ロボット検索で得た情報の権利

質問

こんばんわ
大手のインターネット業者がロボット検索にて個人のネット情報を勝手に拾い、それを利用して広告収入を得ているのは普通になっています。
ロボット検索された自分の情報について削除依頼した場合、それが叶えられない場合があります。これは正当性があるのでしょうか？
そして、ロボット検索で得た情報はネット業者に権利があるということになるのでしょうか？

ご見識のある方がいましたらご指導よろしくお願いいたします。

回答No.2

InfiniteLoop · ベストアンサー

聞いた話では、ホームページ上に自分のメールアドレスなどを書いてあった場合、それを自動的に収集してデータベース化されることがある、ということです。そういった場面を想定しているのですよね？

こういった個人情報の収集に関しては、「個人情報の保護に関する法律」が出来ましたので、これにより規制がかかるようになります。

経済産業省のガイドラインによれば、インターネット上で本人が自発的に公表している個人情報を取得する場合であっても、その利用目的を、本人に通知し、又は公表しなければならない、とされています。

しかし、情報の削除については、２７条で、１６条または１７条に違反している場合のみ削除要求ができるとされています。

１６条と言うのは、「あらかじめ本人の同意を得ないで、前条の規定により特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて、個人情報を取り扱ってはならない。」

１７条のほうは、「個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない。」という規定です。

これを見ると、単に同意を得ず収集しただけでは削除要求は出来ず、利用目的を超えて使用した場合か不正に個人情報を取得した場合にはじめて削除要求ができることになっています。（公開されている情報を収集しただけでは不正な収集とはいえません）

ですので、相手が利用目的を超えて使用していない場合には、削除要求が認められない場合もあるのではないでしょうか。

また、集められたメールアドレスから個人を特定することが出来ない場合は、そもそも個人情報の定義にあてはまりません。その場合には上記の規制は及びません。

なお、個人情報のデータベースですが、情報の選択又は体系的な構成に創作性を有する場合には著作物として、集めた人間に著作権が発生します。具体的には、検索しやすいように体系化されたり整理されたデータベースの場合です。単に集めただけの素のデータには著作権は発生しないと考えられます。

お礼

InfiniteLoopさん　ご解答ありがとうございました。とても参考になりました。
１６条だけを読みますとロボット検索して広告収入を得るのは問題があるように感じますが
そうでもないようですね。難しい・・・

ありがとうございました。

回答No.1

ikkisei

そもそもウェブサイトは不特定多数に公開されているものだし、リンク行為は著作権に全く触れないから、何も権利を侵害していないのではないかな
それにロボット検索させないようなmetaタグもあると思いますが

お礼

ikkisei さん　ご解答ありがとうございました。
参考にさせていただきます。