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BCSのギャップ方程式からTCを出す際の積分

siegmundの回答

  • siegmund
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回答No.2

siegmund です. 数日留守にしていました. う~ん,超伝導の理論の組み立てからすると,枝葉末節のことに思えるんですがね. 大事なことは ln α 依存性で,Aは定積分で表される定数であることが わかっていればよいわけです. 必要なら数値積分すればよい. γなどで表せたとしても,転移温度の式の数係数は普通 1.14 と書いていますし, gap と Tc の比のところも 3.52 などと書いていますよね. さて, (1)  Σ_{n=0}^∞ [(2n+1)^2 π^2 + y^2]^(-1) = (1/4y) tanh (y/2) を使うことにします. x=y/2 で,前の数係数は適当に調整してください. 積分と和の順序を変えて,y 積分(y=0~a)を先にやります(a=α/2). 積分が arctan になるのは well-known で (2)  [1/(2n+1)π] arctan[a/(2n+1)π] ですが,これでは n 和が取れません. a→∞ とすると arctan のところは π/2 になり,n 和は発散してしまいます. もともと spinflip さんが書いた x 積分の式で, 上限を無限大にすると発散するのと同じです. でも,a→∞ とすると対数発散ですね. arctan[a/(2n+1)π] がπ/2 から大きくずれるのは a ~ (2n+1)π のあたりですから ここらへんで n 和を切ってしまいましょう. そうすると係数は別にして,1/(2n+1) のタイプの和で, 上限がかなり大きいわけです. このタイプの和は,digamma 関数と Euler 定数γで書けますから (岩波公式集のIIIに出ています), digamma 関数の漸近展開と組み合わせて,求める結果が出ます. 本当は近似の order estimation をやらないといけませんが,さぼりました. 細かい検討はおまかせします. なお,(1)の形になるのは偶然ではありません. 温度グリーン関数形式で,(k,ωn) の電子と (-k,-ωn) の電子のペアの 温度グリーン関数がまさに 1/(ε^2 + ωn^2)になっています. ωn=(2n+1)πT (電子の松原振動数),ε=(k^2/2m)-ε(F), ε(F) はフェルミエネルギーです. この形式でグリーン関数の分母を見ると,εの上限を設定するのも, ωnの上限を設定するのもほとんど同じだということがわかります. εの上限(はじめの式に戻れば x の上限)を n の上限にすり替えたのが 上の議論です. (ln x) / cosh^2 x の積分を直接計算するのはどうも思い出せません. どっかで見たことがあるんですが...

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