• ベストアンサー

DNAの修復機能について

2重螺旋を形成してるDNAの片一方の鎖が損傷した際には、相補性から修復が可能ですが、もし、両方とも同じ場所が同時に損傷したときは、どのようにして修復するのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

修復の機構にはいろいろあって、生物種ごとに異なるものがつかわれていたりしますから、一般化できる知識であるかどうかわかりませんが、 二重鎖DNAが同時に切断された場合(Double Strand Break、DSB)、組み替え修復という機構で修復されます。 これは、相同染色体や姉妹染色体と対合して、相補部分のDNA鎖を鋳型として借りて、ギャップ部分を合成して修復するものです。DSBは、トランスポゾンの切り出し、放射線、除去修復が二本鎖の同じ部分で起こった場合などで起こりえます。 くわしいことは、「組換え修復」「recombination repair」「DSB repair」などをキーワードに文献を引いてみてください。

関連するQ&A

  • 放射線によるDNAの損傷と修復について教えてください。

    放射線によるDNAの損傷と修復について教えてください。 1)放射線によるDNAの損傷には、塩基損傷とDNA鎖切断があるがX線のような間接電離放射線  では、塩基損傷は生じない。 2)DNA鎖切断のうち、二重らせんの両方が切れる二本鎖切断の発生頻度は、片方が切れる一本  鎖切断の発生頻度より高い 3)細胞には、DNA鎖切断を修復する機能があり修復が誤り無く行われれば細胞は回復し、正常に  増殖を続けるが塩基損傷を修復する機能は無い。 4)DNA鎖切断のうちは一本鎖切断は二本鎖切断に比べて修復されやすい。 5)DNA鎖切断の修復方式のうち、非相同末端結合は、DNA切断端同士を直接再結合する修復で  あるため誤り無くおこなはれる。  5つのうち正しいものはどれでしょうか?  試験がせまっております。どなたか教えていただけませんか。

  • DNAについて

    DNAについて説明しなくてはならないのですが、長鎖のポリヌクレオチドで直径は2nmで2重らせん構造で2本鎖の塩基配列は相補的である。←このような説明であっているでしょうか??

  • DNAが2本鎖螺旋構造である事の修復へのメリット

    DNAが2本鎖の螺旋構造である事が放射線等によるDNA損傷に対する修復に役立つという事は表面的には情報としては知っているのですが、なぜ2本鎖の螺旋構造である事が修復に役立つのか、よく理解できていません。わかりやすく説明して頂ける方はおられませんでしょうか? また、この質問は新型コロナウィルスのDNAを知りたくて質問したのではなく、福島第一原発事故で福島界隈は現在でも低線量放射能濃度が危険というようないわゆる(大学教授らも含めたデマによる)風評被害が絶えない事を知り、自ら本当に現時点でも福島界隈の低線量放射能が危険なのかを調べていたところ、DNAはたとえ放射能で損傷したとしても修復能力があるということをワトソンとクリックという科学者がDNAが2本鎖の螺旋構造である事を発見したことにより証明されたという事を以下のURLのブログを含めた情報で知りました。 http://iina-kobe.com/entry54/ そのため、DNAが2本鎖の螺旋構造である事が放射線等によるDNA損傷に対する修復になぜ役立つのかを知りたくてここに質問しました。

  • DNA

    「DNAの2重らせんが逆平行であるという点をDNAの構造から説明せよ。」 という問題があったのですが、どう説明したらいいのかよく分かりません。 逆平行というのは、一方の鎖が3’→5’だと、もう一方は5’→3’となっているということですよね。

  • DNAのコンフォメーションについて

    DNAが三次元構造(二重らせん)をとる事が、生物学的に どう有利なのかを教えてください。 (1)核内にDNAを省スペースで凝縮できるという事と asと相補的に対合することにより配列を保護できる そして全体的に-を帯びている事によりヒストンと 結合しやすくなっているという事以外に、 何かありますか? (2)また、らせん構造をとることによって化学的に どのような安定性が生まれるのかも回答頂くと嬉しいです。

  • DNAの存在状態

    DNAは核内に存在し、ヌクレオソームに折り畳まれてクロマチン繊維を形成したものがさらに凝集した染色体となっている、ということは理解できますが、DNAは転写されるときも複製されるときも全てこのような形態をとっているのでしょうか。また、DNAは二重らせん構造といいますが、こんな凝集した形態で二重らせん構造をとっているのですか。

  • DNA アデニン チミン グアニン シトシン

    DNA アデニン チミン グアニン シトシン DNAはアデニンチミン、グアニンシトシンが相補的に結合して2本鎖を形成していますが アデニンチミン同士の結合とグアニンシトシン同士の結合はどっちが強いのですか?

  • 遺伝子とDNAの違い、遺伝子の数え方

    ・DNAとは物質のことで、ヌクレオチドの鎖から成り、二重螺旋になっている。 ・遺伝子とは、DNAの鎖が持っている「遺伝情報」のこと。 ・DNAの鎖の中で遺伝情報を持っているのは一部だけである。 ということだと理解しているですが、間違いないでしょうか? 一方、ヒトの遺伝子は約3万個であると言われますが、これはどのように数えているのでしょうか? ヌクレオチドやコドンでしたら数えられるのはわかるのですが、遺伝情報の個数とは?遺伝子の個数とは何を意味するのか、教えていただけますでしょうか。

  • DNAの修復に関わる酵素

    こんにちは。いつもお世話になっています m(_ _)m DNAが何らかの原因で変異が起きてしまったときにDNAの修復が行われるそうですが、そこで質問です。 エンドヌクレアーゼという酵素はDNAのおかしい部分を切断するだけですか?除去も含みますか? そしてその次にDNAヘリカーゼが働くそうなのですが、これがエンドヌクレアーゼが切り取った部分を除去するのでしょうか?それともこれは修復の過程でDNAの2本鎖をほどく役割をしているだけなのでしょうか? 酵素がどのように働いているのかがよくわかりません。 勉強不足で恥ずかしいですが、よろしくお願いします。

  • DNA修復酵素はどうやって損傷を認識するのか

    DNAの傷をさまざまな形で修復する機構があることを勉強しましたが、それらの過程で働く蛋白質はどうやってDNAに傷があることを認識するのでしょうか?  ヌクレオチド除去修復においてXPC-HR23Bは損傷そのものではなくそれによって誘起されるDNA構造の歪みを認識して結合する、その後損傷塩基を確認してから部位の切除をしている、という平成十二年の研究結果を見つけたのですが、その中でもXPC-HR23Bをリクルートする最初の認識因子があるかもしれないというような記述をしてありました。そういった多段階の認識をするメリットは何なのでしょうか?そもそも、歪みを認識するというのがいまいちぴんときません。  また、ミスマッチ修復においては、もともとあった鎖を切り取るか間違った方の鎖を切り取るか、可能性が半々のように思えるのですがそれが起こらないのはなぜですか?細菌では複製直後に、あるはずのメチル基がまだついていない方を新しい鎖と認識しているというようなことが書いてありましたが人でもそうなのでしょうか? 使っている教科書はカープの分子細胞生物学で、いろいろなサイトを廻ってもよくわからなかったので質問しました。長くなってしまった上内容が散漫としていて申し訳ありませんが宜しくお願いします。