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ゆとり教育って…

outbackの回答

  • outback
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回答No.9

この問題は、公立学校の先生方の勤務体系の問題、つまり公務員である公立学校の先生方も、他の公務員の方同様に週休2日に移行したことに始まります。それまで週6日で授業してきたものを、段階的に隔週が学校5日制となり、2002年(高校は2003年)から、完全に学校5日制になりました。 それに伴い、それまでの6日分の授業内容を5日分に減らすわけですから、土曜日の4時間分の授業内容を減らす必要が出てきました。 4時間分を減らすわけですから、例えば2科目を2時間ずつ削減するとか、4科目を1時間ずつ削減することも可能だったわけですが、そうすると、削減する科目としてどの科目を選んでも、非難されることが予想されました。つまり例えば数学と英語を2時間ずつ削減する、とした場合、なぜその科目なのか、という質問に答えなければならない。それで当時の文部省は、そのような批判を避けるために全科目を痛みわけとして、削減することにしました。すべての科目を削減するのだから、みんな我慢しろ、ということです。このときに「ゆとり教育」という言葉が使われました。 しかし、そこで新たな問題が生じます。全科目削減することによって、削減しすぎてしまい、今度は時間が余ってしまうことになりました。そこで、さすが文科省というべきですが、「総合的学習の時間」という文科省の方々さえどういうものか分からないものを持ち出してきて、「ゆとり教育」という言葉とともに、教育改革として打ち出すことに成功したのです。 ですからこの「ゆとり教育」から「総合的学習の時間」という流れは、全てが公務員の週休二日制の給与体系の合理化のためであり、「生徒のため」「日本のため」という目的は、初めからまったくありません。それを「生きる力の育成」などという、よく考えれば意味不明ながらも、人々が安易に飛びつくような言葉をうまく使ってうまく説明しきったものですから、日本の文科省は大変優秀だと言えるでしょう。 話は古くなりますが、数年前に全国で成人になった人たちが成人式で馬鹿騒ぎすることが問題になりましたが、あの年に成人した人たちは、時の文部省が進めてきた「個性重視教育」の1期生たちです。彼らは身をもって、文部省(文科省)が取り組んでいる成果を実証してくれたわけです。

juns777
質問者

お礼

ありがとうございます。「ゆとり」から生まれるものがアレでは…。

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