• ベストアンサー

「項羽と劉邦」か「竜馬がゆく」か。

こんばんは。 私は普段、本をそれなりに読むほうなのですが、これまで「歴史小説」といわれるジャンルを読んだことがありませんでした。 そこで、「初心者でも読みやすい」とのことで、司馬遼太郎さんの作品を読んでみようと思うのですが、「項羽と劉邦」か「竜馬がゆく」のどちらを読もうか迷っています。 「項羽と劉邦」は最近古典の授業で「史記」を取り扱った(学生です)のと、「竜馬がゆく」に比べて格段に短いのが魅力ですが、私は中国の歴史にあまり興味がありません。 「竜馬がゆく」は一人の人間の一生を取り扱っているというスケールの大きさと、日本の話なのが魅力ですが、なにぶん全8巻ということで、読みきれるか心配です。(あるサイトでは、読み始めたらあっというま、と書いてありましたが。) どちらが良いのでしょうか?教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#96725
noname#96725
回答No.4

私も竜馬に一票。 司馬遼太郎の小説は好きです。彼は歴史上の人物を素材に使って「男の生きざまはどうあるべきか」を語りかけて来ます。私の書棚には彼の文庫本だけで軽く両腕を広げた位は入っていて、お尋ねの本は両方読みましたが、初めに手をつけるなら竜馬をお勧めします。 理由: 1)項羽と劉邦のお話は二人の人物の対比は面白いのですが、設定のスケールが大きくて想像がそれに付いて行きにくく実感・共感の湧き方が日本人の私にはもう一つ不足。 2)それに引き換えて、日本近代史のほんの一歩手前でうごめいた男たちのお話は現実味を帯びています。又現実に知っている地方が舞台で、何となくその地方出身の知人が持つ性格の共通点を登場人物に感じたりします。 3)司馬遼太郎は自分の筆先が生み出す竜馬を愛しています。彼の他の小説でもその主人公に対してそれに近い感じを持っていると感じられることがありますが、それでも竜馬は特別です。(断定してしまって申し訳ありません。司馬さんの心は覗けませんがそんな気がします。)彼は自分の生み出す竜馬と密かな会話を楽しみながら筆を進めたのかも・・・。 4)現実問題として8巻(文庫本約15センチ弱の厚さ)は長いですが、山岡荘八の徳川家康26巻(約50センチ)などに比べれば読み始めるのに「決意」などは不要です。きっと司馬の世界の虜になると思いますから、そうなれば長いとは思えなくなって2度目3度目と読み返したくなるかも知れません。 5)蛇足です。司馬さんは歴史を題材にしますが、歴史を語るものではありませんから史実を知るとか歴史の流れを考えるとかは読者からの間違い指摘を避ける程度にしかウェイトを置いていないのではないかと思います。

110119117
質問者

お礼

詳しく理由を挙げてくださり、ありがとうございました。全26巻の小説があるとは驚きでした。今回は、ほかの方の回答とも合わせて、「竜馬がゆく」から読むことにしました。

その他の回答 (5)

  • buihyaku
  • ベストアンサー率29% (97/326)
回答No.6

同じく竜馬がゆくに1票。 両方読みましたが、竜馬、には強い感銘をうけましたが、項羽と劉邦は正直あまり印象に残っていません。 日本の歴史のほうがやはり感情移入しやすいからかもしれません。

110119117
質問者

お礼

やはり、日本史のほうが入りやすいですよね。今回は、他回答と合わせて、「竜馬がゆく」から読むことにしました。ご回答ありがとうございました。

noname#17327
noname#17327
回答No.5

両方読みましたが、 竜馬の方が楽しめました。 でも司馬先生の小説はネタをばらしながら書いていくへんなところがあって、ほんとうはあまり好きではないです。 項羽と劉邦の最後にどっちが勝ったかを知らない奴が居る事なんて司馬先生は想定していないんでしょうね。 知らなかった私とっては、 小説の序盤でそれを教えられるのはすこし白けました。  でも、内容は濃いです。

110119117
質問者

お礼

項羽と劉邦のほうは内容が濃いとのことで、将来的にはこちらも読もうと思いますが、とりあえずは、ご推薦の通り「竜馬がゆく」から読もうと思います。ご回答ありがとうございます。

  • tc1027m
  • ベストアンサー率51% (114/220)
回答No.3

「竜馬がゆく」に一票です。 自分も両方読みました、こちらが始めでよかったと思います。 史実にないキャラクターもいるのをわかった上で、 竜馬の一生と幕末の流れはこの小説が自分の教科書になりました。 タイトルの”ゆく”が漢字でないことも読後感じ入りました。

110119117
質問者

お礼

今回は、ご推薦の通り「竜馬がゆく」を読むことにしました。私も自らの教科書となるような小説を見つけていきたいと思います。ご回答ありがとうございました。

回答No.2

少し質問とずれてしまうかもしれませんが・・・ とりあえず、「項羽と劉邦」オススメです! でも中国の歴史にあまり興味がないということなので、、。まず中国の歴史に興味を持ってから司馬遼太郎さんの小説にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 横山光輝さん(歴史漫画を多くかかれている漫画家です)の作品で「項羽と劉邦」「三国志」などがあるんですが、それは漫画なんで読みやすいし、キャラクターなどがいい感じ(抽象的ですが)なんで、まず興味をもつのためにはオススメできます。 自分も学生で、今学校の授業ででちょうど項羽と劉邦やっています。実際その漫画を読んだことがあったんで、興味を持てて勉強できてます。 あんまりアドバイスにもなっていませんが、漫画からというのも良いと思いますよー笑

110119117
質問者

お礼

今回は圧倒的に「竜馬がゆく」の推薦が多かったので、「竜馬がゆく」の方を読むことにしました。でも、将来的には「項羽と劉邦」も必ず読みます。情報ありがとうございました。

  • fu-raibo-
  • ベストアンサー率31% (41/129)
回答No.1

「竜馬がゆく」に一票。 両方読みましたが、「竜馬がゆく」の方が読みやすいです。

110119117
質問者

お礼

ほかの方の回答とあわせて検討し、「竜馬がゆく」から読むことにしました。 ご回答ありがとうございます。

関連するQ&A

  • 「竜馬がゆく」と同じくらい面白い本は?

    司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」(全8巻)を読み終えました。 人生観が大きく変わったとまでは言えませんが、「器の大きい人間とは?」について、大いに影響されました。 歴史小説で坂本竜馬のように器の大きい人間が主人公で、壮大な内容の小説をご教授お願いします。(司馬作品に限らず)

  • 「竜馬がゆく」はノンフィクション?

    現在、「竜馬がゆく」(司馬遼太郎著)を読んでいますが、この歴史小説はどのくらいの割合が真実(ノンフィクション)と思ってよいのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 「竜馬がゆく」を読み終えました

    司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」を読み終えて寂しくてたまりません。 長い時間をかけて読んだのでもうすっかり生活の一部に竜馬が入りこんでいて、彼がもういないのだと思うと悲しくて悲しくて泣けてきます。 こんな私にまたどっぷりとその世界に浸かる事のできる本を紹介してください。 ちなみに司馬遼太郎さんの本では「燃えよ剣」「坂の上の雲」「殉死」「この国のかたち」を読みました。 最近ずっと司馬遼太郎さんの本ばかり読んでいたのでたまには他の著者の本が読みたいです。 尚、私は元々歴史小説が好きな訳ではありませんので現代小説大歓迎です。 ただ、竜馬のようにどっぷりとその世界に浸かれるようなドラマチックでキラキラと輝く力があるような物語が読みたいです。 作品というか作家さんの紹介でもかまいません。 他に好きな作家は塩野七生です。 逆に井上靖さんや吉川なんとかさん・・時代物の。。は、難しくて読めませんでした。 宜しくお願いします!!

  • おすすめの小説

    恥ずかしながら、これまで漫画を読んでばかりいて、本を読むのとは縁遠い生活をしてきました。 昨年、家の書棚にあった司馬遼太郎さんの「項羽と劉邦」という本にふと目が留まり読んでみたところ、とても面白く、なぜ今まで読書をしてこなかったのだろうと後悔しているところです。 項羽と劉邦を皮切りに、家にあった司馬遼太郎さんの書籍は全て読み終えましたので、なにか次の作品を読んでみたいと思っているのですが、たくさんありすぎて何を読めばいいのか分かりません。 そこで質問なのですが、皆様のお薦めの本がありましたら是非アドバイスをお願いいたします。 現代小説や推理小説、恋愛小説などはあまり興味を持っておりませんので、出来ましたら ・古代~中世以前くらいまでの歴史小説(国はどこでも構いません) ・おおまかに史実に基づいているお話 ・読書初心者の私でも読めるような、難しい内容・難しい言い回しでないもの でよろしくお願いいたします。

  • 「竜馬がゆく」の中で、どこにあったか思い出せないシーンがあります

    司馬遼太郎さんの著書「竜馬がゆく」の中で、竜馬の父親が亡くなり、それを竜馬が悲しむというシーンがあったと思うのですが、それがどこにあるのか思い出せません。 それはどこにあったのか?できれば、文春文庫の何巻かと、その節の名前、何ページか、お知りの方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。

  • おススメの古典は?

    こんにちわ。 ただいま都内の某私立大学で大学生をしております。 就職活動も終わり、来年から社会人です。 社会人になるまえに、ぜひ教養として古典を学びたいと思います。古典からは学ぶべきことが沢山あり、社会に出てからもきっと役に立つのではないかと思っています。 ちなみに、古典になるかはわかりませんが、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』『項羽と劉邦』を読みました。これから『三国志』なども読んでみようと思います。 私は実家が農家で、将来は日本の農業を変えるようなことをしたいと思っています。なにか大きいことがしたいと思っています。そんな時にお勧めの良書があったらぜひ教えていただけたら幸いです。 いわゆる『古典』というものは読んだ記憶がないので、ぜひ皆さんの一冊を教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

  • 竜馬がゆく 新装版について

    昔、読んだことがあったのですが、最近、再び読みたくなり、古本屋で司馬遼太郎『竜馬がゆく』を集め始めたのです。 1巻が終わり、さて2巻だと思ったら、なんと表紙が違うじゃありませんか。 新装版がでていることを最近知ったのですが、これって『表紙が違う』『文字の大きさが大きくなっている』の他に何か違うところがあるのでしょうか?

  • 竜馬が行く最終巻のあとがきで

    司馬遼太郎著、竜馬が行く”の最終巻のあとがきに坂本竜馬を実際に刺した男のインタビューが載ってたというのですが、今手元に最終巻が無い物で何方か蔵書でお持ちの方、その男の名前を教えてください。

  • 趙高について知りたい

    私は司馬遼太郎の「項羽と劉邦」という小説で 初めて趙高という宦官の存在を知りました。 それ以来、趙高にかなりハマっています。 Wikipediaなどで調べたりもしました。 もし、趙高に詳しい方がいらっしゃったら 他に良い文献をおすすめしてください。 また趙高の佞的にすごいところをもっともっと知りたいです。 いろいろ教えてください。

  • 司馬遼太郎ファンへ司馬遼太郎の小説ランキング教えて

    司馬遼太郎さんの小説は「竜馬がゆく」しか知りませんが、「竜馬」を読んであまりに面白かったので、他の小説も読んでみたいと思って、司馬遼太郎ファンの方にお聞きしたくスレッドをたてました。司馬遼太郎マニアの方々に、できれば1位~5位くらいのランキング形式でおすすめ小説を教えていただけると嬉しいです!みなさんおすすめの「司馬遼太郎オリジナルランキング」、楽しみにしています!