の文体について質問です。

    泉鏡花の文体について質問です。 初めて泉鏡花の作品(「絵本の春」)を読みましたが、とても文体が変わっていて驚きました。 どこが主語なのかどこが述語なのかよくわからないこともしばしばあり、短編なのに読むのにとても苦労しました。 そこで質問なのですが、この文体は「正しい」ものなのでしょうか。 私たちが習った正しい文章とはかけ離れている気がしますが、これは泉鏡花だから許される文章なのでしょうか。そもそも正しい文体とは一体何なのかもわからなくなってきました。 少し変な質問かも知れませんが、御回答よろしくお願い致します。