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(株価 X 株数)-Stockholders’ equity
tiuhtiの回答
Shareholder’s Equity(株主資本)=資産合計-負債合計ですね。仮に資産が完全に時価評価されていて、負債でも、退職金給付債務等が反映され、簿外の債務もなく、すべての債務が完全に反映されていたとすると、株主資本は、会社を解散したら株主への分配として残る金額に等しくなります。いわゆる解散価値です。理屈上は、発行済株式の全てをB/S上の株主資本と同額で買い取ってから、会社を解散すると、損得無し、という事になります。 これは明らかに会社の価値をある瞬間で評価している訳ですが、企業は事業を継続して行くのが普通ですから、将来の企業の損益から企業価値を計る方法もあります。単純に言えば、企業が利益を上げるなら、S/E=解散価値は増えて行くので、企業を存続させる事で、現時点での解散価値以上の取り分が将来期待できる、って事です。 企業のあげる利益に注目した評価方法としては、配当還元モデル(あるいは収益還元モデル)というのがあります。詳細は参考URLを見て頂きたいのですが、簡単に言えば、例えば、毎年税引後利益3億円の利益を永久に上げ続ける会社を100億円で買えば、それはクーポン3%・額面100億円の国債を額面金額通りで買うのと同じリターンがあがる、という事になります。(だから企業価値は100億円。)しかし、国債にくらべ株はリスクがある(言いかえれば、毎年3億円の利益は確定していない)ので、リスクプレミアムを例えば3%要求するなら、この会社の価値は50億円、という事になります。 「解散価値」(=S/E)と「収益還元モデル」の2つが、株式の評価方法の主なもので、普通は、会社がそこそこまともな利益を出していれば、収益還元モデルの方が評価は高いので、株価は「解散価値」と「収益還元モデル」の間を動いている、という事になります。 S/E<時価総額であれば、「市場が、解散価値ではなく会社の将来の利益を見て、株価をつけている」と考えられます。つまり、この場合は、S/Eと時価総額の違いは、将来の利益から来ている、という事になります。S/E>時価総額株価の場合は、帳簿にあわれていない含み損を市場が織り込んでいると考えられます。 株価の評価基準は、この2つだけではないし、現実の株価は人々の思惑の結果ついているものですが、理屈を使ってあえて単純化すれば、こういう事じゃないかと思います。
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納得しました ありがとうございます