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建築構造
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多分住居のことをいっていると思いますので、それを前提に回答します。 現在の建築物のほとんどはラーメン構造という構法で設計されています。これは柱と梁で主要構造を構成する方法です。 一般に鉄骨造は純ラーメン構造で造られることが多く、鉄筋コンクリートは純ラーメン構造または壁式ラーメン構造で造られます。壁式ラーメン構造というのは壁の一部を耐震壁・構造壁として設計して、主要構造として利用するものです。 共同住宅などでは鉄筋コンクリートの場合壁式ラーメン構造で造ることが多いです。低層の場合壁式構造という方法が採用されているものもあります。 隣戸間の防音性は壁の遮音性能でほぼ決まります。 この場合壁の厚さが厚いほど、重量が重いほど遮音性能が高くなる傾向があります。 界壁を鉄筋コンクリートで造ることの多い鉄筋コンクリート造の壁の遮音性は厚みにもよりますが、一般的に高いと言えます。 これに対して、鉄骨造の場合、壁を工場で製作した鉄筋コンクリートプレキャスト版などを用いることもありますが(壁がコンクリート構造になる)、よく使われるのは木または軽量鉄骨で枠組みを造りそれにボード類を貼る方法が用いられます。 これらは一般に遮音性能は劣りますので、間に吸音材を入れます。しかしそれでも同じ厚さのコンクリート壁に比べて遮音性能は劣ります。 壁については鉄筋コンクリート構造の方が優れているといえると思います。 ただし鉄筋コンクリート構造物でも鉄筋コンクリート壁にボードを直貼りしたGL構法といわれるものは遮音性に問題があるといわれており、また壁をコンクリートで造らず鉄骨の同様に壁を作ることもないわけではありませんので、必ず優れているとは言えません。 また、一般にコンクリート壁+枠組み+ボード貼りの場合は、コンクリート本体よりも遮音性が劣るといわれていますので、表面の仕上げによっても防音性は変わります。 床に関しては鉄筋コンクリート造も鉄骨造も鉄筋コンクリートで製作することが多いです。ただし、鉄骨造の場合は耐震的な構造的には鉄骨の梁が負担しますので、床はその床に載せる荷重だけの分だけで済みますので、薄くなる傾向があります。 またデッキスラブ構法といって床の一部を鋼製にしてその上にコンクリートを打つ方法もあり、この方法も床の厚さが薄くなる傾向があります。 以上のような状況ですので、一般的に鉄骨造の方が同じコンクリートで床を作成しても薄くなりやすいので、遮音性能は劣ることが多いです。 但し上記のことは重量衝撃音(足音など)といわれる音に対してであって、軽量衝撃音(椅子を引きずる音、スプーンのようなものを落とした音など)については床の仕上げ(絨毯、フローリング、畳など)による影響が多いので、構造による差は小さいと言えます。
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- shinkun0114
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#1です。 みなさんの意見を拝見しましたが、RC造(鉄筋コンクリート)の場合、 床(スラブ)も基本的にRC造です。 たしかに間仕切りの構造にもよりますが、 ラーメン構造であっても、外壁など間仕切り以外のRCの壁は 存在します。 裸特性としてRCは防音性には優れていると思うのですが・・
- elbert
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防音という点と構造とはあまり関係がありません。 防音するにあたっては、間仕切り壁の構造が重要だからです。 壁の構造をボード2重張りにして、ロックウールをつめれば防音効果が得られます。 鉄筋コンクリートはマンションや病院など基本的に超高層でないものに対して使われます。 また、鉄骨造は平屋の倉庫やデパートや事務所ビルなどの用途が多いです。 鉄骨造の場合はマンションのように音に関して厳しい建物には使われないようです。
お礼
静かな建物は鉄筋コンクリートで作られているとは知りませんでした。これをもとにアパート探しを行おうと思います。ありがとうございました。
- kochory
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質問として適切ではないので、どちらとも言いかねます。 防音性というのは壁の性質ですが、鉄筋コンクリート造か鉄骨造かというのは (必ずしも)壁の性質を規定しません。 「鉄筋コンクリート」を用いた構造にはラーメン構造と壁式構造があります。 ラーメン構造では建物の柱や梁に鉄筋コンクリートを用い、 壁に何を用いるかは自由です。 ですから壁によって防音性は高くなったり低くなったりします。 壁式構造では、鉄筋コンクリートの壁で建物を支えます。 この場合は壁はコンクリートなので、一般に防音性は高いです。 「鉄骨」というのは建物の骨組みが鉄だというだけで、ラーメン構造の 鉄筋コンクリートと同様に、防音性は壁に何を用いるかによります。
お礼
鉄筋コンクリートの構造というのは奥が深いものだったのですね。構造の世界に驚きました。
- shinkun0114
- ベストアンサー率44% (1553/3474)
鉄筋コンクリートと鉄骨。 似ているで全然違います。 ・鉄筋コンクリート 主体はコンクリートです。 コンクリートはとても強そうな材料に見えますが、 砂利や砂をセメントという糊でくっつけただけの 材料で、実は木材よりも強度が低いのです。 コンクリートでベニヤ板サイズのものを作ったとすれば 1mの高さから落としただけで粉々に割れます。 ただしコンクリートの材料は安いので、大きさは 自由にできます。 そこでコンクリートは、柱でも梁でも、壁でも床でも、 大きく、厚く作る必要があるのです。 また補強のため、鉄筋(鉄の細い棒)を多数入れる ことで、コンクリートの強度は飛躍的に上がります。 ただし、それでも、コンクリートは大きく・厚く 作る必要があります。 ・鉄骨 これは鉄が主体です。 鉄は錆びるのが難点ですが、強度はとても高く、 木材より一桁高い強度を持っています。 コンクリートとは逆で、一般に高価なので、なるべく薄く、 薄い板を組み合わせたような構造を取ります。 ・どっちが防音性に優れるか 「弱いので分厚く作るコンクリート」 「強度は高いが高価なので薄くする鉄骨」 答えは決まっていますよね。 何もしなくても、コンクリートは防音性に優れます。
お礼
大変詳しく教えていただいてありがとうございます。 鉄筋コンクリートと鉄骨の間にこのような差があったとは驚きです。ありがとうございました。
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