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「電解水」を電気化学的に説明すると?
rei00の回答
- rei00
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rei00 です。先の回答に少し補足致します。 loveobo さんのお礼に対して: > 陰極槽の全カチオン量を超えるOH-が溜まるとしたら、陰極水の > バルクは負に帯電することになります。この状態では通電できない > 根拠でもあればスッキリするのですが、 陰極水のバルクが負に帯電した状態(できるかどうか疑問ではありますが)とは,電子が過剰に存在する状態ですよね。そこへさらに通電する(陰極から電子を供給する)には,かなりの電圧を架けないといけないのではないかと思います。で,実際上はそれだけ電圧を架けられないので,通電できない。私は,こう考えたのですが,いかがでしょうか? > 隔膜を介したコンデンサが充電されるとしたら・・・ コンデンサについては殆ど忘却の彼方なんですが,充電されてしまうと,絶縁体になったように思います。これに無理に電圧を架けると・・・,限界を超えた時点で溶けるかどうかして壊れませんでしたっけ(自信なし)。同様に考えると,隔膜を介したコンデンサも・・・・壊れる? > 両極に電圧かけたまま、絶縁した柄杓で陰極水を汲み出したら・・・ どうなるんでしょうか?柄杓を入れた段階で何か起こりそうにも思いますが・・・。 > どこか間違っていて欲しい! やっぱり最初の「陰極槽の全カチオン量を超えるOH-が溜まる」が間違っているように思います。 Zincer さんの回答に対して: > もしこの陰極側の水に還元力があるとすれば、陰極側で > 発生したH2が溶液に溶解し、この溶存水素の力であると > 考えるのが妥当ではないでしょうか? loveobo さんも納得されているようなので,私の知識不足かも知れませんが,この様な溶存水素の還元力は「強電解水」や「アルカリイオン水」の効果を説明できる程あるのでしょうか?触媒がないと水素分子による還元はあまり進まないように思うのですが。それとも,作用する相手が触媒的に働く? > ただもともと対イオン(H+に対するOH-またはその逆)が > 過剰に存在する系に移動するわけですから、移動した瞬間に > 中和して水になってしまうのではないでしょうか? おっしゃる通りだと思います。私の言葉不足でした。言いたかったのは「H+ も OH- も中和されて消えてしまうので,両者とも蓄積できないだろう」と言う事でした。 > 隔膜によって移動速度を抑えるため、ある程度の濃縮 > (ここでいう蓄積?)は可能であると思います。 生成速度の差ですか,確かにそれなら納得できますが,そんなに差が出るものなんでしょうか? H+ イオンも OH- イオンもそれ自身が移動するのではなく,水素結合の組換えでドミノ倒し的に移動するはずで,移動速度はかなり速いですよね。 この問題を考えているうちに,納得したつもりの以前の質問「No.104209 水の電気分解に関する私の勘違い(?)を解いて下さい」(↓)まで解らなくなってきました。特に ANo.#8 の Zincer さんのク-ロン力に関するご意見が・・・。この質問に共通する問題だと思いますので,一緒にご意見いただければ幸いです(loveobo さん,便乗させていただいて良いですか?)。 すみません。少しと言いながら長くなってしまいました。お許しを。
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