• ベストアンサー

集合と論理について

任意の集合Xとその部分集合族Ωについて、 参考書によるとΩ=Φ(空集合)の時 ⋃Ω=Φ ∩Ω=X とありました。 そもそも、 ⋃Ω={x∈X|(∃A∈Ω)(x∈A)} ∩Ω={x∈X|(∀A∈Ω)(x∈A)} という定義で、 参考書には∩Ω=Xのみ証明があり、 「A∈Ω(=Φ)ならばx∈A」は常に真であるから と書かれていていました。 なら、⋃Ωも同じじゃない?というのが疑問なのですが、⋃Ω=Φとなる具体的な証明を教えて頂きたいです。 何卒よろしくお願い致します!

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

一応「言葉」で説明しておきます。 λを一つ変数をとる論理式とします。 「∀x∈Ω λ(x)」は普通日本語で、「Ωに属する任意のxに対し、λ(x)が成り立つ」と表記されます。これは、「任意のxについて、次が成り立つ。xがΩに属する『ならば』λ(x)が成り立つ」という事で、これはつまり「∀x(x∈Ω→λ(x)」という事です。 一方、「∃x∈Ω λ(x)」は普通日本語で、「Ωに属するあるxが存在し、λ(x)が成り立つ」と表記されます。これは、「あるxが存在し、Ωに属し、『且つ』λ(x)が成り立つ」という事で、これはつまり「∃x ( (x∈Ω)∧ λ(x)」という事です。 で、⋃Ω = { x | ∃A ( (A∈Ω) ∧ (z∈A) ) } (何回も言っているが「且つ」です)ですが、これは結局⋃Ωというのは「Ωの元の元全体からなる集合」です。Ωが空集合の時、そのようなものがあるかどうかですね。

camelandy123
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございますm(_ _)m すごく分かりやすかったです 参考書もこれくらい具体的に解説して欲しかった…

その他の回答 (1)

回答No.1

> なら、⋃Ωも同じじゃない?というのが疑問なのですが ... という疑問を抱いてしまうのが 『(∃A∈Ω)(x∈A)』『(∀A∈Ω)(x∈A)』という『略記方法』の悪い所。 正しくは、 ◯『(∃A∈Ω)(x∈A)』は『∃A ((A∈Ω) ∧ (x∈A))』の略記 ◯『(∀A∈Ω)(x∈A)』は『∀A ((A∈Ω) → (x∈A))』の略記 です。 「∧」と「→」が違います。(∃A∈Ω) と(∀A∈Ω)という略記方法が出てきて、混乱した時には常にこうやって置き換えてください。 今の場合Ωが空集合なのでした。もう一度考えてみてください。

関連するQ&A

  • 空集合の扱い方について

    とっても読みにくい文章になってしまいましたが、回答お願いします。記述の仕方のささいな誤りは見逃してください… 「P(x)を満たす任意のx∈R(実数)がQ(x)を満たす。」という命題(命題1)について、 P(x)を満たすxが存在しないとき(つまり、{x∈R|P(x)}=Φのとき)、この命題は真だと説明されました。 理由としては、 「この命題が偽ならば、P(x)を満たすがQ(x)を満たさないxが反例として存在するはずだが、P(x)を満たすようなxはそもそも存在しない。よって真である。」 ということらしいのです。 そこで、Q(x)の否定をR(x)として、「P(x)を満たす任意のxがR(x)を満たす。」(命題2)の真を同様に証明することもできるのでしょうか? もしできるのなら続けて質問があります。 P(x)を満たすxの集合をS、Q(x)を満たすxの集合をTとすると、命題1が成り立つとき、SはTに含まれています。Sが空集合の場合を考えると、空集合は任意の集合の部分集合である、といえます。(これは授業でやりました) しかし命題2が成り立つならば、SはTに含まれていません。空集合はどの集合にも含まれない、ということになりますよね。 空集合は任意の集合の部分集合であると同時に、どの集合にも含まれないという理解で良いのでしょうか? また、Q(x)=(x≦u)とすると、「SはTの部分集合である⇔uはSの上界である」となり、命題1をこれまでと同様に命題1をあてはめると、任意の実数uは空集合Φの上界である。となり、命題2をあてはめると任意の実数uは空集合Φの下界である。ということになりますが、これも上と同様の、任意の実数uは空集合Φの上界であり、下界である、というふうに理解したのでよいですか?

  • 空集合について

    空集合の同一性について教えて下さい。 具体的には、  φ = { x | x ≠ x }  と定義された空集合と、  φ = { x | Px ∧ ¬Px } と定義された空集合が等しいということが 解りません。 そもそも、同じ空集合が存在するということ自体、理解できません。 大変お恥ずかしいですが、お知恵を貸してください。

  • 全ての集合の定義を元とする無限集合は定義可能?

    年末以来ずっとべき集合というものを考えていたのですが、このべき集合というものがある限り、すべての集合を元とする無限集合を定義できない事が判りました。 すなわち、 今、考えられる全ての集合を元とする無限集合Xが定義可能と仮定する。 すると、その無限集合からべき集合Power(X)が必ず定義可能である。 Power(X)はXの元になっていないために、最初の仮定が間違っていることが証明される。 この事実が意味する事は、 「集合Xからべき集合P(X)を造ることが出来る」-----(A) 「集合を元とした無限集合Xを定義することができる」---(B) 暗黙の前提としている公理系では(A)と(B)が両立しないという事になります。 この袋小路はどう考えればよいのでしょうか? (A)が常に真ではない? (B)が常に真ではない? (A)が偽の場合のみ(B)が真である? (A)が真の場合は(B)が偽である? 暗黙の公理系になにか公理を見落としている(不足している)? 考えるヒントを頂ければ助かります。

  • 空集合は開集合であることの証明が納得できません

    X は距離空間とする。 部分集合 U ⊂ X について,U のどの点をとっても,正数 ε が存在して,Bε(x) ⊂ U が成立するとき,U は開集合であるという。 このとき次の定理とその証明が書いてありました。 (i) X 自身および空集合は開集合である. (ii) 有限個の開集合 U1, ..., Un の共通部分 U1∩・・・∩ Un は開集合である. (iii) 開集合の族 Uλ (λ ∈ Λ) について,和集合 ∪(λ∈Λ) Uλ は開集合である. 証明 (i) X が開集合であることは明らかである.空集合については,属する点がないのであるから,開集合の条件を満たしていると考えることができる. (ii) 任意の点 x ∈ U1∩ ・・・∩ Un をとると,各 i について,x ∈ Ui である.したがって,正数 εi が存在して,Bεi(x) ⊂ Ui となる.そこで,ε = mini { εi } とおけば,Bε(x) ⊂ U1∩・・・∩ Un となり,U1∩・・・∩ Un が開集合であることがわかる. (iii) 任意の点 x ∈ ∪(λ∈Λ)Uλ をとれば,ある λ があって,x ∈ Uλ となる.このとき,ある正数 ε が存在して,Bε(x) ⊂ Uλ⊂ ∪λ∈ΛUλ となるので,∪(λ∈Λ)Uλ は開集合である. ---------------------------------- 上記の証明において、 空集合は開集合であることの証明が納得できません。 空集合は開集合であることは、開集合の定義の前提条件が成り立たなくて、偽なので、全体としては真になるのでしょうか? それとも、空集合は開集合であるというのは、定義にすべきことがらなのでしょうか? できれば論理的に詳しくお願いいたします。

  • 論理と集合

    すべての正の数xに対してa+x>0が常に成り立つならばa≧0 この命題を対偶を用いて証明せよ この問題なんですが答えが真になることはわかるけど対偶がわかりません 対偶がわかるかたおしえてください! よろしくおねがいいたします

  • 「直積集合の全集合」とは?

    別の方の質問 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4877672.html を見ていて気になった点についてです。 「集合族の空集合と全集合」とは何でしょうか? 通常、「空集合」や「全集合」は、何らかの集合の ベキ集合族に対して定義される概念かと思います。 一般の集合族に対する「全集合」とは、どのように 定義されるのでしょう? 「集合族Φの全集合」と言ったら、Φ自身のことでしょうか、 それとも、Φの最大元のことでしょうか? ご存知の方、解説よろしくお願いします。 先の http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4877672.html の例で言えば、 ΨとΩの集合族としての直積は、質問氏の書いている Ψ×Ω = { (A,B) ; A∈Ψ, B∈Ω } ですが、これは、 ベキ集合族ではないし、σ集合族でもありません。 Y と Z の空間としての直積に付随するσ集合族 という意味で 言っているのだとすれば、「直積」は、このΨ×Ωではなく、 Ψ×Ωの任意個の元の和集合全体が成す集合族 になるハズです。 その際、「全集合」が Y×Z であることは違いありませんが… また、A×0 = 0×B = 0 と考えるなら、この式の「×」を 0 と B の集合としての直積と解釈したことになります。 Ψ×Ω = { A×B ; A∈Ψ, B∈Ω } と表記するのならば、 右辺内の A×B は、A と B の対 (A,B) という意図で 標準的でない書き方をしてしまったものと解釈すべきで、 A と B の集合としての直積ではありえません。 その場合、0×B は、Ψ×Ωの元で Y成分が 0、Z成分が B の ものであって、空集合ではありません。

  • 数学 部分集合 真部分集合

    部分集合と真部分集合について教えて下さい。 前回の質問内容 http://okwave.jp/qa/q8469317.html 「X = { 1, 2, 3 }  において、集合Xの部分集合とは、 空集合、{1} 、 {2} 、 {3} 、 {1, 2} 、 {1, 3} 、 {2, 3} 、 { 1, 2, 3 }の 8 個。 「X = { 1, 2, 3 }  において、集合Xの真部分集合とは、 空集合、{1} 、 {2} 、 {3} 、 {1, 2} 、 {1, 3} 、 {2, 3} の 7 個。 であると教えて頂きました。 X = { 1, 2, 3 } において、 空集合、{1} 、 {2} 、 {3} 、 {1, 2} 、 {1, 3} 、 {2, 3} はX = { 1, 2, 3 } の部分集合と言えるし、 真部分集合とも言えますが、どちらで言っても良いのでしょうか? それとも理解している内容がかなりおかしいでしょうか? 以上、ご回答よろしくお願い致します。

  • 集合と写像

    集合と写像に関する証明で,そうなるということはわかっているのですが,どのように証明すれば良いかわかりません。 問題は 集合Xから集合Yへの写像f:X→Yによる像に関して,以下を示せ。 (1) 任意の部分集合A,B⊂Xに対して,f(A∩B)⊂f(A)∩f(B) (2) fが単射であるならば,任意の部分集合A,B⊂Xに対して,   f(A∩B)=f(A)∩f(B)が成り立つ (3) Xの任意の部分集合A,B⊂Xに対して,f(A∩B)=f(A)∩f(B)が成り立つならば   fは単射である。 どなたか解説お願いします。

  • 素朴集合論における対応について

    当方現在素朴集合論を勉強している学生です。 素朴集合論を松坂さんの『集合位相論』で学んでいるのですが、対応の概念でわからないことが発生しました。 対応Γというのは、集合Aの任意の要素に対して、Bの部分集合を定めるような規則のことと理解しています。 ここで一つ目の疑問は、Γ(a)という集合を内包的記述でどう表すかということです。 また、食い違いがないように説明しておくと 内包的記述において、僕は以下のように理解しています。 {x|P(x)} はP(x)が真となるようなすべてのxを要素ともつ集合。 それからもう一つの疑問は p24の最後にあるように b∈Γ(a)という記述があるのですが、Γ(a)というのはあるBの部分集合です。 しかしbはBの要素として定義されています。 これは必ずしも両立しえない気がします。 ここもおかしいと思うのです。 うまく質問の意図を伝えられたかどうかはわかりませんが、 どうかお答えお願いします。

  • 「有限集合の部分集合は有限集合」の証明

    有限集合Xの部分集合Aは有限集合であることの証明がわかりません。 X;集合とします X⊇A とします。 とあるテキストによると,Aが有限集合であるとは, __∀F∈P(P(X))[F;A上帰納的 ⇒ A∈F] との事です。 ここで,Xの冪集合の冪集合P(P(X))∋FがA上帰納的であるとは, __φ∈F∧∀C∈F∀x∈A[C∪{x}∈F] であると事,とされています。 この定義に従って, _X;有限集合 ⇒ A;有限集合 を証明したいのですが,証明がさっぱり分かりません。 是非とも証明を御教え下さい。宜しくお願い致します。