• ベストアンサー

キャッシュフローと退職給付引当金の関係について

有価証券報告書を読んでいてピンと来なかったのですが、営業活動によるキャッシュ・フローと退職給付引当金の増減の関係をわかりやすく教えていただけないでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#46899
noname#46899
回答No.3

退職給付会計が導入されてから、退職金は引当金から直接支払われるので「、退職金」及び「退職給付引当金取崩益」の計上はありません。これは退職金の経費算入時期が引当金繰入時とされたからです。 しかし退職金が「資金」である流動性の現金預金から支払われるのは確かですから、#2の訂正回答となります。 仮に引当金繰入れを80(仕訳は退職給付引当金繰入額80/退職給付引当金80)、退職金の実支払額を100とした場合、退職金は全額が引当金の取崩しとして計上されます(退職給付引当金100/現金預金100)。引当金繰入額は資金に影響しないのに経費となっていますからプラス80、退職金の支払いについては資金が減少していますのでマイナス100で、差し引き20のキャッシュフローの減少となります。 引当金の増減額自体は、実はキャッシュフローとは関係がないのですが、その裏が資金や利益を反映しているので、引当金の増減額でキャッシュフローを修正するという考えなんでしょう。 ついでに触れておくと、引当金繰入れ時にはを定期性預金を設定し、退職金支払い時にはこれを解約することもあると思いますが、これは財務活動によるキャッシュフローの増減原因(預金設定が減、預金解約が増)となります。

kankit
質問者

お礼

わかりやすい説明ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • newcinema
  • ベストアンサー率62% (50/80)
回答No.4

退職給付引当金にかかわらず、間接法全体がわからないのではないですか? 売掛金の増加がなぜキャッシュアウトフローなのか。買掛金の増加はなぜキャッシュインフローなのか。 これはですね、キャッシュフローの営業活動のところを、差額BSから作成しているからなのです。 ここでは、理解するには書ききれない内容ですので、詳細は省略しますが、例えばあるBSを思い浮かべてください。現預金100としてそのほかは売掛金、買掛金、資本の部として適当に埋めてみてください。これが期首BSです。 次に、利益20がすべて現預金で入ってきたとして、この結果をBSに入れてみてください。利益20、現預金120のBSが出来ましたね。これが期末BSその1です。 このときキャッシュフロー計算書は、どうなりますか?(法人税はとりあえず考慮外) それでは、このほかに売掛金が10増加して、現預金以外の要素が固定だとしましょう。このとき、現預金を10減らして110にしなければなりませんね。これが期末BSその2です。 このときキャッシュフロー計算書はどうなりますか? 当期純利益から始まるとして、 当期純利益+20 売掛金増加-10 となりますね。 次に買掛金が20増加して、現預金以外の要素が固定だとしましょう。このとき、現預金を20増やして130にしなければなりませんね。これが期末BSその3です。 このときキャッシュフロー計算書はどうなりますか? 当期純利益から始まるとして、 当期純利益+20 売掛金増加-10 買掛金増加+30 となります。実は間接法はこれをずーっと繰り返しているだけなのです。退職給付引当金も同じです。退職給付引当金が増加するとキャッシュインフロー。どうですか?理解できましたでしょうか。

noname#46899
noname#46899
回答No.2

#1です。 すみません。「引当金繰入額」は誤りで、「引当金増減額」となります。 取崩額は退職金としてキャッシュアウトし、資金を減少させますから、あくまで繰入額と取崩額の差額である純増減額が調整額となります。

kankit
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 質問が言葉足らずですみません。 退職給付引当金の減少がキャッシュフロー計算書上でキャッシュフローのマイナス要因となる理由がわからなかったのです。B/Sでは退職給付引当金が減少しているのですが、P/Lを見ると退職給付引当金戻入れ益や退職金支払いの数字も見当たらず税引等調整前当期純利益に影響した形跡が無かったものですから。

noname#46899
noname#46899
回答No.1

質問の意図が不明ですが、 間接法によって「営業活動によるキャッシュフロー」を計算する際、退職給付引当金繰入額が増加原因となっているのはなぜか ということでしょうか。 そうだとすると、これは「間接法だから」ということになります。 退職給付引当金への繰入額はあくまで評価上の計上額であって、「資金(=キャッシュフロー)」の増減には影響しません。しかし間接法の場合、税引前当期純利益からスタートしますから、経費としている引当金繰入額をチャラにする必要があるので、増加原因となる、ということです。これは他の引当金や減価償却額も同じです。

関連するQ&A

  • キャッシュフロー計算書

    引継ぎで来月からキャッシュフロー計算書の作成をまかされたのですが、分からないことがあるので質問させてください。 キャッシュフロー計算書にはB/S P/Lの全科目を反映させるものなのでしょうか。 私の会社のC/F報告様式の営業活動によるキャッシュフローに貸倒引当金と役員賞与引当金の引当金項目しかなく、会社のB/Sにはその他の引当金(賞与引当金等)などがあります。よくよく調べてみるとB/Sのその他の引当金項目がC/Fのどの部分にも反映されていないことが分かりました。それでは正確性に欠けていると思われるのですが、実際どの程度まで細かく作ればいいのでしょうか。 よろしくお願い致します。

  • キャッシュフロー計算書

    以下の資料より間接方によるキャッシュフロー計算書を作成してください(;_;)(;_;)         貸借対照表 (資産)    前期 当期 増減 現金預金    150 220 70 売掛金     580 640 60 棚卸資産    180 170 -10 有形固定資産 600 530 -70 投資有価証券 60 80 20 -----------------------------  合 計  1570 1640 70 (負債、純資産)前期 当期 増減 買掛金    530  510 -20 未払い法人税等 60 50 -10 長期借入金  450 420 -30 資本金    400  460 60 剰余金    130 200 70 ---------------------------- 合計     1570 1640 70 損益計算書(当期) 売上高    4230 売上原価 商品仕入高 3510 販売費   人件費   230 減価償却費   40 その他経費   350 特別損失   固定資産売却益  10※ 税引前当期純利益  110 法人税等 40 当期純利益     70 ※期中に簿価30の有形固定資産を40で売却したものである。なお、キャッシュフロー計算書における資金の範囲は現金預金と同額とする。 キャッシュフォロー計算書(間接法) I 営業活動によるキャッシュフロー   税引前当期純利益(  )   減価償却費   (  )   固定資産売却益 (  )   売上債権の増減額(  )   棚卸資産の増減額 10   仕入債務の増減額(  )     小 計   (  )   法人税等の支払額         -50    営業活動によるキャッシュフロー 20 II 投資活動によるキャッシュフロー   有形固定資産の売却による収入  (  )   投資有価証券の取得による支出  (  )    投資活動によるキャッシュフロー 20 III 財務活動によるキャッシュフロー   長期借入金の返済による支出   (  )   株式発行による収入       (  )    財務活動によるキャッシュフロー 30 IV 現金及び現金同等物の増減額   (  )   現金及び現金同等物の期首残高  (  )   現金及び現金同等物の期末残高  (  ) 以上です。( )の中教えてください。 宜しくお願いします。

  • キャッシュフローでなにがわかるのでしょうか??

    キャッシュフローでなにがわかるのでしょうか?? 今月よりキャッシュフローを導入しました 勘定奉行にて項目設定し終わったところです キャッシュフローについての知識は全く有りません・・。 このキャッシュフローは毎月出すものなんですか? それとも、年度末(3月決算)だけだして、昨年と比較するものなんでしょうか?                  21年度     20年度 営業活動によるキャッシュフロー  16,000  -252,000 投資活動によるキャッシュフロー  -9,000  143,000 財形活動によるキャッシュフロー -43,000  156,000 現金の増減             -36,000  47,000 比較です。 上記の場合、どういったことがいえるのですか? 分かりやすくおねがいします

  • キャッシュフローでの利息及び配当金の受取額について

    直接法によるキャッシュフローについてなのですが、 キャッシュフロー計算書を作成する問題なのですが、 回答は下記のようになっています。 ↓↓↓↓↓↓ 1.営業活動によるキャッシュフロー 営業収入44,800 商品の仕入れによる支出33,000 ~~~ 小計3,600 利息及び配当金の受取額730 ~~~ 営業活動によるキャッシュフロー合計3,400 ============================= ここで、小計欄の下の利息及び配当金の受取額がよく分かりません。 解答の解説では、 有価証券利息830-当期償却額100=730 となっています。 問題を抜粋しますと、 ---------------- 損益計算書 営業外収益830 (有価証券利息830) ・・・ 投資有価証券について償却原価法を適用しており、当期の償却額は100円である。 ---------------- このような形です。 自分なりに考えて、当期の償却額の仕訳は 有価証券100/有価証券利息100 となり、よってキャッシュが動いてないので、-100をする必要はないと思い、830と回答してしまったのですが、 なぜ、-100をするのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 特別損失(早期退職者への割増退職金)と営業キャッシュフロー

    大学生です。ゼミの課題で困っているので教えて下さい。 早期退職者を募集した企業が応募した社員に対し、 退職給付引当金の範囲を超えて、 割増退職金を支払い、それが特別損失で計上された場合。 退職金の支払いは実際に現金支出が伴っているのに、 何故キャッシュフローでプラスされるのでしょうか? また、何故営業キャッシュフローで計算されるのでしょうか? 詳しい方がおられましたら教えて下さい。 よろしくお願いします。

  • 有価証券売却損を営業キャッシュフローで加算するわけ

    有価証券売却損は、営業活動によるキャッシュフローを算出するときに、加算しますよね。この理由がわかりません。 売上債権とか原価償却費とか、仕入債務の増減なら対処法が分かるのですが……。

  • 【キャッシュ・フロー計算書(間接法)】 引当金の増減について

    間接法では、税前利益に「引当金の増加額」を加算調整して 営業キャッシュ・フローを計算することになっています。 しかし、たとえば「当期の退職給付費用300円」と「退職一時金 を支払ったことによる退職給付引当金の取崩し200円」の 差額の100円分、当期に退職給付引当金が増加した場合、 P/L上の費用(非資金項目)は300円なので、300円を 加算調整すべきなのではないかという気がします。 参考書などは、あくまでも引当金の増加額分(上の例で言えば 100円)を加算調整しているのですが、どうしてそうなるのか 教えて頂きたいです。 宜しくお願いいたします。

  • 営業キャッシュフロー以上に投資していて大丈夫?

    宜しくお願いします。 今、コピー機の会社のリコーの平成20年度半期報告書を見ているのですが、営業活動キャッシュフローと財務活動のキャッシュフローを足したものより、投資活動のキャッシュフローで出て行く金額が多いのです。         H19 H20 営業キャッシュ 788 211 投資キャッシュ △1371 △656 財務キャッシュ △72 341 といった感じです。数字だけ見ると、営業で稼いだものと、借金した額よりも多く投資している(H20)、や 営業で儲けた額で借金を返しながら、それより多い額を投資している(H19) と理解できます。普通の会社経営から言ったら健全ではないと思うのですが、大きい投資やM6Aをたくさんすると、このよう財務状況になるのでしょうか? 投資は営業キャッシュ内で、または、最低限でも営業キャッシュと財務キャッシュで調達した額ないで投資する、というのがセオリーな気がします。 リコーは業績がよい、と伺っているのですが、 かなりハイリスクな経営をしているのでしょうか? 半期報告書だからこのような状況で、有価証券報告書になると ちゃんと健全なすうじになるのでしょうか? 詳しい方、教えてください!

  • 退職給付引当金

    退職給付引当金の経理処理について教えてください。退職給付引当金は引当金であるも関わらず引当金明細表に示されていません、この引当金の繰入処理および目的使用の仕分けについて教えてください。

  • 退職給付引当金

    退職給付引当金なのですが、退職給付引当金の賃料の後払いという性格を考えますと、引当金というよりも経過勘定項目とは言えないでしょうか?

専門家に質問してみよう