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今度は大丈夫?H2ロケット・・・

tntの回答

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  • tnt
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回答No.3

kazukunnさんの御意見はなかなか厳しいですね。 たしかに300億(だったかな)は巨費ですし、 それが税金であり、有効に使われるべきである事については そのとおりだと思います。 しかし、普通、新しいものを作ろうとしたときには 失敗は必ずあることも忘れないで下さい。 一つ一つが良好でも、全体をくみ上げたらトラブルが生じるのは よくある話です。 たとえば、世界の最先端といえば火星探索ロケットですが、 まだ、これが設計どおりに動いたものはありません。 1週間持ったのが最高記録。ほとんどのロケットは 着地前に連絡を断っています。 NASDAよりもはるかに大きな組織が全力をあげているのに。です。 しかし、探索を止めようという話はありません。 これが必要であり、技術的にいつか可能になるのであれば、 何回でも失敗しようというのが今のスタンスです。 さて、日本の「空」についてですが、 なぜ、静止衛星を飛ばすのがやっとという状態になっているか ご存知でしょうか? 日本製の飛行機って、ご存知ですか?(OEMやライセンス生産を除く) 知らないですよね。 YS-11が最後で、他にはまったく無いんです。 第2次大戦以後、GHQの意向と、 日本航空機製造の経済的な行き詰まりで、開発を放棄してしまい、 学問は存在するけどそれはまったく実地で試されていないという 状態になっています。 これは諸外国にとってもよいことなので、 FSXの時に、アメリカは必死になって国産化を阻止しました。 理屈と実際は違います。 だから実機が必要なのです。 外国は今まで散々失敗してきましたから、今は成功率が 上がっていますが、 日本はまだそこまで経験を得られていません。 確実と思われるものを1機飛ばして、失敗したら解析して、 で、また1機飛ばす。 一番お金が掛からない形でやっています。 10機失敗しても3000億。銀行に投入した公的資金に比べれば 微々たるものですし、未来に対して、確実な技術遺産となります。 逆に、航空機はほぼ最後のチャンスを逸してしまいました。 もう、次に設計をするときがあっても、10年は先ですから、 今までの設計経験者と新たな設計者が協力することすらできません。 理論と実践の突合せ作業を1からやらなければならないのです。 最後に、NHKの最近の娯楽型報道番組ですが、 制作者の思い込みによる脚色がひどいということで、 あちこちから非難されている事はご存知でしょうか? プロジェクトX 抗議 で、yahooで検索してみてください。 2510件、出てきます。 事例の重複は多いですが、見当違いのURLはほとんど見当たりませんから それだけトラブルが多い番組のようです。

kazukunn
質問者

お礼

追記です。 私の個人的見解としては「火星探査船」に関しては、「月面基地」か「衛星軌道上」の方が 有効という見解です。 (つまり順番があべこべではないか?と思いますが) NHKの番組については、私が見たのは「プロジェクトX」(非難があるのは知っています) ではなくて、打ち上げ当日の、NHKのニュースの後、番組の予定を変更して 放映された、「クローズアップ現代」です。 (過去の打ち上げ失敗後、如何にしてここまできたか?という内容でした) 新しく就任した責任者の方は、以前JRで事故の検証&改善をされていた 方だそうです。 番組に関しては「ドキュメンタリー調」ではなく「取材式」のようなものでした。 (ここに返答する前に、ちょうど放送してました) 飛行機の生産に関しては、有る程度の文献は読んでます。 (YS11の後継機・・・たしかちょうどエアバスA300ぐらいの機体だったと  思います) 10年先というのは「戦闘機」の話であって、「旅客機」にはあまり関係ないと 思いますが・・・ 欧米諸国は、その「旅客機開発」に平気で「公的資金」を投入しています。 カナダの「ボンバルディア」、ブラジルの「エムブラエル」、EUの「エアバス」 アメリカの「ボーイング」(軍用機を通して間接的に)

kazukunn
質問者

補足

ご返答有難うございます。 tntさん・・・こんな本ご存知でしょうか? 別冊 航空情報 「21世紀を翔ぶ Blended-Wing-Body」 日本でもV/STOL機がNALでずいぶんと研究せれているようですよ! なんでも「リフティングボディ型V/STOL機」だそうです。 (わたしゃ、見て卒倒しそうになりました・・・) あと、NALでは次世代SSTもやってるのも知ってます。 ジェット実験機は平成15年度目標とか・・・大丈夫かなぁ? 昨年暮れには「高空・超音速エンジン試験施設」も完成したようですし・・・ 国産航空機に関しては構想も着々?と進んでいるようですが・・・ 最後のチャンスは逃してはいないと思いますよ! 身の程知らずの事さえしなければ・・・ 100席級の旅客機です。 実際、ボーイング社のPeterRadioffさんも賛成のようです。 (エアバスとボーイングは小・中型機市場への参入は「自粛」するそうです。 実は私は、tntさんのような意見を待ってました。 日本は今こそ「小型&中型旅客機」を作るべきではないかと思います。 「1970~1998までの航空機産業の技術波効果103兆円論」 というのもこの本に載ってます。 私は「公的資金投入」をするのであれば、まさに「ここ」ではないかと思います。 各産業への有形&無形の波及効果、将来の人材育成など「抜群の効果」が将来 期待できると思います。 銀行に10兆円も投入するぐらいなら、この産業に1兆円ぐらい投入しても 罰はあたらないと思います。 明日への明るい希望にもなるのではないでしょうか? 今、雇用不安を抱えている「技術者」たちにとっても、製造業者にとっても 商社にとっても、滑走路問題&騒音問題を抱える人たちにとっても (BAE146のようなSTOL機を作ることを前提として)、検討に値すると 思うのですが・・・ (ちなみに私の地元、札幌丘珠空港でくすぶっている問題です) どう思われますか?

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