- 締切済み
生合成経路
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- sonorin
- ベストアンサー率52% (351/671)
rei00さんも言っておられますが、少し質問が曖昧なので、答えになっているかどうか分かりませんが、一応補足として(専門書はお持ちでしょうし、ご存じだったら済みません)。 ニューロペプチドについては、ニューロペプチドY(NPY)に代表されるpancreatic polypeptides super familyのことについて主にお知りになりたいのでしょうか? 最初に膵ランゲルハンス氏島から単離されたpancreatic polypeptide (PP)は、36アミノ酸残基からなるポリペプチドでC末端のチロシンのアミド化という特徴を持っており、これは膵ラ氏島のF細胞やD細胞で合成されていますが、このPPに対する抗体で免疫組織染色をした際に、交換神経組織が陽性に染色され、NPYの存在が明らかになりました。このNPYは大脳皮質や視床下部、中枢下位脳幹のノルアドレナリン細胞(A1~A6)やアドレナリン細胞(C1~C3)、末梢神経系の交感神経系節後ニューロンでノルアドレナリンと共存するで、形で存在し、神経細胞体内で合成されます。もちろんポリペプチドですので、rei00さんのおっしゃる通り、遺伝情報に基づいてアミノ酸から合成されます。それはもちろんPPについても同じで、これは膵ラ氏島の上述の細胞で同様に合成されます。ただ、分泌する先が、血中であるのか、シナプスにおける受容体に向けてであるのかの違いです。 また、カテコラミンについては、副腎髄質(外胚葉由来、交感神経節細胞として発生)で合成されるものは血中に分泌されます。そしてノルアドレナリン神経系細胞に存在するものはその細胞体内で合成され、神経伝達物質として末端から放出されます。 カテコルアミンの生合成過程は、フェニルアラニン→チロシン(ここまではヒドロキシラーゼ)→ドーパ(カルボキシラーゼ)→ドーパミン(オキシダーゼ)→ノルアドレナリン(トランスフェラーゼ)→アドレナリンです。 (化学構造を含めた詳細については、その局在も含め、生理学の典型的な教科書が一番分かりやすいかも知れません) 「生合成経路」ということでしたので、その局在と生合成過程両方をお聞きになりたいのか、はたまたそのどちらかなのか分からず、どうにも回答の仕方が分からなかったのですが、神経生理学あるいは生理学、生化学の教科書でご自分の目で一通りご覧になるのが一番いいと思います。
- rei00
- ベストアンサー率50% (1133/2260)
MiJun さんと同じく,私も御質問の意図がわからないんですが。何か具体的な化合物が念頭にありますか。 一般論で言いますと, 「神経ペプチド(ニューロペプチド)」はペプタイドですので,遺伝子情報に基づいてアミノ酸から合成されます。詳細は「生化学」,「細胞生物学」,「分子生物学」等の教科書をご覧下さい。 「カテコラミン」はアミノ酸が脱炭酸されて生合成されます。詳細は,「生化学」,「生理学」,「薬理学」等の教科書をご覧下さい。
以下の成書は参考になりますでしょうか(内容未確認!)? ================================ 脳のホルモン/伊藤真次/朝倉書店/1993.10 神経ペプチド/1991/祖父江逸郎∥〔ほか〕…/メディカルレビュー社…/1991.10 新生理科学大系/第14巻/星猛,伊藤正男/医学書院/1988.8 神経ペプチドの基礎と臨床/加藤進昌,兜真徳/金剛出版/1987.1 精神神経内分泌/永津俊治∥〔ほか〕編…/中山書店/1982.10 神経ペプチド/伊藤真次/理工学社/1980.11 神経分泌/石居進,浦野明央/東京大学出版会/1980.11 ================================== romantists2001さんは有機化学が専門のようですが、具体的にどのような意図での質問でしょうか? 一般的なものであれば、生化学・薬理学・生理学の基礎の成書を見れば十分であると思いますが・・・? 補足お願いします。
関連するQ&A
- アブサイジン酸の生合成経路
アブサイジン酸(ABA)は、カロテノイドの分解によって生じますが、他にメジャーな生合成経路は存在するのでしょうか?そのような代謝経路か、参考資料などご存じの方、おられましたらお願いします。 (ないと、カロテノイドを作らない植物は、ABAを合成できないことになってしまいますよね??)
- ベストアンサー
- 生物学
- リグニンの生合成経路を阻害すると?
リグニンの生合成経路をつかさどる酵素・酵素遺伝子は 明らかにされているようですが、 植物でリグニンの生合成経路を阻害すると、植物体は 背丈が小さくなるのでしょうか? また、このような研究をされている大学などがありましたら、 お教え下さい。
- 締切済み
- 農学
- ポリフェノール類の生合成経路、植物にとっての役割
ポリフェノール類(クロロゲン酸、ルチン、ケルセチンなど)の生合成経路、植物にとっての役割をレポートでまとめないといけないのですが、なかなかこれといった成書に出会えません。 どなたかご存知の方、教えていただけませんでしょうか。 またこの本は詳しいよ!、ここの研究室はやってるよ!など、なんでもかまいませんのでよろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 生物学
- ハロアリールからの合成経路
1.ベンジルブロマイドから3-フェニルプロパノ-ルの合成経路 2.ベンジルブロマイドからフェニル酢酸の合成経路 3.ベンジルブロマイドからエチルベンジルケトンの合成経路 自分でもいろいろ調べています。助けてください!
- ベストアンサー
- 化学
- 合成経路の書き方。/と , の違い
合成経路を簡単に書くとき、『/』と『,』の違いはなんでしょか?どうやって使い分けるがわかりません。 ex. H2/EtOH と H2, EtOH
- ベストアンサー
- 化学
- フェノバルビタールの合成経路について
フェノバルビタール合成の反応機構について質問させてください。 (1)benzylcyanideをエタノール及び濃硫酸と加熱する (2)生成したフェニル酢酸エチルにナトリウムメトキシドの存在下diethyl oxalateを作用させる (3)生成物を加熱して一酸化炭素を放出させる (4)2-フェニルマロン酸時エチルを得、これにナトリウムエトキシドの存在下、臭化エチルと反応させる。 (5)マロン酸エステルを得、これにナトリウムエトキシドの存在下尿素を反応させるとフェノバルビタールを生成する。 一連の経路の内、(3)(4)の具体的な反応機構が分からなくて困っています。 どなたか教えていただけないでしょうか。 また、この経路を詳しく解説した日本語文献を紹介して頂ければ助かります。 どうぞ宜しくお願いいたします。
- 締切済み
- 化学
補足
曖昧な質問ですいません。 これは友人の試験問題(過去問)そのままの転載でした。 僕にはうまく答えれなかったのでみなさんの意見を聞きたかったのです。 もう少し教科書を読んでみることにします。