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乾燥機と電気炉
Amanathu_kanの回答
- Amanathu_kan
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その実験がもし、標準試料の純度を測定するために 水分等がどれくらい入っているかを見積もる実験でしたら きちんと皿から恒量にして、乾燥前と乾燥後で どれだけ重量が減ったかを見積もる必要はあるかと思います。 しかしながら、滴定で塩化ナトリウムを使う場合やEDTAを使う場合など 単純に試料を乾燥させて水分を飛ばしたい場合は、 必ずしも水が何%含まれていたかを測定する必要はないんじゃないでしょうか。 たとえば、るつぼに入れて強熱……というと、 灰化法など水中のカルシウムなどを測定したいときにたまにもちいられる事のある方法ですが、 その場合、乾燥の理由は水分を飛ばして、 さらに酸化物にするために熱を加えているのであって 強熱残分を求めるために実験をやっているわけではありません。 この場合、はじめの試料の量と、るつぼ残分の成分を測定すればいいだけのことですから。 何事も丁寧にやればもちろんいいのでしょうけど、 結局評価にならないようなデータを取っても仕方ありませんし、 時間をかければいいという話でもないはずです。 そこらへんは臨機応変に対処すべきかと思います。 ただし、今回の場合、 単純に室温存在下と比べた時の強熱残分の%を求めるとか そういう話ならいいのですけど、 再結晶後の純度を見積もるとか、乾燥重量に対する純成分の割合を求めたい時などは きちんと蒸発皿などを恒量にして、乾燥させて恒量にして……というステップを踏まないといけません。 残念ながらご質問のケースがどちらに当てはまるのか、 『実験の目的は何なのか?』『何を乾燥させているのか?』が こちらからは伺い知ることはできないので判定することはできません。 ですのでこの場合、 『強熱残分をとって、採取量を測定しなければならないのか』 『単純に試料を乾燥させて強熱をかければいいのか』 のどちらが実験目的に合っているのかを考えて判断すればよいのではないでしょうか。 実験目的によって、先輩の言い分が正しかったり後輩の言い分が正しかったりしますよ。
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