急性骨髄性白血病について

質問

近々結婚をする彼氏が現在急性骨髄性白血病です。
詳しくはわからないのですがＭ２という種類みたいです。（はっきりと聞いたことはありません）
治療を始めてから半月くらいが経ちます。

彼（２３歳）は副作用がでやすく、抗がん剤での治療が苦痛になっています。
もし骨髄移植をした場合、子供を作ることは可能でしょうか？また、移植をしなかったとしても抗がん剤治療をしています。子供はできますか？

治療が成功して社会復帰をする時、今まで勤めていた会社を「白血病になったから」という理由で解雇されることはあるのでしょうか？

わからないことばかりで申し訳ありませんが、お願いします。

回答No.1

MK1

白血病では白血病細胞を抗がん剤で殺し、寛解(一時的に正常に近い状態に戻ること)を目指します。まず化学療法(抗がん剤療法)により寛解導入療法(白血病細胞を殺し白血病から回復させる療法)を行い完全寛解をめざします。完全寛解とは骨髄中の白血病細胞が5%未満になり他の臓器の浸潤も消失し、一時的に良くなった状態をいいます。治った(治癒した)と言わずに寛解というのは、完全寛解になっても患者さんの体内には少数の白血病細胞が残存しているので、放っておけば必ず再発するからです。
　そこで完全寛解のあとに寛解後療法を行います。これには導入療法と同じ程度の強さの治療をする地固め療法と、退院後外来通院中に行う維持・強化療法の二つがあります。
　白血病の治療法は、多種類の抗白血病剤を組み合わせて使う多剤併用療法を行うのが普通です。これは、互いの抗白血病作用を増強し、個々の薬剤が持つ副作用を少なくするためです。
急性骨髄性白血病は、白血病化した細胞の種類によってM0～M7に分類されています。それぞれ投与薬剤や治療方法が異なります。M2は急性分化型骨髄芽球性白血病といいますが、それ以上は専門的なことなので説明してもあまり意味がないと思います。
一口に行って、白血病の治療は最初の寛解導入期と寛解後地固め治療期は、化学療法でガン細胞と闘うわけですから患者さんも副作用に耐えなければなりません。この時期を過ぎると第一寛解期に入り、ほとんど治った状態になりますが、再発を防ぐため治療は続けなければなりません。
第一寛解期以後、どの程度普通に生活できるかは治療の経過によりますが、若いほど体力もあると思いますのでよい結果が望めると思います。
これ以上詳しいことは下記の日本白血病研究基金系の相談窓口に電話相談してください。患者さんサイドに立って、相談に乗ってくれると思います。
仕事については、会社や業務内容によってかなり違うと思います。一概には言えないでしょう。その点は彼に聞いた方が正確なことが分かると思います。

白血病患者さん電話相談窓口
受け付け時間 祝日を除く月・水・金　１２：００～１７：００
Tel０３－３５９３－３３８３
（コメント）
　日本白血病研究基金を育てる会では、白血病患者さん、患者さんご家族の為の電話相談窓口を行っています。相談は無料でご相談内容が外部に漏れる事は一切ございません。
相談員は一般のボランティアで、皆様と一緒に種々の問題を考えます。
白血病と聞かされて動揺している患者さんやご家族の方、骨髄移植を勧められて判断に困っている方、セカンドオピニオンを得たいがどうしたら良いか解らない方、一緒に考えましょう。どうぞお気軽にお電話下さい。

お礼

ありがとうございます。
インターネットでいろいろ調べてはいるのですが私自身が無知なので電話相談等活用したいと思います。