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DNA親子鑑定の根拠は

DNA親子鑑定で使う塩基配列部分と種差の根拠となる配列部分との違いがわかりません。 配列はヒトという種では遺伝子exon部分は個体間でidenticalであって個人差は無いと思うので。 intronには個体差があってそれを親子識別に使うのですか。りますか。

noname#200115
noname#200115

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  • japonicus
  • ベストアンサー率37% (97/256)
回答No.4

> 人とサルとでは塩基配列がひとつ?しか違わぬという事実 そこまでは似てないですね。以前は塩基配列が98.5%くらい似ていると言われていました。現在はもっと差があると考えられています。何をもって1%と数えるか、という事についても決まりはありません。 ヒトとサルの違いは、遺伝子部分にも多く見られるそうです。そうした遺伝子のなかには調節的に働くもの等が含まれる可能性もありますので、塩基配列の共通性だけを見てヒトとサルの違いを云々言うことはできません。 ヒトをヒトたらしめている遺伝的要因については、まだ研究途中です。 DNAを使って個人や家系を識別するという事は、個体差が激しい、つまり非常に変異が激しい領域を比較することで初めて可能になります。ヒトに保存的な領域では個人差が無いですから。 すなわち、遺伝的に重要ではない領域だからこそ変異が激しく、個人や家系を識別するのに使えるという事です。 ATATATATATATATAT…と反復が続く領域の繰り返し回数とか。 親子鑑定では、ひとつのサンプルだけを比較するわけではありません。変異の激しい領域を含むDNA断片を得られる制限酵素やプライマーがいくつか決まっていますので、数種類のDNAサンプルを得て、電気泳動して、パターン比較します。 また、個人のレベルで変異してしまう領域だと比較対照が無いため親子鑑定には使えません。親子間程度なら変異しないが、他人とは差がある、という便利な領域が複数知られているからこそ可能になるのが、親子鑑定です。 参考URLは、ヒトとチンパンジーの遺伝子発現の差を示した画像です。

参考URL:
http://www.wired.com/news/images/0,2334,57892-6535,00.html
noname#200115
質問者

お礼

 詳しいご解説を下さったことに感謝します。 とくに「親子間程度なら変異しないが、他人とは差がある、という便利な領域が複数知られている」が知りたい本質でした。  実は天皇家の女系相続問題で雅子さんから愛子さんへ伝わったX染色体と愛子さんの夫からのX染色体との組み合わせを持った女子が愛子さんが結婚して作った第1子であった場合にそれを判定できるのかという疑問を持ちましたので。皇室を崇敬しているつもりが全く無関係な一般人の家系に入れ替わっていたならばお笑いなので。  愛子さんが世継ぎをすると、その時点でもはやX染色体しか愛子さんは持っておりませんからその第一子が男子であっても永遠に新しい世代で電気泳動証明が必須となることになりますね。ああ面倒くさいことぢゃわい。現実的にあらずですね。愛子さんが相続すればX染色体が原因して皇室は確率的に恐らくは3代までに滅亡しますね。

その他の回答 (3)

  • entomol
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回答No.3

DNA親子鑑定で使われるのはNo.2さんのおっしゃるような反復配列領域でしょう。 >配列はヒトという種では遺伝子exon部分は個体間でidenticalであって個人差は無いと思うので。 についてですが、exon部分にも個人差はかなりありますよ。ただしその大部分はいわゆる同義置換で、アミノ酸配列まで変えるものはそれほど多くはないでしょうが。

noname#200115
質問者

補足

exon部分にも個人差はかなりあるとのことにおどろきました。 。exon=遺伝子部分ですよね。とすると、そこの変異は種差と個人差とのに関してどのような考えにになっておりますか。 人とサルとでは塩基配列がひとつ?しか違わぬという事実と個人差との差の量比の境界についてご解説くだされば幸いです。 配列で論じるのが分類学的な境界であり、電気泳動パタンで論じるのが個人差ですか。

回答No.2

親子鑑定等に用いる遺伝子解析では,DNAが多様性を示す領域を用います. ゲノムの様々な座位には短い反復単位の繰り返し配列があり,この反復配列(VNTR配列)の繰返し回数は個体によって4~40にわたります. VNTR配列をPCRで増幅し,電気泳動で比較します.5~10種類のVNTR座で多様性を調べた場合,無作為に抽出した2個体が偶然に同じパターンを持つ確立は100億分の1だそうです. No.1さんのおっしゃるように,塩基配列までは読まないようです. また,刑事事件等で犯人を特定する場合にも同様の方法が行われます. 参考:細胞の分子生物学 第4版 p.511

  • japonicus
  • ベストアンサー率37% (97/256)
回答No.1

色々な手法はあると思いますが、親子鑑定って主にフィンガープリントが使われるんじゃないでしょうか。 プライマーの設計、もしくは使用する制限酵素を変えることで必要な情報が得られるはずです。PCRにかけたり、制限酵素で切ることで得られたDNAサンプルを電気泳動して、断片長の多型を比較することで親子鑑定ができます。 たぶん、普通の親子鑑定ではDNA塩基配列を読むことまではやらないと思います。

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